2009年04月02日

性について 55

昨年、08年、続けて、三十代前後の男性から、相談があった。

そのものスバリ、中折れである。
中折れとは、セックスの最中、または、マスターベーションの最中に、ペニスが、萎えてしまうというものである。

結婚している男は、切実な問題である。
マスターベーションは、何とか出来るが、妻とのセックスが、続行できないというのもある。
本人も、不満であり、妻も不満である。

勿論、妻や恋人をオーガズムに導く方法はあるが、本人が、イケないてのであるから、悩みは深い。

そこで、少し調べてみた。
昔読んだ本を、探し出して、みた。

性的不能は、まず、抑鬱状態が、上げられる。
機能的なものは、一割にも、満たない。
インポテンツは、大半が心理的なものである。

精力絶倫を、誇っていた、ある男が、ある夜、勃起できなくなった。それが、軽い抑鬱状態のはじまりであり、更に、落ち込んで、つまり、勃起しなかったことを、考えすぎて、重い抑鬱状態に嵌ることがある。

それでは、何故、抑鬱が、起こるのかである。
それは、心の単純さにある。

喜怒哀楽である。

さて、その中で、最も、現し難いものは、怒りである。
怒りを、心に溜め続けると、抑鬱状態に移行する。

怒りを、露に出来ない人に多い。
特に、時代は、男の受難期である。
下手に怒りを、現すと、その後が、大変である。

つまり、怒りを、抑制、抑圧して、日々の生活を送る。
さらに、怒りを、自己解消できないのである。

モノは、立派だが、半立ちしかしないとの、悩みは、二十代後半の男だった。
治療法を、求めての電話である。
だが、昨年は、追悼慰霊の旅が多く、面談する時間がなかった。

それが、治るのなら、治療を受けたいとの、希望だったが、私の所より、心療内科あるいは、精神科に行くべきだと思うが、整体により、リラックス、更に、自己解消を促すことは、出来る。

また、勃起するための、きっかけ、つまり、何によって、物理的に勃起するのかを、発見することは、出来る。

例えば、自分の感じる部分を知るというのも、手である。

男は、マスターベーションと、射精を知ると、その後は、自分のペニスと、身体に、あまり興味を持たない。
女の体、あるいは、ゲイの場合は、別の男の体にのみ、興味を持つ。
これも、原因の一つである。

さて、更に、性格が、受動的であり、攻撃的性格を持つ男は、その攻撃性や、敵意という感情を、抑圧し、逃避することで、つまり、黙りこむという方法で、処理すると、まず、完全不能になる。

妻以外の女とは、セックス出来るという男に多い。
妻に対しては、敵意が募り、全く、不能になるのだ。

つまり、妻に対する性的不能は、妻への、敵意の、サインとして、成立しているのである。

これが、一番、やっかいなタイプである。

周期的な性的不能の原因は、ふつう抑うつである。性欲の喪失は、たぶん生理的基盤にもとづいたものであろうが、かなり多くの抑うつが、実際には解決されずに内向してしまった怒りである。ということは注目に値する。ある男は自分の性的不能の問題を、次のように要約している。「わたしは妻の体にねじ込まないことで、彼女をねじ込めているのだ」この人は、セックスを通して敵意を行動化していたと、気が付いてからは、性的能力を回復した。
怒りの精神分析 ジャック・バーンバウム

更に、仕事関係、対人関係などでの、怒りの、昇華が出来ない人も、性的不能に陥る。

相手が、その怒りを、聞いて、受け入れてあげるだけでも、解消することが、出来るが、相手、つまり、恋人も、ストレスを抱えて、怒りを、抑制し、抑圧している場合、恋愛関係は、長続きしない。

心理的なことが、第一で、次は、食生活である。
長年の食生活が、性的能力を、減退させる。

つまり、精液が、作られなければ、射精欲も、減退するのである。
ジャンクフードを食べ続けていれば、当然、いつの日にか、突然、勃起出来なくなるということもある。

ただし、例外がある。
抑鬱による、マスターベーションというものもある。
更に、それに、罪悪感を抱き、自己嫌悪を募らせることによって、攻撃性や、怒りを静めるものである。

実に、人間の心理は、複雑である。しかし、それも、大脳化ゆえである。

不安を和らげるための、マスターベーションもある。
ただし、その不安の底にあるものは、矢張り怒りである。

セックスは、喜怒哀楽に、大きく左右されるが、特に、怒りの感情に左右されるということだ。

人間のセックスが、単なる性欲として、括ることが出来ないほど、複雑化しているのである。しかし、それに答える、情報が、極めて少ないのである。

そして、男の多くは、何ゆえに、勃起するのかということを、知らなさ過ぎる。
女体を見たら、勃起するという、単純なものではなくなっているのである、時代は。
更に、変態として、認識されていた行為が、当たり前になっているという、事実である。
これについて、いずれ、詳しく書くことにする。


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2009年04月07日

性について 57

自分の肉体や持ち物にたいして前向きな考えをもつことが、性的パワーを飛躍的に増すための第一歩だからです。さあ、これから書くことをしっかりと肝に銘じてください。最高の恋人になる秘訣は女性の体にはありません。ペニスを理解し、コントロールする能力こそ性的パワーの源だ、という事実をしっかり把握すれば、誰でも最高の恋人になれるのです。
バーバラ

要するに、彼女は、男は、射精という、オーガズムを知ると、最早、自分のペニスに関心を持たなくなり、ただ、ただ、女の体のみに、興味を持つというのである。
ゲイの場合は、他の男の体のみである。

ここで、少し、私の考えを書く。
前回の、セルフラブの、ベティーも、そうだが、アメリカ人、そして、総称して欧米人は、得てして、止め処なく、追及する姿勢がある。
そこまで・・・と、思うことも、やってのける。
これは、生命力の強さなのか、単なる性格なのか、である。

徹底的にやる、のである。
それが、実に楽しい、面白い。
であるから、決して、隠微なものにならない。
これが、日本であると、隠微に傾く。
性愛追求などというと、秘密結社のように、なるのである。

