2014年11月17日

整体16

現代の身心医学は、心理療法により重点を置くものと思われる。

それに対して、東洋医学では、皮膚への刺激によるものが大きい。
鍼灸など・・・

東洋医学には、心理療法などは、見られないのである。
これは、東洋医学が、医師の患者に対する、施術を主とし、患者自身の自己訓練については、不案内だったと言うことがいえる。

身心医学の、心理療法は、面白いことに、東洋の瞑想法などに近づいてゆく。

東洋医学では、気、といわれるものが、大きな働きをすると、考える。
それは、西洋医学では、最初、全く認められないものだった。
しかし、測定器などが出来て、その、気というものの、有り様を知ることにより、現代は、それを積極的に取り入れようとする、医師たちもいる。

気が持つ、自然治癒力を活性化させるということから見れば、外から、気の作用を刺激する、治療法と同じ考えになる。

特に、気を扱うものに、気功というものがある。
気功と、気とは、同じ意味、意識であると、考える。

気功の功とは、働き、力を表す。そこから転じて、訓練という意味もある。

それを直訳すれば、気の働き、気の訓練ということになる。

神経系に示された、身体の統合機能を三つの、回路に分けて考えた。
その第一は、外界と関わる、感覚と、運動回路である。
第二は、内臓感覚や運動感覚を主にした、身体感覚、つまり、全身内部感覚である。

第一の回路は、環境と身体の関係を示し、第二は、皮膚の内側としての、からだの状態についてである。

第三は、自律神経の活動に結び付いた、情動と、本能回路である。

そして、気の流れを考えた、経絡系の第四の回路である。
潜在的回路とも言える。

心理的側面から見れば、第一の感覚は、運動回路の作用は、意識の中心を占めているといえる。
それは、外界知覚、思考の働きである。

第二の回路は、身体感覚は意識の周辺部分、身体が気づいている、手足や腹腔の感覚である。

第三は、情動、本能回路で、無意識の領域に対応する。

そして、もう一つ、経絡系は、第一と第二の意識的回路と、第三の無意識的回路を、結び付ける媒介を果たす、回路と言える。

普通では、意識できない、気の流れを、感得し、認知することである。

つまり、心の次元で、意識、無意識を統合する。
これを、生理面から見ると、気の流れを活発にすることは、情動と本能回路と、関係の深い、内臓系の機能を強くすることを、意味することになる。

ここで、一つの問題がある。
それは、過敏体質の人である。
心理学的に見れば、意識と無意識の、強い関係を示しているということ。

フロイト、ユングなどが、未開人、幼児の興味を示したのは、自我意識の発達が弱く、無意識からの、働きかけを感じやすいからである。

つまり、経絡における、気の流れ、という現象は、心理面から見ると、無意識の領域に入るのである。

過敏体質の人とは、気の流れを感じ取る力が、強いとも言える。
また、そのように、訓練する。

瞑想法や、武道などの世界では、それは、当然のことだ。

更に、気の流れは、人体の内部と下位部から、考えてゆくべき性質である。

体内における、気の流れ、外気としての、気の流れ。
そして、経絡は、神経系とは、違うということだ。

多くの研究によって、確認されたことだが、皮膚電気反射のメカニズムが、生理学で、内臓体壁反射として、説明されている。

それは、自律神経と皮膚を結ぶ反射性の回路である。
脊椎の各分節から出た自律神経の分枝は、内臓を廻り、皮膚に達する。
そうして、反転して、内部に戻り、再び、脊椎につながる。

脊髄、内臓、皮膚は、遠心性の、皮膚、脊髄は、求心性の回路になる。

このため、皮膚の表面には、ヘッド氏敏感帯と、呼ばれるものが、分布している。
その部分の、皮膚電気反射を調べると、対応した、内臓の状態を診断する事が出来る。

この、皮膚電気反射は、情動の歪みによる、自律系と内臓の異常を、皮膚によって、知ることが出来るという。つまり、一種の情報回路である。

皮膚は、無意識の窓といわれる。

さて、整体施術の中には、足裏施術がある。
それも、足裏の反射区を想定して、そこに刺激を与えることによって、遠くの内臓関連に働くものである。

先の研究により、経絡は、神経よりも、体液系と関わっていると、推測されたことを、付け加えておく。

すると、今度は、神経系と、経絡の区別ということになる。

次にこのことを記すが・・・

どんな学問も、発展途上であり、更なる、研究が必要であることが、解る。
そして、整体というものも、完全足りえない。

施術を通して、新たに発見することも多々ある。


posted by 天山 at 07:04| 整体 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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