2014年09月09日

整体10

心は、何処にあるのか・・・
何処に、存在するのか・・・

様々な分野で、議論されるが・・・
身心医学、現在の心療内科といわれる、医療の分野での、定義を見る。

それは、つまり、脳の生理学からとられたものである。

脳は、脊髄に続いている。
脳の中には、一本の軸があり、上から下にかけて、間脳、中脳、延髄と、名付けられる。
これらを、まとめて、脳幹と呼ぶ。

この間脳の部位から、大脳皮質が、この軸の先端をとりまく形で、延びている。
大脳は、左右の一対の大脳半球からなり、小脳は、橋の背面につながる。

人間の精神活動の根源となる、神経細胞は、140憶個であり、それが、集結して大脳皮質となっている。

身心医学では、この、精神活動を、心と、定義する。

皮質には、古い部分と、新しい部分がある。
新しい皮質は、爬虫類あたりからはじまり、人間が動物としては、高等である。

人間では、新しい皮質が、90パーセントを占めて、古い皮質は、大脳半球の中に押し込められている。

新しい皮質は、部位により、それぞれ分業が行なわれる。
中心溝をさかいに、後半部には、体の内外からくる情報信号を受け入れる、感覚の中枢がある。

中心溝の前には、運動の中枢がある。

内外の刺激を受け入れる中枢と、その刺激に反応して、運動を起こす中枢の二つは、単純野と、呼ばれる。

よりよく、生きるというための、統合的な働きをする部分は、連合野と呼ばれ、新しい皮質の広い領域に渡る。
そこでは、感じる内容を、過去の体験、記憶に照らして、理解する働きをするのは、中心溝より後半部にある、二つの連合野である。

思考し、計画し、創造するのは、中心溝より、前にある、前頭連合野である。

またここは、人間らしい、高等な感情や意志の、中枢でもある。

この人間らしいとは・・・
自然に、身に付くものではない。
教えられて、学習していくのである。

人間の高等な、精神活動を知情意に分けると、知は、中心溝から、後半部に、情と意は、中心溝より、前方で営まれる。

さて、脳細胞の140憶個は、すべて、使用されているかといえば、せいぜい、40から50憶だと、言われている。
どんな人も、同じである。

一つ一つの細胞からは、突起が、四方八方に出ている。何かを考えると、或る細胞の突起が、他の細胞と接触し、それを通り、電気的刺激が、細胞から、細胞へつながる。

そして、一つの考えに結実される。

電気的刺激だから、プラスとマイナスがある。
積極性は、プラス、消極性は、マイナスと、単純に理解する。

頭が良くなるということは、細胞間の交流が、複雑微妙になるということである。
だから、単細胞と、人を見下す場合もあるのだ。

一つ覚え式の、考え方のみする人は、交流が単純であり、回転の速い人は、複雑な様式が出来ている人だ。
ただし、それ以前に、性格というものもある。

新しい皮質が、知性の座、といわれる。
古い皮質は、本能の座、といわれる。

本能の座は、食欲、性欲、集団欲、睡眠欲などの、本能的な欲求や、快、不快という情動の心、記憶のからくりなど、命を保つために直接必要な基本的に、心の働くところと、見ている。

情動というものは、心なのか・・・
それは、本能の欲求が充たされない時に、不快感、満たされた時の、快感、そして、怒り、恐れなどを、情動と呼ぶ。
これらは、いずれも、古い皮質のもう一つの内側に位置する、間脳の中にある、視床下部と、古い皮質とが、関係して、作り出される。

つまり、それが、心・・・

あるグループは、心は、腹にあるという。
それは、視床下部は、また内蔵の働きをコントロールする、自律神経や、ホルモンなどの、中枢とされているからか。

つまり、ここでは、本能、情動の座と、内臓の働きを調節する中枢とが、密接に結び付いているということを確認する。

そして、古い皮質は、知性の座である、新しい皮質のコントロールを受けているという、事実は、心と体を、考えるという意味で、身心医学では、定義している。

間脳よりも、下位にある脳間部には、呼吸、心臓の働き、分泌、その他の内臓の働き、筋肉の緊張度などを支配する、更に、原始的な中枢が、集まる。

身心医学の、心の定義から見れば、脳の中に、心が存在し、その心と、体の不調和を扱う医学の分野であることが、解る。

その心療内科は、精神科でもなく、内科でもない。
心と体の、つながりから不調和を起こしている、患者を扱うのである。

精神科に行きづらいが、心療内科には、比較的、行きやすい・・・
そういう意味では、精神的不調和の解決に、貢献した医学である。

だが、厳密には、精神病は、扱わない。
あくまでも、身心医療である。
心が、体に起こす、病を治療する場所である。



posted by 天山 at 05:46| 整体 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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