今、私は、日本にての、性愛追求の書物を、読破しているが、実に、隠微である。

子宮セックスなどいう、テクニックは、エロ本を読む気分なのである。
勿論、いずれ、紹介するが、アメリカ式の、明るさはない。

密かに、隠れた部屋で、男と女が、汗だくで、繰り広げる、隠微な遊びといった、感覚になるのである。

勿論、イタリアで、恋人の女に、大股を広げられて、さあー来いと、言われて、勃起が萎えてしまったという、話は、よく聞いた。
それは、留学生から、一般人まで、である。

ベッドでは、女が、いじいじして、それを、やんわりと、探りながら、そして、静かに、挿入などという、イメージを抱いていると、ガツンとやられる。

日本の男は、矢張り、セックスに不向きなのかもしれない。いやいや、不向きではなく、民族性があるということだ。

だから、バーバラの指導も、参考にして聞いているべきである。

射精を覚える前までは、男の子は、ペニスが大好きである。
しかし、

ところが、オーガズムを経験するようになったとたん、すべてが変わってしまった。そうではありませんか?ペニスに強烈な快感が得られると知った瞬間から、ペニスそのものにたいするあなたの好奇心はしぼんでしまったはずです。
バーバラ

本当に役に立つ情報は少なく、誤った知識が野放しになっている現状では、それも仕方ないことかもしれません。・・・・
たとえば新しい恋人とベッドをともにしたときや、同じことの繰り返しにうんざりしたときなど、新しい方法に挑戦したこともあるかもしれません。が、おそらくあなたは、10年も、25年も、あるいは50年も、11歳のときと大して変わらない態度でペニスに接し続けているはずです。
バーバラ

それなのに、である。
男は、次々と、女を変えてゆく。
本当は、自分を変えなければいけないのに、相手を変えて、新しいセックスをと、勘違いする。

一人の女を、愛しつくせない者が、どうして、本当のセックスを知るだろうか、というのが、私の考えである。

女に飽きたという、男の話を、聞くたびに、私は、心の中で、笑った。
それは、自分のセックステクニックの未熟さを、披露しているようなものなのである。

要するに、頭が悪いので、マンネリを打破できないのである。
つまり、頭の問題なのである。

A子と、B子を、比べて、締りがいいだの、大味だのと、言う男は、大抵、女に捨てられている。女に、追いかけられていると言う男の、女は、強迫性神経症だからである。

女は、いつでも、すぐに、ノイローゼになる、素質がある。
それが、女である。
それ程、情緒的だとも、言えるのである。

さて、男性がペニスを自分とは別の人格として扱う理由は、いくつも考えられるでしょう。最も一般的な理由に、自分のセックスがうまくいかなかったことを他人、つまりペニスのせいにして、責任を逃れたい、という思いがあります。無神経さや、いい加減さの責任逃れとして、これほど有効な手段はありません。
バーバラ

そして、
自分の肉体をうまくコントロールできないもどかしさをとりつくろうために、自分とペニスを切り離して考えようとする男性はもっと多いかもしれません。自分ではなく、ペニスに落ち度があったと思えば、セックスがうまくいかなくても、それほど落ち込まずにすむからです。
となる。

ペニスコントロールが出来ないという、男の、悲しさである。
そして、最悪、それを、ペニスのせいにするという、哀れさである。

何事も、程度を、超えると、悩みになる。
例えば、早漏、遅漏など。
共に、多くの悩みを聞いた。

神経過敏の、早漏、生まれ持った、遅漏である。
過敏症も、生まれつきのものが多いが、生育に関係がある。

私は、早漏の男には、50を過ぎたら、治るけどねーーーと、話していたことを、思い出す。しかし、それでは、解決にならない。
早漏を、治すべくの苦労は、ご苦労様である。

夫の、早漏を、三年かかって、治したという、女は、その後、すぐに、夫が若い女に走ったと、聞いて、あーーーと、思った。

セックスに、自信がないから、あなたと、いたのにと。

今、一緒にいるのか、いられるのかは、人それぞれ。
治すのも、考え物である。
話が、外れてしまった。

自分で、自分を、変化、変容させることが、セックスの極意である。
そして、相手も、それによって、変化、変容させることである。

尽くし足りない私が、悪いとは、演歌の歌詞。
女は男に、セックスでは、尽くさない方がいい。

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2009年04月08日

性について 58

ペニス革命の鍵は、PC筋である。

セックスはわけのわからない謎でもなければ、恐れを抱く対象でもありません。性機能は、呼吸や睡眠と同じ、生理的作用です・・・違うのは、はかり知れない快感をともなう、という点だけです。他の生理的作用と同じように、性行動は医学的に理解することも、向上させることも可能です。
バーバラ

ペニスの機能を左右する重大な筋肉がある。
その前に、ペニスは、筋肉ではない。
もし、筋肉であるならば、問題は、もっと早く解決する。

ピューボコクシギウス pubocoygeusという、筋肉である。
略して、PC筋という。

恥骨から尾骨にいたる、筋肉群である。

PC筋は、膀胱から尿道への尿の流れを止める筋肉であり、射精の時に、収縮して、精液を、放出させる、筋肉である。

日本名で、言う、肛門括約筋にも、連動している。

PC筋は、小さな筋肉のグループであり、大部分の男達のPC筋は、ほとんど活用されていないと、判断する。
それを、変化させることで、男の、マルチプル・オーガズムを手に入れようとする、指導を、バーバラは、行う。

さて、このPC筋であるが、例えば、スポーツや、舞踊などをする者たちは、無意識的に、活用している。
下半身に力を入れる時などに、無意識的に、力を入れているはずである。

スポーツをする者が、セックスも、強いというのは、そういうことからも、言える。

私が、健康のために、空手の道場に通っていた時期がある。
本当に、健康のためで、空手をしようとしたのではない。
そこでは、練習の前に、40分ほど、基本的な運動をする。
私は、それだけで疲れてしまったが、その後で、空手の基本形を学ぶ。その時である。私は、舞踊をしていたので、その型に、非常に興味を持った。

