2011年10月22日

性について。185

売春の根源としての環境は、次の三つの観点から考えられなくてはならない。まず経済的条件、次に品行、そして、知的水準である。
ガブリエル・マンシニ

この、最初に上げた、経済的条件、これが、最大のものであると、私は、思う。

マンシニも、思うように栄養がとれず、寒さになやみ、生活に安楽さがなく、男女関係がでたらめで、住む場所は不潔である、と言う。

東南アジアを廻った私は、それがよく解る。
その地域の、売春の根源的問題は、貧困である。

劣悪な生活環境・・・
あまりにも、酷い。

更には、児童までも、その対象にされる。

タイ、パタヤは、アジア最大の歓楽街である。
そこには、売春を目的とする、欧米人、アジア人、アラブ人・・・多数が、やってくる。

その、売春に関して、私が尋ねた問題は、タイ、東北部、イサーンから出稼ぎに出てきた女性が、最も多い。
第一の理由は、貧困である。

更に、離婚をして、子供を親元に預けて、仕事を探して出た。
マッサージは、手っ取り早い仕事であるが、そこが、売春の場所になる。
なる、というのは、最初は、マッサージであるが、それでは、自分の生活も立てられないほど、収入が少ない。

ある地元の、女性が、彼女たちは、可哀想だと言う。
少しのお金しか、入らない。
要するに、売り上げの、三割を貰う程度なのである。

次第に、そこから、売春という、手っ取り早く稼ぐ方法を、選ばざるを得ない。
子供と、親に、仕送りするためである。

売春をしない女性は、マッサージの中で、スペシャルサービスという、性器愛撫をして、チップを貰うのが、精々である。

パタヤには、そんな仕事を、求めて、ベトナム、ラオス、カンボジアからも、女性が入ってくる。
あるいは、ミャンマーからも、である。

地中海沿岸地方、ブルターニュ地方、郊外工業地域、過度の人口密度をもつパリの各区、貧困で山脈にさえぎられて孤立している小さな郡、こうした地域から若い女性が家族を離れて冒険に赴くのであって、彼女らはたいてい農家出身である。家族にふりかかったあらゆる種類の事故、たとえば夫を失って未亡人になったり、あるいは離婚に見舞われ。私生児を産み、アルコール中毒になり、怠惰な暮らしをし、犯罪の前科があり、また失業におちこむ、こうした出来事で、彼女らは貧困に打ちのめされているのである。
こうした娘たちこそ、まだ間に合ううちに救済の対象としてやらなくてはならない。
ガブリエル・マンシニ

学者というのは、分析に長けているが、救済の方法を、知ることがない。

上記、あらゆる、地域に言えるのである。

少数民族の人たちは、そのあまりの、貧困に、売春だけが、頼りという、人たちもいる。

タイから、ミャンマー国境を抜けて、ある少数民族の村に入れば、夜は、そこの、女性が相手をしてくれるという、勧誘が、多い。

料金は、2000バーツ、6000円である。
しかし、斡旋した者が、半分程度、頂くのである。

収入の無い、村では、それが、唯一の収入の道ということになる。
その問題は、文明化である。
国が、文明化を、目指しているから、昔ながらの生活では、生きられなくなったのである。

自給自足の生活の中に、文明化が、起こると、電気、水道・・・・
それらは、お金が必要である。

しかし、国は、彼らに、収入の道を作らない。
だから、どんどんと、立ち遅れる。

カンボジアなどは、最悪である。
子供、少女、幼女を買うたに、村に、男たちが、入る。
とても、とても、あこぎな人身売買をする。

その、少女、幼女を、目当ての、買春を目指して、来る、日本人の男もいる。
その、売春地帯は、町の中でも、最も危険な場所として、紹介されるが、違う。そこにこそ、児童買春の宿があるのだ。

日本も、敗戦から、米兵に体を売る、女たちが、多く存在した。
それ以外に、生きる道は、ないのであった。
親兄弟を、養うために、わが身を犠牲にした、女たち、である。

しかし、悲劇的な、側面だけでは、理解出来ない。
現在は、お金ほしさに、進んで、体をお金に還るという、援助交際なる言葉で、飾りつけた、堂々とした売春行為が、存在する。
それが、日本である。

売春の、質的問題が、発生しているのである。

ガブリエル・マンシニさんのような、学者では、分析出来ない、売春の時代に、相成ったのである。

だが、貧困は、今でも、売春と、不可分の関係がある。

売春の、根源的問題と共に、温床は、貧困なのである。
そして、それは、構造的な政治問題でもある。

人類が、消滅するまで、売春は、続く。
つまり、貧困が、続くということである。

生きるために、女は、体を開く・・・・
すると、現代は、男も、お金のために、股間を、空けるということになっているという、新しい時代なのである。

同性愛のコーナーで、売春を扱わなかった。
同性愛者も、売春の対象なのである。


posted by 天山 at 07:08| 性について4 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月23日

