2007年05月03日

サイパン慰霊 3 平成19年5月19日〜25日

三日目、同行の者が、サイパンの観光地化に具合を悪くして、寝込んだ。
現地の人との出会いを楽しみにしていたが、そこに行く、行動するにかかる費用に、驚いたのだ。そして、それだけお金を掛けても、何も成果が無いとしたら、と思い、寝込んだ。その気持ちが解るので、私は、一人で出掛けた。

まず、繁華街であるガラパンにある、ガラパン・キリスト・ライ教会である。
交通費を浮かすために、送迎しますというガラパンのレストランに行く。交通費がかからないゆえ、そこで昼食を食べた。
歩いて、教会に向かう。
暑い。汗が流れる。着物の袖で汗を拭く。
ハンカチは、持たない。

カトリック教会は、いつも開いている。それが、カトリックの意味である。公である。母なる教会ともいう。

ミサの時間外であるから、横の扉を開けた。
矢張り、開いた。
普通の教会であるが、実に、見事な内容である。
壁一面に、絵が描かれている。スペイン風なのであろう。ステンドガラスではない。
キリストの絵と像が多い。そして、聖母子像である。
カトリック教会に、マリア像は、かかせない。

祭壇前に跪き、主の祈り、アベマリアを唱える。
教会への批判と、私の行為は、別物である。
翌日、サイパンの大聖堂である、マウント・カーメル・カテドラルに行ったが、そこは、驚いた。祭壇からの霊力である。体が揺れたのであるから、凄い。
これは、後で書く。

聖堂の後のマリア像の前に、ともし火の台が置かれている。祈りと共に、ともし火を置く人がいる。
心の慰めの場を感じる。

サイパンも、カトリックに飲み込まれて、今に至る。
だが、日本統治時代に、日本政府が神道を強制した事実がある。その時、島民は、山の洞窟にマリア様を安置して、ひそかに祈ったという。聖母マリアのほこらとして残っている。
本当の神道の精神を持てば、そのようなことをしない。
日本の神道の精神が歪み始めたのは、推古天皇の頃からである。

神武天皇は、すべての地霊を祭ったのである。神道、まだ神道と、名づけない前からの古神道は、そうである。

さて、私は、ただ挨拶の祈りをあげて、そこから近い、旧日本病院跡の北マリアナ連邦博物館に行った。
戦火を免れたのであるが、それは、その後に松江春次の銅像があったからであろう。
マッカーサーは、軍に松江の像は壊すなと命令したのである。
松江は、島の民から尊敬し信頼されていた。島の人の心をつかむには、松江の像を壊してはならないのだ。

旧日本病院は、清められていない。私は、具合が悪くなった。
しかし、職員がいて、監視している。何も出来ない。
勿論、声に出して祈る必要は無いが、どうしても、そこで何かをする気持ちにならないのである。
島の歴史、ドイツ統治時代、日本統治時代、そして、戦後の記録を見た。すべてを回り、出た。
印象に残ったのは、戦後の、日本兵への、アメリカ軍のチラシである。潜伏する日本兵や、日本人に向けて、アナタタチハジユウデアル、というものである。日本に帰りたければ帰れる、この島に残りたければ残れるというチラシである。

これについて書けば長くなるので省略する。

その先にある、シュガー・キング・パークに行く。
松江春次の銅像を見上げた。
そして、目的の、彩帆香取神社に向かった。
私は、神社を好まない。
時に、とんでもない霊の溜まり場になっていること多々あり。
サイパンを、彩帆と書く、これが気に入ったのである。
ところが、象徴する出来事があった。
黒犬が吼えるのである。そして、私に近づき、吼える。しつこい、くどいのである。私は、犬が大好きだから、犬にしつこく吼えられることはない。
後から、ついて来て、吼える。
私の参拝を阻止するように吼える。
神社の石段を上がる時も、後からついて吼える。
何となく、この神社の主が想像出来だが、元の神社は戦争時に焼かれ、今のものは、1985年に、北マリアナ諸島の繁栄と、日本との親善目的で作られた。しかし、守る人はいない。

神社の本体は、要するに、神様は、素っ裸である。ご神体が、そのまま晒されてある。そして、普通は、奉られる神の名前が記されるが、それが無い。
有志によって、建てられたとあるが、これは、あまりに素人である。
素人の私から見ても、素人である。

そして、黒犬である。
これ以上書かない。
実は、その隣に、もう一つ、神社がある。並んであるという感じであるが、もしや、そちらの方が、元の神社ではないかと思った。
ただ、こういうことは、触らぬ神に祟りなしなので、天照大神のお名前だけを唱えて、戻った。
そして、黒犬と、対決した。
私がメガネを外して、黒犬を見た。見つめた。吼える。遠吠えのようにも吼える。
しかし、次第に、私の顔をみなくなった。何度か繰り返したが、最後は、去った。
そして、また私の後をついてくるのである。