その、型を学んでいる時に、下半身に力が入り、更に、後で解るが、PC筋群を利用していたのである。

週一の、空手の練習の日は、終わると、ぐったりと、疲れて、一時間ほど、寝ること多々あり、更に、非常に強い、性的欲求を覚えた。

何故かと、それを、考えた時、PC筋を自然に鍛えていて、その刺激によって、勃起が、促されるということを、知ったのである。

空手の練習は、激しいものだが、舞踊の時も、それを、無意識に、使用していのである。

さて、バーバラが言う、マルチプル・オーガズムというものは、何度も、射精感覚を得るというものである。

つまり、一度の射精で、はい、終わりという、セックスではなく、男も、何度も高みに上るという、訓練なのである。
それは、相手、つまり、恋人にとっても、長く、セックスを楽しめる、そして、何度も、オーガズムを迎えることが、出来るという、理想の、セックスなのである。

PC筋は、ペニス革命の鍵です。強いPC筋こそ、新たな悦びに満ちた世界へのパスポートなのです。
バーバラ

更に、朗報なのは、年齢に関係ないということである。
幾つの人でも、鍛えられるのである。

また、更に、それにより、体を若く保つことができるのである。

どんなものであれ、筋肉強化のエクササイズは健康増進に役立ち、それは自信回復にもつながります。当然のことながら、自分を愛する気持もわいてくるでしょう。
ペニスも同じです。PC筋はごく単純な筋肉群ですから、他の筋肉と同じように反応します。鍛えることができるのです。
バーバラ

これから、それを紹介するが、彼女が、上げるその訓練の、具体例などは、書いていられないので、訓練法のみを、紹介する。

ただし、ここで、もう一つの、情報は、不能治療についてである。
PC筋を、鍛えることにより、インポテンツの解決をみるが、別な方法もあるということ。

矢張り、PC筋を、鍛えるというのは、少しの時間を要する。
そこで、機能的、生理的作用による、不能の人は、まず、ED治療を行う、医師の指示を受けることである。

全国には、不能から、中折れの悩みを抱える男達が、1130万人いると、いわれる。

そこで、薬物による、治療法が、行われる。
単なる、投薬治療なのであるが、朗報である。

雑誌や、通販の、よく解らない、精力増強などという、薬もどきに、頼らずに、医師に相談することである。

只今、日本では、医師の処方により、三種類の薬が、出されている。

バイアグラは、有名である。
効果が出るまでの時間は、およそ、30分から、一時間。
そして、作用時間は、4時間。服用後に、薬の効果が、最も高くなるのは、約一時間である。
初めて、ED治療をする人にお勧めである。
ただし、服用前後に、食べた物に影響を受けるので、医師に尋ねるべきである。

レビトラという、薬は、効果が出るまで、10分から25分と、早い。
作用時間は、8時間である。
最も効果が高くなるのは、約0,75時間。
これは、服用して、効果が出るのが、早く、副作用が少ない。
バイアグラを使用しても、効果の無い人にも、効果あり。

シリアスという、薬は、効果が出るまで、1時間前後。
作用時間は、何と、36時間である。
薬の効果が最も高く出るのは、3時間。
作用時間が、最も長く、副作用も少ない。
食事の影響も、受けない。

これらの、薬は、健康保険が適用されていないので、バイアグラは、25ミリグラム、一錠が、1300円。レビトラは、10ミリグラム、一錠が、1500円。シリアスは、10ミリグラム一錠が、1800円である。

値段が高いのは、信用していい、証拠である。

ED治療薬として、流通している、五割は、偽造品である。
気休めの、薬として、考えていると、よい。
どこにでも、悪徳業者というものがいる。

これらの、薬は、性行為の前に飲むだけでよい。
毎日、一定量を飲む必要はない。

次回から、PC筋を、鍛える、エクササイズを、紹介する。

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2009年04月10日

性について 60

マルチプル・オーガズムを身につけた男性は、回復期を必要としないまま、二回以上、続けてオーガズムを得ることができます。オーガズムとオーガズムの間に、ペニスが刺激に反応しにくくなる「無反応期」はありません。一度オーガズムに達しても、ペニスは勃起したままです。つまり、オーガズムとオーガズムの間も、女性の体にペニスを挿入したままでいることができるのです。一般の男性と違って、マルチプル・オーガズムを身につけた男性はオーガズムに達したあとも、ペニスの勃起状態を保つことができます。そのまま、二度、三度、四度と、休むことなくオーガズムを得ることができます。
バーバラ

つまり、日本の男達が、言うところの、抜かずの、何とかであるが、それとは、基本的に違うことは、意識するものと、無意識のものの違いである。

一度は、そういうこともあったが、それ以後は無いとか、時々出来るというものではなく、マルチプル・オーガズムとは、意識的に出来るということである。

PC筋の、訓練も、生まれつき、強く、無意識に、そのようになっている人、つまり、生まれつきの男もいる。
しかし、それも、放置しておけば、若い頃の、何とかで、終わる。

江戸時代の、医学者、貝原益軒は、接して漏らさずといったが、それは、接しても、射精しないことだというのである。
それは、マルチプル・オーガズムに近いが、それを、何度も繰り返し出来るとは、言わなかった。

例えば、50も、年を過ぎると、射精による、肉体の疲労が大きいので、接して楽しむ程度にして、射精をしない楽しみ方もあるという、考えである。

それは、それで、正しい。

以前に書いたが、勃起を楽しみ、何度かに、一度の、射精をする、マスターベーションというものが、ある程度の、年齢の男の、楽しみ方だと、言った。

それは、摩擦の、快感を楽しみ、何度かに、一度の射精で、射精感覚を楽しむという、マスターベーションの、奥義である。

勿論、マスターベーションでなくとも、相手との、セックスでもよい。

だが、このマルチプル・オーガズムというのは、それとは、根本的に違うということである。

バーバラも、そのことは、認めている。

男性の中には、とりわけ若者の中には、トレーニングも積まずにマルチプル・オーガズムに達することが可能な人もいます。彼らは、ごく、自然にマルチプル・オーガズムを経験できるのです。生理的にそれが可能だ、というわけです。オーガズムに達しても勃起状態を失わない場合もあれば、すぐに勃起状態が復活する場合もありますが、とにかく、肉体の結合状態をほとんど中断させることなく、セックスを続けることができます。
バーバラ

