2012年07月09日

最後の沈黙を破る。64

世界的に自然災害が多くなり、その一つ一つを、忘れてしまうほどだ。

昨年の東日本大震災・・・
横浜にて、その地震の揺れを感じていた。

私は、マンションの同じ階の人たちが、無事であるかと、廊下に出た。
丁度その時、一つ隣の部屋の、ご主人が戻って来られていた。
お母さん、大丈夫ですか・・・
大丈夫です・・・

しかし、その後で、お母さんは、脳梗塞を起こして、倒れたという。
今は、介護ホールに入っていらっしゃる。

それだけでも、気の毒に思った。
元気な人だったのにと。

そして、東北地方の地震の、被害の全貌が解るにつれて、不安を覚えた。
矢張り、多くの人が、津波にのまれて、亡くなっていた。

更に、家を失い、家族を失いと、次々と入ってくる情報に、ただ胸を痛めた。

それから、被災地への、ボランティア活動が、始まった。

私も、出来ることをと、東松山市に、毎日、衣類を送り続けた。
そして、被災した人の、子ども達が、保育園で一杯になったという、保育所に、送り始めた。

そして、一段落。
その後、私は、今ではないと思うようになった。
今は、まだ、いい。
支援物資も、順調である。

被災した人たちは、先が長い。
その、長い年月を共にするには、何をするべきかと、考えた。

その間に、自衛隊、アメリカ軍のトモダチ作戦・・・
様々な、国からの、支援と援助があった。

だが、日本だけではなかった。
大雨による、洪水被害・・・
更に、冬に入ると、東欧の寒冷による、死者の数が日増しに増える。

自然災害である。
多くの人が、犠牲になった。

東日本大災害は、自然災害だけではなく、原発事故である。
これが、大変な事態に陥ることになった。

昨年の一年間で、数多くの被災地が、生まれた。
世界的に、である。

個人の力では、限界があるのは、当然である。
それでも、一人から、始まる。
一人から始まらなければ、始まらないのである。

フィリピン、ネグロス島の、バコロドに慰霊と支援に向かった途中の、セブ島の、セブシティでは、ホテルの方から、大火事があり焼け出された人たちが、テントで生活していると言われた。
そこで、すぐに私は、渡せる衣類を持参して、その場所に出掛けた。

小屋のような、家々に住む人たちである。
一軒が火災を起こすと、見る間に、広がるだろう。

その近くのスラムも、見て、納得した。

助けを必要としている人たちが、世界には、大勢いる。
それを、需要と供給とすると、需要が圧倒的に、多いのである。

そして、考えた。
軍事費という、膨大な、お金があれば、それを世界の助けを必要としている人たちのために、使えないのかと。

しかし、それは、甘い考えである。
心情には、訴えることが出来るが、現実的ではない。

国連をはじめとする、多くの団体がある。
それでも、足りない。

70億人に達した、世界の人口である。
そして、飢える人たちが、確実に、10億、20億人といる。

これ以上の人口増加は、誰もが求めないだろう。
更に、これにより、争いがはじまるとしたら・・・

今こそ、世界が一つの国家になって、対処しなければならないと、思うが、しかし、自国の国益という幻惑に、それぞれの国が、一つになどなるはずがない。

情報が、瞬時のうちに、世界に広がるほど、グローバル化した世界の、先行き・・・
私は、新しい思想が必要だと、思った。

それは、宗教によらない思想である。
宗教と、主義が、今までの、争いの大元だった。

人類の良心・・・
その人類の良心を目覚めさせる思想である。

人類が、生き延びてきたのは、共生の考えがあったからだ。
人間は、一人では、生きられないのである。

共生の思想は、分かち合いの思想になる。
この、共生の思想が、新しい思想として、歩みだすこと。
それ以外に無い。

それぞれの、民族と、宗教を認め、それを超えて、共生を目指すしか方法が無いのである。

と、この考え方も、浮ついている。
何故か。
世界には、まだ、それほど、進化した国は、少ない。
いまだに、全体主義、絶対政権の国が存在する。

それは、たった一人の人のためにある、国家である。

簡単に言えば、所有欲の何物でもない。
一人の人の、所有欲によって、国が造られている。

それらの、国々が、何らかの目覚めを起こさなければ、実現しないのである。

すると、国家間の、話し合いになる。
そして、世界の法律である。

国際法というものがある。
その国際法を、すべての国が受け入れること。

だが、これを書いてゆくと、終わらない。
また、時代性と、時代精神というものを、考えることにする。




posted by 天山 at 05:45| 沈黙を破る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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