が、これ以上、外に出ない方がいいと、丁寧に、お断りした。
翌日は、ダバオに向うのである。
知らずに、熱中症になっていることもあるので・・・
兎に角、水を絶やさず買い、日本から持参した、スポーツドリンクの粉で、それを作る。
私は、それを半分に薄めて飲む。
体が、それに慣れるからである。
飛行機は、夕方の六時であるから、ホテルの滞在を延長した。
一日分の半額を支払う。
ホテルには、レストランもついていたが、一度だけ、利用した。
矢張り、食堂より、高いのである。
更に、コーヒーがインスタントだ。
あちらの、インスタントコーヒーは、コーヒーというより、ミルクコーヒーである。
そして、甘い。
それぞれの島では、コーヒーも栽培して、美味しいコーヒーを飲むことが出来るのだが・・・
ネグロス島のコーヒーなどは、最高である。
そして、探してみると、ミンダナオにもコーヒー栽培がされていた。
ネグロス島より、味は落ちるが、まずまず、美味しいと解った。
ダバオに行く前に、再度、100ドルを両替する。
4000ペソ程度である。
次の両替は、日本円しかない。
ドルを持ってこなかった。
少しでも、率がよければいいが・・・と、考えていた。
翌日は、朝から、食堂で食べる。
食堂は、安い。そして、魚料理がある。
魚と野菜のおかずで、ご飯を食べる。
この、ご飯が、腹にもたれない、軽い米なのである。
日本の米は、実に美味しくて、腹持ちする。
それでも、そこのご飯を楽しむ。
カガヤンデオロの、ダウンタウンは、兎に角、ゴチャゴチャしていて、大変な場所である。まず、信号が無い。
その中を、車と人が、事故も無く、行き交うのである。
渋滞しているのだが・・・
うまく動くという、仰天のシステム・・・
だから、道を歩く時は、兎に角、気を使う。
車、乗り合いバスのジプニー、バイクタクシー、自転車タクシー・・・色々・・・
一日は、あっという間に過ぎる。
夕方の四時になり、ホテルからタクシーに乗り、空港へ行く。
今、カガヤンデオロには、新しい空港が出来つつある。
もう、現在の空港では、対処出来ないほど、人が行き交うのだ。
街を抜けると、スムーズに車が走る。
私たちは、再度、飛行機会社の事務所に立ち寄り、パスポートのことを聞くことにしていた。
だが、為しのつぶて・・・
フィリピン人は、自分の仕事だけしかしない。
それ以外のことは、全く関係無いと、腹をくくっている。
これが、曲者である。
だから、結局、パスポートは、ありません。
私は、声を低めて、日本に帰ったら、オーナーに手紙を書くので、住所を教えろと言った。何やら、スタッフが、話していたが、私の剣幕に、書いてよこした。
格安航空だから・・・では済まない・・・
そして、確実に、遅れる。
一度、セブ島でも、怒鳴ったことがある。
いつもいつも、タイムオーバーだ・・・
オーナーに電話を掛けろ・・・
しかし、迎えの車の運転手が、笑顔で、待っている。
すでに、皆、飛行機に乗っていた。私一人が、拒否していたが・・・
止めた・・・
見つからないのではなく、見つけなかったのである。
そう、結論づけた。
そして、案の定、六時の飛行機が、タイムオーバーである。
更に、初めて、ダバオに到着して、時間が遅れましたこと、お詫びしますとの、アナウンスである。
驚いた。
50分程で到着する。
結果、7:30を過ぎていた。
荷物を探して、空港を出ると八時を過ぎている。
私たちを、今度は、森川氏の友人の、ジェイソンさんが、迎えに来ている。
空港を出ると、私たちをすぐに見つけた。
私の着物姿である。
何と、お母さんまで一緒に迎えてくれた。
そして、そのままホテルである。
そのホテル・・・
私が予約した古いホテルで、部屋を見て、愕然とした。
牢屋のような部屋である。
ここでは、四泊は、無理と、変更することにした。
ガイドブックに載っていない、新しいホテルが近くにあると、ホテルの人が言う。
そこは、900ペソ。
新しいホテルで、900ペソは、安い。
ツインルームがあった。
そこに決めて、ジェイソンさんとお母さんと、食事をすることに。
森川氏が、私のことを、詳しく説明してくれていたので、話がスムーズである。
明日、一日は休憩して、明後日の朝、10時から行動することを、確認する。
ダバオでは、すべて、ジェイソンさんが、お世話をしてくれることになっている。
すべて、慰霊の活動である。
お母さんも、私たちと、行動を一緒にしたから、驚いた。
また、最初の食事から、お母さんの質問攻めにあった。
その質問の、最初が天皇についてである。
それも、驚いた。
天皇とは、どのような存在なのか・・・
ジェイソンさんが、止めるまで、話し込んだ。
何と、九時半を過ぎたのである。
その内容は、省略する。
私のメイン・ブログ、天皇陛下について、を、参照ください。