要するに、生まれつき、である。
しかし、それを、いつも、やれといわれても、出来ないのである。
更に、偶然出来たという場合もある。

そして、その多くは、感度が、鈍くなっているのである。
ただ、セックスに強いというだけである。
そして、それは、いつまでも、続かない。年齢と共に、落ちてゆくのである。

マルチプル・オーガズムに達する秘訣はごく簡単なことです。つまり、射精をしないでオーガズムを迎えればいいわけです。そうです。射精をしないで、完全なオーガズムにーー
二度、三度とーーー達するのです。射精しないのですから、無反応期もありません。勃起状態もそこなわれません。自分の意志で、オーガズムと同時に射精をしようと決めるまで、いつまでもセックスを続けることができます。
バーバラ

普通、男の、オーガズムは、射精感覚であると、考えている人には、理解できない。
その二つは、切っても切れないものだと、考えている。また、信じているのである。

ところが、そうではないのです。信じがたいことだとは思いますが、セックス・セラピストの大部分は、男性のオーガズムと射精はまったく別のことがらだ、と考えています。
バーバラ

射精欲が、強い若者ならば、信じられないことだろうが、ある程度の年齢を、重ねると、それが、理解できるようになる。

更に、生理学的に見ると、実は、それは、全く別のことで、射精しなくても、完全なオーガズムを迎えることが、可能なのである。

高度な、テクッニクではない。
脳である。
オーガズムを感じるのは、脳なのである。

そのために、肉体を、鍛えるのである。
正に、セックス革命である。

男の、性欲の激しい時期は、思春期である。
それは、単に排泄欲でもある。
射精感覚というより、排泄感覚の射精なのである。

そして、生涯に渡り、射精を、排泄感覚であると、思い続けている男もいる。

人間の、進化による、大脳化というのは、とてつもなく、限りない、可能性を、持つようになった。

脳と、切り離して、快感とか、快楽とかは、無い。
感じる部位は、脳なのである。
他の体の部位は、脳が、感じるためにある、出先機関である。

例えば、性的快感を感じ取る、脳の部位の、横には、食欲、満腹を感じる部位があり、逆の隣には、足先の感覚を受け取る部位がある。

性的快楽を得られない人が、食べ物に走るのは、知られている。
更に、性的快感を、得るために、足先への、愛撫の効果があることが、知られている。

以前に書いた、脳と、性のあり方を、参照して欲しい。

結局、快感神経は、すべて、脳に集約されて、快感と、認識するのである。

ちなみに、その働きを破壊された人や、その働きが、狂った人は、射精感覚を、拒絶するのである。

普通の人が、快感である、射精感覚が、苦痛であるという人を、私は、知っている。
それは、脳の一部の、損傷である。

まだまた、レッスンは、続く。

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2009年04月11日

性について 61

あなたがこれから学ぼうとしているのは、射精しないでオーガズムを迎えるテクニックです。オーガズムの快感をたっぷりと味わいながら、射精を抑える技術です。オーガズムと射精を切り離せるようになれば、クライマックスに達してからもなお、勃起状態を保つことができます。無反応状態がないのですから、セックスを続けることだってできます。
バーバラ

ちょっとした訓練さえすれば、女性の体にペニスを挿入したまま、何度でも好きなだけオーガズムを経験することができます。射精をしようと決めるまで、いつでもセックスを続けることができるのです。
バーバラ

マルチプルとは、複数という意味である。

更に、私が、推奨するのは、不能防止、インポテンツ防止にもなるからである。
そして、性というものは、生だからである。
食欲、睡眠、性欲とは、人間の基本的、必要な行為である。

欲望ではない。
それは、恵みなのである。
それを、充実させることは、生きるという、感覚を、充実させることなのである。

どれ程、宗教が、性的欲望を罪とか、否定しても、各地各国には、性愛の古典的手引きがあるのは、そのためである。

私が、この、性について、を書くのも、そういう意味からである。
単なる、興味本位ではない。

ありとあらゆる、セクシャリティに関して、調べているのも、それである。
いずれ、私自身のことにも、触れて、更に、深く性というものを、考えてみたいと思っている。

この、マルチプル・オーガズムを身につけることは、それぞれの個性的セックスを展開できるということでもある。

つまり、マルチプル・オーガズムも、百人百様の、タイプがあるということである。

バーバラは、その実例を、上げて、紹介するが、それは、省略する。

先に、進むことにする。

セックス中の男性は一つの目標めがけて突進する傾向にあります。たいていの女性は、それがつまらないセックスの原因だと考えています。
バーバラ

そこで、次の、エクササイズは、興奮状態にある、肉体の変化をじっくりと、味わうためのものである。
つまり、肉体の、最も好ましい感覚を堪能するということである。そして、その感覚を、持続させ、高めるということである。

その点では、女性のために、マスターベーションを勧めた、ドットソンの、考え方が生きてくる。それが、今度は、男性に対して、言われるのだ。

肉体が興奮していくプロセスを自覚しないまま、マルチフール・オーガズムを身につけることはできません。・・・優秀なパイロットは、飛行機のありとあらゆる機能を熟知しているものです。また、楽器の名手はじょうずに楽器を演奏するだけではありません。楽器を自分の肉体の一部のように大切に扱います。
バーバラ

自分の性的反応の、微妙なニュアンスを熟知する。
今まで、そんなことを、誰も教えなかった。
兎に角、女の体については、自己満足げに、人に語るのが、精一杯だったのである。

だから、私が、男達に、その、性的快感の有様、マスターベーションの様を、質問すると、必ず、ゲイ、ホモと、意識された。
要するに、どれ程、自分のペニスというものに、意識を向けているのかを、知りたいと思ったが、大半は、アホだった。