犬に懸かったというか、憑いたのであろうが、それには触れない。
その公園を出ると、犬は戻った。犬は、自分の領域である公園に入った私を、敵とみなしたという言い方が出来るが、違う。あきらかに、霊的何かである。
私に、祓われては困るのであろう。

三時間ほど、歩いていたことになる。体は、汗だくである。
バスでホテルに戻ろうとしたが、丁度、出た後で、一時間待つことになる。しょうがないと、有名ホテルの前のタクシーに乗った。
観光客のタクシー料金は、地元の人が乗るより、はるかに高い料金だと、後で知る。
ホテルまで、20ドルを払った。

ホテルに戻り、シャワー替わりに、プールに入る。
ホテルのプールを利用するお客は少ない。
誰もいなかった。
客は、オプショナルツアーに出掛ける。
サイパンは、旅行会社の独断場である。それ以外の方法が無いという方が当たっている。
兎に角、観光で雁字搦めである。
レンタカーを借りて行くしか手は無い。
しかし、左ハンドルで、右通行である。危険だ。
結局、決められたレールに乗ることが一番である。

28歳のマッサージ嬢は、私の言葉の誘いに乗って言った。「日本人頭悪い。そしてHだ」と。フィリピン人の運転手が言う。「中国人は、頭がいい。送迎車を使い、少し食べて、他は、コンビニで買い物して、ホテルで食べる」と。
観光客の九割は、日本人である。
働く人の多くは、中国人、フィリピン人である。経営者は、日本人と韓国人、中国人である。現地の人は、仕事をしない、というより、仕事が無い。
どうやって、暮らしを立てているのか知りたいと思ったが、誰も知らない。そして、現地の人に逢うことが出来なかった。

結論は、今の日本が最後の良き時代になるだろうということである。
お金持ち、日本である。
これからは、下降するのみ。
勿論、一部の日本人は、大層金持ちである。しかし、大半の日本人は、貧乏である。
団塊の世代の退職金の行くへに云々というが、退職金の大半を持ち上げているのは、公務員の退職金である。中小企業の退職金は、無いか、あっても、500万円以下である。

国の金を使える者どもが、一番良い。
年金資金を使った、社会保険庁の改革が行われているが、氷山の一角である。
1000円を1円にしても、彼らは、責任無く、痛くも痒くもない。のうのうと、良い老後を過ごしている。
ずさんな仕事振りは、目に余るが、それに誰も責任を取る者は、いない。
皆々、誰かが、横取りしているのである。
年金資金を使って、グリーピア事業をしたが、その中に、必ず得をしている者がいる。大損したのは、国民である。

開発と称して、国の金を使い、山を切り崩し道路を作る。
誰が得をしているのか。官僚、政治家が、必ず、戻し金、マージンを取っている。
その額が示されたら、国民は、仰天する。
民主主義などない。共産主義と同じである。上に行く程、得をする。
支配者層になれば、皆々、得々である。
国民、人民は、ゴミである。
そのために、非国民を作るために、また、非国民になりたい人のために、東大という大学がある。

革命を起こすならば、東大を潰すことからである。
勿論、これは、日本だけの問題ではない。
世界中が、そうである。
世界の支配者層とは、ユダヤ人、華僑、フリーメーソン、皆、同胞意識強く、排他的である。
しかし、これ、人間の性である。
支配欲とは、人間の最大の欲望である。その端的な道具が、金である。

もう一つ、加える。宗教団体である。
カトリックを見よ。世界有数の金持ちである。
貧しい人から、広く金を集めるのは、商売の基本中の基本である。
それは、宗教を見れば、よく解る。
宗教法人という日本の宗教団体の悪行は、神罰、仏罰に当たるであろう。それが、神や仏を説くという、仰天である。

世の中は、嘘八百で成り立っている。
それが、この世が地獄である証拠である。
霊界に地獄は無い。
このところ、これ地獄である。

ああ悲し 我は地獄に 生まれ来て 遠き古里 偲びつつ生く

注・
これは、ホームページの、ブログに書いたものである。
一般の人に向けたもので、同行者とは、野中のことである。
サイパンは、観光向けであり、慰霊の行為には、遠い。
海遊びが主であり、後は、何もない。ただ、慰霊碑が多いが、それも、単に観光のためのものになりつつある。慰霊でなければ、二度と行きたい場所ではない。
何もないからである。
日本より、物価が高くて、実に、驚いている。
マリアナ諸島、その南が、ミクロネシアである。
次に、ミクロネシアの、トラック諸島の、慰霊に向かう。
海底に沈む日本船は、200以上、そして、艦船は、40以上であり、多くの戦没者の遺骨が、そのままになっている。


posted by 天山 at 16:06| サイパン慰霊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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