性について。186

再度、同じテーマを書く。
書き足りないからである。

売春の根源としての環境は、次の三つの観点から考えられなくてはならない。まず経済的条件、次に品行、そして、知的水準である。
マンシニ

経済的・・・
これが最大の問題であろうと、思う。

経済的にみると、思うように栄養もとれず、寒さになやみ、生活に安楽さはなく、男女関係がでたらめで、住む場所は不潔である。こうした状態が、娘たちを街頭に追いやるのである。十中九人までは、売春婦のおいたった環境は、赤貧に洗われたそれである。暮らしの楽な娘が、自分から進んではっきりとした売春婦になったなどというさまざまな事実が引き合いに出されるが、そのような目立った例は、例外的なものである。
マンシニ

私は、東南アジアを中心に、出掛けているから、それがよく解る。
タイでは、貧しい東北地方、イサーンから、続々と、娘たちが、バンコクをはじめ、プーケット、そして、パタヤという、世界的歓楽街に出る。
その多くは、売春関係に就く。

そして、また、それ以外の方法が、考えられない状況なのである。
勿論、売春以外の方法もある。
ホテルのベッドメークから、マッサージである。

だが、結果的に、即、金になる、売春を選ぶのである。
それは、実家に仕送りするためである。

更に、若い女も、故郷に子供を預けて、働きに来る。

それでは、最も不思議な、現象が、日本にあるということを、提案する。

援助交際と、マスコミが命名した、少女たちの売春行為である。
これは、どのように、説明がつくのか。

お金欲しさに、体を簡単に売る。
援助交際という、極めて悪質な言葉で、誤魔化しているだけで、それは、売春である。
児童買春は、禁じられているにも関わらず、また、買春行為をする男たちもいる。

これを、どのように解釈すべきか・・・

その中で、特に、問題なのは、売春によって、癒されるという、少女たちがいることである。

家庭、学校では、真面目で、しっかり者と思われている、少女が、実は、売春、いや、お金を得ないで、男と、セックスをするという。

人の温かさを求めて・・・
それを知る、親、先生は、驚愕する。

誰も、少女の寂しさに、気づいていなかったということである。
今、最も問題なのは、それである。

更には、プチセックス・・・
家出した少女を、泊める。その代わりに、セックスを求める。
少女たちも、プチセックスならいい・・・と言う。

実に、不可解な現象である。

現代日本社会の、根源的問題が、そこにはある。
核家族と言われて、久しい。
そして、人間関係の希薄さである。

親子関係も、変容した。
親と子の、個人としての、確立といえば、格好は、いいが、欧米の悪癖を身につけてしまったのである。

欧米の個人主義が、日本では、歪に取り込まれたと、言っていい。

マンシニの指摘や、東南アジア各国が、抱えている問題と、日本の問題は、別物である。

地中海沿岸地方、ブルターニュ地方、郊外工業地帯、過度の人口密度をもつバリの各区、貧困で山脈にさえぎられて孤立している小さな郡、こうした地域から若い女性が家族をはなれて冒険に赴くのであって、彼女らはたいてい農家出身である。しかも、家庭にふりかかったあらゆる種類の事故、たとえば夫を失って未亡人になったり、あるいは離婚に見舞われ、私生児を産み、アルコール中毒になり、怠惰な暮らしをし、犯罪の前科があり、また失業におちこむ、こうした出来事で、彼女たちは貧困に打ちのめされているのである。
こうした娘たちこそ、まだ間に合ううちに救済の対象としてやらなくてはならない。
マンシニ

東南アジアも、そうである。

更に、南アジアも、そうである。
そして、アラブも。

女は、売春に、男は、テロリスト・・・
貧困が根本にある。

そこに、道徳を見出して、詮無いことである。
道徳の前に、衣食住なのである。

日本には、そのような、悲運なことが無くなったはずであるが、上記の通りになった。
売春地帯はないが、全国が少女売春地帯になりつつある。

一体、どんな啓蒙運動が必要か。
単に、マスコミが取り上げて、嘆くのが、関の山。
または、それを取り上げて、説教をして歩く、奇特な人が、有名になる程度である。

国も、地方自治体も、それに対して、なす術もない現状である。

出会い系サイト・・・
実に、耳障りの良い言葉であり、悪質さを隠すものである。

更に、それを利用する、成人男子が、児童を買うという行状である。
また、驚くべきは、教師の犯行も多いから、呆れる。

売春とは、売る人がいて、買う人がいる。それで、成り立つものである。

性を、個人的営みとして、豊かに、そして情緒的世界を、高めるものであるとの、考え方は、今は、無いようである。単なる、欲望の処理なのである。
性の、貧弱さとしか、言いようがない。


posted by 天山 at 00:00| 性について4 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月24日