ただ、ペニスを立てる、そして、射精する。その繰り返しが、セックスだと思うのである。実に、愚かで、勿体無いことである。

しまいに、年老いると、もう、そんな欲求などとは、無縁だという、アホもいる。

男のペニスは、健康の最たるものである。
ペニスが、勃起する力が、生きる力であることを、男が、知らないとは、笑わせるのである。

不能の男の性格が、次第に、陰険で、意地悪くなるのは、あまり、知られていない。
何せ、男として、一番大切な、男の、ペニスが、役立たずなのである。性格も、歪になる。
ペニスの力は、バイタリティの力である。

英雄色を好むというのは、何も、セックス好きなのではない。
要するに、我というものを、熟知しているということである。
面倒なので、説明は、省略する。

さて、感覚を集中させるコツは、セックス・セラピストによって、考案された、触れ合いのエクササイズを通して、養うとある。

それにより、
気持を集中させ、そのときそのときの、触れ合う感触や、次第に興奮していく感覚や、それが萎えていく感覚をじっくりと味わい、かつコントロールすることが可能になります。
バーバラ

これは、パートナーと、一緒に行うことも出来るものである。
勿論、一人でも、構わない。

バーバラのように、セックス・セラピストが、指導するものもある。

そして、その行為は、性的な行為ではない。
感覚を、じっくりと味わうことの、訓練なのである。

セックス・セラピストがいない場合、特に、日本には、まだ、そのスペシャリストは、いないので、一人訓練を目指すしかない。

それを、身につけると、人に指導することも出来る。
ただし、私は、指導することを、今のところ、考えていない。
教えることは、出来るが、時間と、お金が掛かり過ぎる。
ボランティアでは、到底出来ることではない。


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2009年05月04日

性について 74

ウイルスは、数え切れないほどある。
形、大きさは、様々であるが、生き物には、すべて、ウイルスが、棲みついている。

植物も、動物も、である。
ウイルスは、中に含まれる、核酸の形によって、DNA型、デオキシリボ核酸と、RNA型、リボ核酸に、分かれている。

ウイルスは、核酸、ウイルス粒子が、糖タンパクと、リン脂質の衣を、かぶる。実に、単純な構造をしている。

生物は、一般に、DNAを、遺伝物質とし、遺伝情報は、DNAが、RNAに、写し取られ、このRNAを、青写真にして、たんぱく質が合成され、伝達される。
これが、セントラル・ドグマと呼ばれる、生物界の原則である。

ところが、この原則に、そぐわない、唯一の例外がある。
RNA型ウイルスである。

RNA型ウイルスでは、遺伝情報が、RNA遺伝子から、DNAへと伝えられる。普通とは、逆なのである。そのために、RNA型ウイルスは、RNAをDNAにするため、逆転写酵素という、酵素と、DNAの鎖を切断する、鋏の働きをする、特殊な物質をもっている。

こういった、RNA型ウイネスの中で、発がん性の逆転写酵素を持つものは、レトロウイルスと、呼ばれる。

レトロとは、発がん性逆転写酵素のことで、エイズウイルスは、この型である。
現在まで、三つの形態があるが、つい先ごろ、その、変種が、発見された。

レトロウイルスは、1908年に、鶏の白血病で、はじめて、発見された。

この、レトロウイルスの、歴史は、実に古いものである。

爬虫類が、誕生した、二億七千年前には、すでに、生物に、寄生していた。
ウイルスは、生物だが、その核になる、ウイルス粒子は、そのままでは、生物とは、いえない。
生きている細胞がなければ、増えることができないのである。

つまり、ウイルスは、生きている細胞の中で、増えている。その時だけ、ウイルスといえるのである。
宿主の外に出たら、無生物になる。

宿主依存が、ウイルスである。

RNA型レトロウイルスは、宿主の細胞内に移ると、逆転写酵素を使い、自分を鋳型にして、自分のDNAをコピーする。
さらに、そのコピーしたウイルスを、宿主細胞の、DNA遺伝子の鎖を、鋏で切って、その間に、割り込ませるのである。

この段階で、レトロウイルスは、宿主のDNAの中に、紛れ込み、雲隠れする。
こうして、宿主のDNAの一部になった、ウイルスDNAは、本体と、見分けがつかなくなるのである。
宿主の細胞が分裂する時も、一緒に分裂して、増える。

運動器官も、代謝系も持たず、ただ、宿主に依存し、宿主細胞を、生かしつつ、自分の遺伝子も、伝えてゆくという、レトロウイルス。

このウイルスは、宿主を殺してしまうことはない。
宿主と、共栄共存して、生き延びてきた。

進化したウイルスといわれる。
進化とは、繁殖の成功をいう。

脊柱動物は、レトロウイルスを、うまく利用して、進化してきた。

まず、最初は、ねずみが、レトロウイルスの遺伝子を、生殖細胞に取り入れて、繁殖に成功。
そして、数百万年から、一千万年以前に、ねずみから、豚、猫、猿に、ウイルスを、感染させた。

そして、およそ千万年前に、ヒヒのレトロウイルスが、猫に甚大な被害をもたらした。その時、ヒヒのレトロウイルスを遺伝子に、抱え込んでいた、猫の種だけが、種の保存に成功したのである。

では、何故、このレトロウイルスが、エイズウイルスとなったのか、である。

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2009年05月05日

性について 75

ヒトをはじめとする、動物と、レトロウイルスとの、関係で、実に、興味深く、驚くべきは、それが、生殖と、種の繁栄に、関わっているということである。

ねずみが、レトロウイルスを、生殖細胞に、取り入れることによって、繁殖に成功した。
レトロウイルスを持った、ねずみが、勝ち残り、持たない、ねずみは、滅亡したのである。

さて、マウスを使った実験では、受精後二週間の後半に、レトロウイルスの、たんぱく質が、大量に作られる。RNAをDNAにかえる、レトロウイルスの逆転写酵素の、原型とされる、ガンマ型合成酵素と呼ばれる、物質が、活性化され、たんぱく質が、製造され、この酵素の、活性化が、卵子や精子という、生殖細胞で、いちじるしいという。


