2013年03月02日

タイ・ビルマ戦線7

チェンマイでは、日本人の方、三名にお話を伺った。
取材であるが、堅苦しくなくである。

一人は、女性の経営者である。アパレルの会社を起業した方。
そして、長期滞在の男性の方。
更に、男性の起業家である。

タイで仕事をする、意味と意義・・・
タイで暮らすことの、大変さ、楽しさ・・・

タイ人との関わり方・・・
仕事の場面で、日常の場面で・・・

沢山の、お話を伺った。

その様子は、辻代表が、ルポすることになっている。

その中で、私が驚いたタイ社会の、差別の話である。
タイでは、お金持ちが偉いということになっているという。

それが、子供の生活にまでも、浸透している。
いじめの原因も、そこからのもの。

タイには、固定資産税というものか無い。
ゆえに、土地を持つ者は、実に有利である。
それだけで、金持ちになれる。

そして、格差である。
それが、甚だしいのである。

持つ者と、持たない者・・・
それで、対応も変わる。

タイ人の一般的対応についても、学んだ。
タイ人は、怒られる、怒鳴られることを、極端に嫌う。
注意する場合は、一人の時である。

大勢の前で、叱る時は、辞めてもいいと判断した時だと言う。

タイ人を、動かすには、こちらが助けを求めるように、頼むこと。
それだけ、タイ人は、人を助けることを、喜ぶ。

それは、仕事関係でも同じで、従業員に対する対応も、それが主だという。

現在の滞在者は、日本の食料品が簡単に手に入る時代になった。
日本米も、タイで作っているという。

タイでは、醤油から、酒まで作る会社がある。
私も、タイでは、その醤油を使う。

日本人滞在者の色々な団体がある。
しかし、そこが面倒なところでもある。
日本社会の、悪い面が出るらしい。

更には、日本人同士の差別化である。

その団体に入り、しばらくすると、人の悪口、噂話が主になるという。
日本の社会に適応出来ずに、タイに来た人は、そこでも適応出来ないのである。

そのうちに、グループを作る。あるいは、孤立してゆく。

日本人社会そのままである。

更に、金を持つ者の発言権が強くなるという。
タイの風土を受け継ぐようだ。

更に、タイ人を見下す人たち。
人に依存する人たち。

何から何まで、人に依存する人がいるという。
タイ語が出来ない人が、特に、そうである。

二人の起業家の方は、順調に業績を伸ばしている。
男性の起業家は、日本向けの小物を造る会社を興して、成功している。

タイで、起業するのは、それなりの手続きが必要である。
外国人が働くことを、タイ政府は、とても敏感である。
だから、それをしっかりして置かなければ、後々、面倒なことになるのである。

外国人が、道端で物売りをしても、警察が来て、取り調べられ、しっかりとした申請をしていなければ、即座に罰せられる。

成功している人の中には、そのような脇の甘い人たちもいるという。

ただ、彼らは、タイ人を雇い、雇用を生み出しているから、タイにも貢献しているのである。
今年から、最低賃金の法律が出来て、給料をしっかり払うことになった。

アルバイトは、9000バーツほどから、高い人は、3万5千バーツである。
日本円にして、10万の給料は、タイでは、高級取りである。

そうすると、会社を辞めない。
それで、一家の生活を支えることが出来る。
仕事に専念出来る。

今回の取材は、丸一日を費やしたもので、実に充実していた。

ただ、60歳を過ぎた、長期滞在の方は、最後に矢張り、日本に帰りたいと言う。
だが、子供も出来て、帰るに帰られない状況である。

最後は、日本で死にたいようだった。
それが、印象的だ。

三人は、それぞれ、慰霊とボランティア活動も、主催している。
チェンマイにいると、自然に、タイ・ビルマ戦線のことが、分ってくるようだった。

その方たちから、日本を見ると・・・
日本人は、意識を変えるべきだという。
つまり、世界は、動いているということだ。

日本の社会にいては、見えないものを、彼らは、見ているのである。




posted by 天山 at 00:36| タイ・ビルマ戦線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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