2012年10月04日

霊学82

ユングは、人間が外界に向けて見せるべき、自分の仮面をして、ペルソナと呼んだ。
つまり、仮面である。

人は、適切な仮面をつけることにより、社会が円滑に動く。
日常生活では、個人的感情より、その仮面が必要とされる。

当然である。
毎日、個人の感情で行動していたら、社会生活が送れないどころか、疎外される。

ただし、外界との適応が良すぎて、内的適応が悪い人もいる。
つまり、それは、わが身の心を忘れた人のようである。
機械のようになってしまう。

人間の内界とは・・・
それが、無意識の世界、深層である。
と、簡単に言うのが、心理学者である。

宇宙大の無意識の世界である。
その中に入れば抜けられなくなる。あるいは、狂う。
だが、心理学者は、見てきたようなうそを言う。

ユングは、それを考える手掛かりとして、アニマ・アニムスを考えた。

つまり、人は、影、を通して、アニマ・アニムスと接触できるということである。

ちなみに、アニマとは、男性の中の異性であり、アニムスとは、女性の中の異性である。

男が、その女性性を隠して、現実を生きるが、その女性性は、影、そして、無意識の中に存在する。
そして、無意識の中で、人格化されるというものだ。

男らしい、というイメージを持つためにも、男の無意識には、アニマが必要であると、言われる。
その逆の女の場合も、である。

ということは、男女共に、潜在的可能性として、両性具有的であるといえる。
その無意識が、両性具有的というのである。

こんなことは、大脳化した人間だけが、考えられることである。
動物は、生まれた性のみで、生きられる。
しかし、人間は、生まれた性のみで生きられない人もいるということだ。

夢分析という、こじ付けが、これを納得させえると考えるのが、心理学者たちである。

ユングが見つけた、お手本を元に、彼らは、いい気になって、それをやる。

さて、ユングは、アニマは男にとって、感情、ムード、非合理的なものへの感受性や、人や事物に対する、愛情や、関係性、無意識に開かれた関係を、もたらすものと言われる。

アニマが肯定的にはたらくとき、それは、生命力や創造力の根元となる。多くの芸術家が、その内に存在する「永遠の女性」を求めて努力するのも当然である。否定的にアニマが働くとき、それはペルソナをまったく破壊する。多くの人がアニマの魅力のため、社会的地位のみか、命さえ失うこともあるのである。
河合隼雄

永遠の女性は、実は、自分の中にあったということである。
ご苦労である。

芸術家ではない人の、例が無いのが残念である。
芸術家とは、圧倒的に、少数である。大多数は、芸術家ではない。

女漁りをする男は、実は、わが身の内に有る女を求めて、女を漁っていたということになるのである。

そして、遂に、別な男の中に、理想の女を見つけた時に、どうするの・・・
そういう、特例については、書いていない。

無意識という、とんでもない、世界を区切りよく、ユングは整理したつもりでいるようである。
それを信じて、心理学者が存在する。
あるいは、精神分析という、詐欺師たちがいる。

そして、アニマに深く関わるのが、エロスであるという。
要するに、男は、アニマの関係において、エロスということに大きな役割を占めるというもの。

特定の女に、アニマ像を投影して、そこにエロスの感情を生じる。
つまり、勘違いである。

女を見て、エロチックな妄想に捉えられる。
女の体に、それを感じるのである。つまり、本能的欲望であろが、違う。
それは、男の未成熟なアニマなのであるという。
真面目な男ほど、未成熟なアニマを持つといわれる。
そして、女を見て、空想、妄想に、悶えるのである。

アニマの持つ、エロス的要素には、四つの段階があるとのユングは、第一は、生物的、第二は、ロマンチック、第三は、霊的、第四は、叡智と、きた。

河合氏は、いかに道徳的な人でも、分析の初期には、生物的段階が出るという。更に、娼婦のようなイメージを持つ女性像なのだそうだ。
更に、日本人のアニマ像は、この段階に留まっていることが多いという。

ここで言っておくが、分析家は、分析家以上のもの、更に、分析家が知らないものは、見えないのである。
自分に無いものは、見えないのである。

分析家は、人間であり、それ以上の者ではない。

こうして、お勉強をしているうちに、何事かが、解ったつもりになるというのが、恐ろしい。
ただ、そう仮定しているというだけである。

人間の無意識とは、八方破れかぶれなのである。
だから、道筋を先につけた者が勝ちなのである。
だか、あくまでも、仮定である。

ユングやフロイトの貴重な研究により、人類は、少しでも幸せになったただろうか。
益々複雑に、こんがらかり、訳が解らなくなっている。



posted by 天山 at 05:03| 霊学2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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