レトロウイルスは、卵子、精子といった、生殖細胞に入り込み、遺伝子に組み入れられて、母から子へと、垂直感染して、種の繁栄を果たす。
レトロウイルスは、無害な遺伝子として、宿主に入り、自己の種のために、宿主の、種のためにも、有利に共存してゆく。

共生である。

しかし、それは、危険なリスクも伴う。
それは、レトロウイルスの、突然変異である。

多く、それは、ガン化するのである。

それを、進化という観点に立つと、生存に有利ならば、共存し、不利な場合は、ウイルス感染にかかって、死ぬということが、繰り返されてきたのである。

だが、ウイルス疾患にかかりやすいほど、ウイルスとの関係が、深いということである。
更に、進化の可能性を、秘めているということ。

鳥類の中でも、インフルエンザウイルスが、検出された、鶏、アヒル、七面鳥などは、他の鳥に比べて、寿命が、長いのである。

ヒトも、このウイルスと、同居することで、進化を遂げてきた。
つまり、この道を、引き返すことは、出来ないのである。
ということは、レトロウイルスが、突然変異して、起こす、エイズ、癌などと、共生するしか、方法はないと、いえる。

このような、自己―非自己の境界がいい加減な免疫機構、くるくる変幻するレトロウイルス遺伝子やバクテリアと共生するヒトの生命の様相をみるとき、生命とは、はなはだ「あいまい」な関係性のうえに成立しているものであることがわかってきた。
世紀末の病 大島清

さて、免疫ということについて、もう少し、詳しく見ることにする。

免疫とは、細菌や、毒物が外部から、体に入ってきたとき、それを自分になじまない異物、非自己として、排除する作用である。

排除する方法は、貪食する、結合して、捕まえる、殺すと、いろいろある。

この、免疫を担うのは、血液である。
血漿と呼ばれる、たんぱく質を含んだ水の中に、赤血球、白血球、血小板という、有形成分が浮遊している。

この中で、免疫をつかさどるのは、白血球である。
その中の、リンパ球と呼ばれる、白血球なのである。

リンパ球は、脊髄で作られる。
そして、そこから、直接、血液に出るものと、胸腺を通過して、やや性質を変えて、出るものの、二種類がある。

前者を、B細胞、Bリンパ球、後者を、T細胞、Tリンパ球と、呼ぶ。

これらを、まとめて、免疫細胞という。

その、しくみは、異物が、侵入すると、免疫機構が、活動を開始する。
最初に、大食細胞という、白血球が、異物に立ち向かう。
大食細胞は、リンパ球と別の種類の白血球である。
その名の通り、異物を食べるのである。

だが、これで駄目な、強力な異物は、リンパ球が、対処する。
まず、B細胞が、侵入した異物、抗原と呼ばれるものに対して、抗体という、たんぱく質を作る。

この、抗体は、抗原、つまり、異物に癒着して、それを、破壊する。
抗原―抗体反応という。
別名、液性免疫と、呼ばれる。

この、液体免疫と、相互に作用し合う、もう一つの、免疫システムが、T細胞を主とする、細胞性免疫と、呼ばれる。

生命ということを、考えた時、この免疫システムを、生命システムと、呼んでもいいように思う。
これがあるから、生きられる。
要するに、免疫機構によって、生かされているのである。

それも、体内環境である。

環境問題は、何も、外部の環境だけを、言うのではない。
我が内にも、生命環境があるのである。

免疫力を高めるというのは、体内環境を良くする、整えるということになる。

それでは、体内環境の免疫システムを、高めるには、どのように対処するのか。
しかし、その前に、異物が、どのように、排除されるのかを、見るべきだ。

そして、それが、スムーズに成されることを、免疫力が、高いということになる。

今、曖昧だった、生命という、観念に、免疫システムという、生命維持の、働きを、知ることで、明確になる。

命の、貴さを、言う前に、免疫機構の、有様を、知ることである。

生命が、免疫機構に、支えられてあるのだから。



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2009年05月06日

性について 76

体内に侵入した、異物を種々の、細胞郡が、直接、攻撃をはじめる。

T細胞、ナチュラルキラー細胞、キラーT細胞、大食細胞。

一方、出来上がった抗体が、異物の抗原と、結合して、攻撃を開始する。
この、抗体を作るのは、リンパ球の、B細胞である。
この、B細胞は、骨髄からのもので、これに、どんどんと、働きかけるのが、リンパ球の、T細胞、胸腺からのもので、補助のT細胞。そして、交代が増えるのを、抑えるのも、これである。

そして、免疫のすごさは、一回でも、体内に侵入した、異物を、覚えていることである。
この異物が、侵入すると、キラーT細胞を、すぐさま、血液中に、放出するのである。

免疫とは、自己の同一性を守るために、自己犠牲を払って、異物を排除する。
つまり、生命の、維持活動である。

勿論、これが、反作用する場合もある。
体を守る、免疫機構が、体に、害を及ぼすこともある。
拒絶反応、アレルギー反応などである。

もう少し説明すると、免疫細胞から、分泌される、物質を、伝達する、たんぱく質がある。
生理活性物質、リンフォカインと、呼ぶ。

インターロイキン1、2である。
1は、大食細胞によって、新生され、未熟な、T細胞や、ナチュラルキラー細胞を活性化する。
2は、T細胞によって、作り出される、リンフォカインで、キラーT細胞や、ナチュラルキラー細胞を、促進する。

その他、T細胞から、作り出される、インターロイキン3という、ある種の、リンパ球を増やす働きを持つものもある。

更に、それらに、4,5まで、発見されている。

兎に角、免疫機構は、実に、複雑で、面白い。
こうして、体内環境が、生命維持に、必死に、戦っているのである。
感謝するならば、わが身の、体である。

そして、エイズは、何を、どのように、破壊するのかである。

エイズが、破壊するのは、T細胞の機能であることが、明らかになったのである。

T細胞は、細胞性免疫と、呼ばれる、一連の、免疫機構を担当している。それを、破壊するのが、エイズなのである。

まず、普通の、ウイルスが、体内に、侵入してきた場合は、大食細胞が、認識し、ただちに、食べてしまう。
そして、T細胞に、警告する。
それで、T細胞が、活性化して、色々な種類の、T細胞となって、増える。B細胞に、伝令し、B細胞が増える。
抗体を作り、侵入ウイルスを、攻撃する。
更に、他の、細胞も、攻撃に参加する。