性について。187

知的な面にいて、マンシニも、
将来売春婦になるような娘たちの成長する環境にいる人々の知的水準は、必ずしも初等教育修了証書をとる水準に達していないし、この水準を超えることはめったにない。
と、書く。

確かに、東南アジアでも、義務教育があっても、貧しさにより、学校に通えないという、女の子たちが、多いのが現実。

更に、驚くべきは、私がラオスの、ルアンパバーンの郊外の村に支援に出掛けて、学校を案内されたが、建物があるだけで、子供たちは、先生も、教科書も、ノートも、鉛筆も無いという状態だった。

義務教育とは、名ばかりである。

ミャンマーでは、民主的政権が出来たというが、その裏では、学校教育を放棄し、子供たちは、学校来て、自習させるというから、驚く。
それでは、学びたい子は、親が金を持っていて、先生の自宅に通わせるという。
まさに、愚民政策である。

さて、知的低いのは、本人の意思ではないということが、問題である。

それは、国と、環境が生み出すもの。
子供たちにとっては、不可抗力である。

女の子は、特に、学問を必要としないとの、考え方も根強い。

あの、アフガンのタリバン政権は、女子の教育を認めていなかった。

それは、また、差別の問題にもなる。

売春は、何処の国、どの時代でも、存在する。しかし、不可抗力によって、売春婦になる、女性たちが、多数いるということである。

次に続けると、個人的な要因に関連した、売春婦の環境の問題であると、マンシニは、指摘する。

その一つは、若さである。

青春期を過ぎたか過ぎないかのうちに人間がある環境に完全にはまりこむとこは成人がそうなる場合と同じではない。
マンシニ

一般に観察されるところであるが、売春婦が法律上の成年などとは無関係に行われているということである。
マンシニ

つまり、どんな年齢からでも、売春は、はじめられる。

若ければ、若いほど、もてはやされるのも、売春である。

マニラで、声を掛けられるのは、18歳の処女を買わないか・・・である。
日本円で、五万円。
一体、誰が、買うのかと、尋ねると、日本人なら、買うというから、呆れた。

更に、詳しく、ポン引きのおじさんに、ご飯をご馳走して、話しを聞くと、貧しい親の元に行き、交渉するのだという。
そして、その取り分は・・・
それには、答えなかった。

マニラには、ホームレスの人たちが多い。
その中には、女の子も沢山いる。
その、女の子たちが、狙われるのである。

そのために、坊主頭にしている、女の子もいる。

さて、客の心理から、見ると、若い女・・・だから、いい、と言うだけではない。
若さをアピールするのは、業者である。更に、女のヒモたちである。

日本人の男は、若さを買うが、欧米人、アラブ人、インド人などは、違う。
その女性の、すべてを買う。
つまり、売春婦を旅の供に、連れて歩くのである。

何故か。
ある程度の、年齢の売春婦は、旅人の良い案内になり、更に、現地の情報を知り、更に、交渉し、値切ることも出来る。

実に、上手な使い方をするものである。

若い娘は、役に立たないと、知っている。
更に、セックスも、若い女は、下手糞なのである。

さて、業者や、ヒモたちが、注目するのは、独身の女、あるいは、離婚した女たちである。

最も、話しがしやすいのである。

更に、その親を口説くのである。

マンシニは、第二の要因として、性的誘惑を上げている。
それは、ヒモが彼女たちを支配する早さに応じてではあるが、多かれ少なかれ何度か予備的な冒険を試みた後で、はじめてこうした状態への変化が生ずる。
マンシニ

しかし、女が売春に入り込む動機が、多少とも、病的な性的欲望と考えることは、とんでもない、誤りである。

生理的必要から売春を行うものは千人に一人もいない。
サコット

学者の書くものは、面倒な言葉が多いので、私の言葉にして、書く。

端的に、オーガズムを感じる女が、売春を続けることは、できない。
感じる者が、多くの男を相手にすることは、命を削ることになる。

やや不感症、冷感症ぎみにならなければ、売春行為など、やれないのである。

性的刺激に敏感な、女は、売春の世界から、はじかれて、しまうのである。

児童買春の現場で、行われることは、電気ショックを与えて、感覚を麻痺させるというから、仰天すると供に、憤慨する。


posted by 天山 at 01:11| 性について4 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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