それでは、エイズウイルスの時は、どうなのか。

エイズウイルスが、攻撃するのは、ヘルパーT細胞である。
これを、殺すことにより、免疫系の異物を認識する、能力を、失わせるのである。

自己、非自己の認識能力を、失った、ヘルパーT細胞は、何と、侵入してきた、エイズウイルスの、更なる、生産を請け負うという、恐怖である。

何か、SF映画を、見るようである。

免疫能力を失った、ヘルパーT細胞は、エイズウイルスに、身を任せて、その増殖に、負けて、更に、わが身から、エイズウイルスを、生み出すのである。
そして、同士である、T細胞を攻撃するのを、黙認していなければならない。

エイズウイルスが、侵入過程で、攻撃するのは、ヘルパーT細胞のみである。

同じ、リンパ球細胞である、抑制性の、サプレッターT細胞には、影響を与えない。

それのみか、サプレッターT細胞の数を増やし、作用を高めるために、免疫系の調和が、破壊され、機能が低下する。
そのために、免疫不全に、陥るのである。

実に、悪者らしい、やり方である。

性格の悪い、悪者、つまり、悪魔的である。

免疫不全、つまり、生命の破壊行為を、行うという。

健康な細胞を、エイズウイルスの、生産工場にするという、エイズウイルスの作戦である。



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2009年05月07日

性について 77

エイズウイルスは、ヘルパーT細胞に、特異的に、親和性を持つ。
ヘルパーT細胞と、エイズウイルスの、たんぱく質との間に、特別な反応性がある。

それは、ヘルパーT細胞が、CD4という、エイズウイルスの、レセプター、つまり、受容体を持っているのからだ。

レセプターとは、細胞の表面にある、たんぱく質で、特定の物質を付着させる働きがある。
この場合は、エイズウイルスである。

本来は、CD4に付着すべき、たんぱく質と、エイズウイルスの、たんぱく質と、同じなのであるという、驚き。
だから、間違って、エイズウイルスを、付着させてしまう。

このように、CD4が、減ると、細胞性の免疫のしくみが、障害を受けて、日和見感染、二次性の、カポジ肉腫という、悪性腫瘍を発症させるのである。

日和見感染とは、普段は、無害な細菌、ウイルスが、免疫機構が、失われたために、症状をもたらすことを言う。

エイズにみられる、代表的なものは、カリニ肺炎である。
死因のトップである。
ニューモシスティス・カリニというの、原虫のもたらす肺炎である。

この原虫は、普通、口中に、見られる。通常は、害を与えないのである。

そして、悪性腫瘍のうちの、代表的なものは、カボジ肉腫である。
エイズ流行前までは、アフリカ、ヨーロッパの、一部でしか、知られていない、珍しい、皮膚がんである。
エイズにより、それが、広がった。

その他に、中枢神経系の異常が、みられる。
髄膜炎、脳炎、痴呆などである。
それも、死因の一つになる。

エイズウイルスは、脳にも、侵入して、脳を食べると、思ってもよい。

さて、エイズウイルスに、感染しても、すぐに、発病するわけではない。
感染しても、発病しない人のほうが、多いのである。

ただし、エイズウイルス感染者は、発病しなくても、必ず、エイズウイルスを持っているということである。

つまり、他人に、感染させることが、出来るのである。
これが、問題である。

知らずに、性行為を重ねて、他人に、エイズウイルスを、感染させているのである。
知らなかった、ごめんなさい、では、済まないのである。

エイズウイルスの、感染経路は、血液との、濃厚な接触、性行為、エイズウイルスキャリアの母親から、子供への、垂直感染である。

キャリアとは、感染してエイズウイルスを、体内に保有するが、発病していない人である。

自覚症状なく、発病するまでの、潜在期間が、長く、八年以上を経過することもある。
勿論、驚くほど、早い人もいる。

さて、免疫機能の、低下であるが、個々の身体的条件によって、それは、大きく異なる。
後天的に、免疫不全を起こす条件は、三つである。

自己免疫疾患にかかっている時である。
そして、他の性的感染症にかかっている時である。
更に、栄養不足で、低栄養のために、免疫で重要な、胸腺が、萎縮している時。

自己免疫機構とは、免疫が、自己と非自己の認識・識別をしていることから、外から侵入してきた、病原体や、自己の体内に発生した、がん細胞などを、非自己として、体外に、排除する働きのことである。

非自己に対して、起こすことを、免疫機構という。

であるから、自己が、自己に、それを、起こすことはない。
それを、免疫学では、自己抗体に対して、自己抗体の免疫寛容性が、成立するという。

しかし、その寛容性に、破綻が生じることがある。
それは、自己抗体に、自己抗体が、生み出され、自己抗体が、攻撃されるということになる。

例えば、精巣、睾丸であるが、そこで、作られる精子は、まさしく、自己である。
この、自己に対して、免疫機構が、抗精子抗体を作り、精子を駄目にするということが、起こる。

ウイルス感染によって、免疫機構に、混乱が生じて、その結果、二次的に、抗精子抗体が、出来て、精子を攻撃する。
すると、無精子症、精子形成不全という、男性不妊症といわれる、自己免疫疾患となる。

哲学めくが、この場合の、自己とは、非自己に対する、自己ではなく、免疫機構が、自己と、認めたものが、自己であり、認めないものは、非自己である。

厳密に、抗原といえるものは、その免疫機構によって、異物であるということ、である。
生物は、免疫機構において、免疫的自己において、内と外を、区別するのである。

我が体の、内に、そのような、仕組みがあるということ。
つまり、それは、無意識の世界である。
意識の世界で、云々というものではない。

意識、というものが、いかに、頼りないものであるか。
だから、私は、アメリカ式の、成功哲学なるものを、嘘だというのである。
意識から、無意識へと、促すことは、至難の業であり、それが、出来るというのは、宗教に似る。勿論、アメリカの成功哲学は、キリスト教から、出たものであるから、しょうがないが・・・

さて、エイズも、自己免疫疾患である。
更に、今まで、難病とされていた病も、この、自己免疫疾患が、多数である。

先の、免疫寛容性が、崩れると、今までは、味方と思っていた、キラーT細胞や、抗体が、自己抗原という、自己の細胞を標的にし、大食細胞も、組織を食べてしまうのである。

免疫軍団が、自らの、腎臓、心臓をはじめ、臓器や、脳の組織を攻撃するのである。

更に、加えて、ある自己抗原により、自己抗体が、増えると、その抗体が、自己であるにもかかわらず、自己抗原が、生まれる前から、存在しなかったという、理由で、非自己と認識され、自己抗体に対する、自己抗体が、生まれてしまうこともある。

自己免疫疾患とは、免疫機構が、悪循環を起こす病なのである。

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2009年05月08日

性について 78

免疫機構―――生物としてヒトの「認識」は、外部の非自己との関係で自己を決めるのではなく、自己の内部に「差異」を認めることによって決められるものなのである。あくまでも「自己」の問題なのだ。
大島清 世紀末の病

このように、自己の中に、非自己というものを、見る視点、内と外という、考え方は、20世紀後半になり、数学、言語学、文学、人類学など、あらゆる分野に、起こったという。

自己とは、何かと、問うときに、文学では、自己とは、外の世界というものの別名であるという、考え方をするようになった。

つまり、外の世界は、内なる自己を、写す鏡であるというのである。

更に、いえば、外の世界は、われわれ自身であるということになる。

それを、更に飛躍させれば、外の出来事を、内的必然と感じる時、人は、生きる力を、得るという、考え方も出てくる。

自己を内側、非自己を外側と、明確に区別して、考えることが、できないということになり、それは、非常に曖昧になる。

免疫機構の、自己とは、非自己に対する、自己ではない。
免疫機構が、自己と認めたものが、自己であり、認めないものが、非自己である。
そして、免疫が、寛容性を持つということは、免疫機構の、自己と非自己との、区別が、曖昧であるということである。

免疫的自己とは、その場その場で、変動するものであり、生物は、実に曖昧な、自己という性質を持つということ。

これが、体の中で行われる、免疫システムである。

在って在るべきもの。
どんな世界の言葉でも、表現できる、免疫システムである。

面白い提言を、大島清氏が、言う

・ ・・実際に、私たちの器官、たとえば腸管には、十数億年来の進化の歴史を持つバクテリアとは共存しているし、さらに微細な細胞内に眼を転じるとき、健康な人の正常な細胞にも、ガンを引き起こす遺伝子が次つぎに見つかっているのだ。細胞というもっとも根源的な「自己」の内部に、ガン遺伝子という「非自己」が共存しているなら、自己とはいったい何なのか。
・ である。

100種類もあるという、ガン遺伝子のうち、20数種類のガン遺伝子が、健康な人の細胞で、見つかっている。
それが、何らかの理由で、活性化されると、発ガン性物質によって、突然変異する。
その、細胞の増殖を促す、物質が、正常細胞の、何十倍も大量に作られて、更に、細胞分裂により、正常な組織を破戒し、体を占領する。

そのような、危険な、遺伝子と、何故、共存するのか。
それは、発生、分化、増殖という、プロセスに、ガン遺伝子に代表される、レトロウイルスが、大きな役割を担うからである。

その、働きを借りて、人間は、繁殖してきたのである。

体内の、赤ん坊が、発育するとき、特に、このガン遺伝子が、大きな役割を、担う。
ここまでになると、専門的になるので、省略する。

さて、人の体には、およそ、60兆個の細胞があり、一つ一つに、体の、設計図である、遺伝子セットがある。だが、一つだけ、例外があり、それが、免疫を担う、リンパ球である。

リンパ球の中の、B細胞は、細胞ごとに、遺伝子の形成が異なる。
一個の、B細胞は、一種類だけの、抗体を作る。
その遺伝子が、一つ一つ異なり、数万通りの、組み合わせがある。
要するに、数万通りの、異物に対して、特異的に、対処反応できるということ。

ただし、この免疫システムが、外からの異物ではなく、自己そのものである、内なる異物にも、向けられるのである。
それが、不思議であり、難しいのである。

エイズは、このように、広く免疫システムを、破壊する、恐ろしいウイルスであるということだ。
では、レトロ型の、エイズウイルスが、どこから、来たのかということである。

1983年、カリフォルニア霊長類研究センターが、世界最初の、サルエイズウイルス発生報告が、ランセット誌に、掲載された。

それには、同センターでの、サルエイズ発生は、1969年に、さかのぼるという。
その後の、六年間で、アカゲザル42頭が、悪性リンパ腫によって、死んでいる。
つづく、二年間では、ベニガオザル郡で、54頭のうち、44頭が、死んでいる。
そして、ベニガオザルの、檻に隣接した檻の、アカゲザル110頭のうち、22頭が、明らかに、エイズとみなされる病気で、死んだ。

1981年に、同センターは、感染実験に踏み切った。
エイズの発生した、アカゲザルの檻に、9頭を残し、55頭を加えた。
結果は、15ヶ月で、24頭が、死んだ。

また、1992年、マレー半島の、ブタオザルが、エイズに感染したことが、確認された。

これにより、人間が、エイズに感染するより、以前に、サルの間で、エイズが、流行していたことが、分かったのである。

1981年に、人のエイズ発生が、報道されることで、それまで、原因不明だった、サルの疫病が、SAIDS、セイズ、サルのエイズと、命名された。

だが、サルのエイズは、人のエイズウイルスである、HIVとは、異なるウイルスだった。

サルと、人のエイズウイルスは、ウイルス粒子の核酸や、たんぱく質が、わずかに、異なるというものだった。

その後、アフリカの、ミドリザルから見つかった、サルエイズウイルスが、最も、人間に近い、エイズウイルスだったことが、確認された。

アフリカ原産の、サルに、より人に近い、エイズウイルスが、見出されたことにより、エイズ起源のアフリカ説が、有力になったのである。



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