2012年03月02日

ビルマの希望に会う5

全員で写真を撮り、お別れの時間が来た。
私は、代表の先生に、何が必要ですか・・・
と、問い掛けると、ガイドが、聞いてくれ、
おもちゃ、が欲しいとのこと。

おもちゃ・・・
私は、すぐに思い浮かばなかった。
後で、あの施設には、子供たちが、遊ぶための、何も無いと、気付いた。
つまり、ボールなど・・・

トゥクトゥクの周りに、子供たちが、集う。
コータが、最後に、子供たちに、それぞれの、民族を尋ねた時、驚いた。
静かにしていた子供たちから、それぞれの民族を名乗る言葉である。

しっかりしている。
そして、気付いたことがある。
その施設は、毎日、代表が七名で交代制である。そして、それは、皆、ビルマ人である。

ということは、子供たちには、複雑な思いがある。
つまり、自分たちと、対峙していた、国軍は、ビルマ人の軍隊であり、家族が、その軍に殺されたり、酷い目に遭ったのを、見ている。覚えているだろうということ。

それで、先生たちに、懐いた雰囲気がないのである。
ただ、先生たちの、命令に淡々と、従うだけである。
何か、少し、納得した。

さようなら
と言うと、子ども達も、サヨウナラと言う。

ネクストタイム・スィアゲン
英語は、習っているので、通じる。

女の子たちは、トゥクトゥクから離れない。
そして、ニコニコしているのである。
あーーー
子ども達が笑っている。
私は、それで少し安堵する。

トゥクトゥクが見えなくなるまで、子ども達が、見送る。
また、来る。だが、その、また来るが、いつになるのか・・・

トゥクトゥクは、ゆっくり走る。

それから、ガイドの青年と、話す。
色々と尋ねた。

一番は、児童買春のことである。
何と、彼は、通り道で、ここですと、場所を示した。
確実にあるということである。

更に、内容を深く聞いた。
だが、これ以上は、書かない。
情報になってしまう。

政府は、これに対して、どのように対処しているのか・・・
私が聞いた。
今は、まだ無理です・・・
もう少し、政府が落ち着いて、まとまれば、法的処置を考えるでしょう。

あなたは、ガイドで、ここを利用させたことはあるのか・・・
ない・・・

最も多いのは、白人であると言う。
特に、西欧の男たち。

そこに来る子は、親から買う、または、人さらいである。

タイ側の、メーサイには、あるのか・・・
今は、ないでしょう・・・
でも、若い子はいる・・・

これも、これ以上は書かない。
情報になる。

ガイドの仕事について聞いた。
一日のガイド料は、2000バーツである。
高い。
更に、彼は、タチレクより、大変な場所があり、そこにも支援して欲しいと言う。
そこで、私は、料金を聞いた。

行くのに、車で三時間かかり、往復で7000バーツ。
更に、ガイド料と、運転手の料金を考えると、行くことは出来ない。

日本円にして、二万円以上かかることになる。
ボッていると、思った。

ヤンゴンの際も、ボランティア活動に付け込んで、インド系のホテル経営者が、私に提案したが、明らかに、吹っかけていた。

日本人で、しかも、ボランティアをする人は、金があると、見ている。

国境の橋に到着した。
運転手に、300バーツを渡し、ガイドに気持ちとして、300バーツを渡した。
600バーツは、1500円ほどである。

私たちは、ガイドと運転手に、お礼を言い、すぐに出国ブースに向かった。
事は簡単である。
パスポートを受け取るだけ。
それで、スタンプを押されて、橋に出る。

橋では、子ども達が待っていた。

しかし、その前に、私は、橋の真ん中にて、慰霊をする。
子ども達に言うと、頷いた。
そして、私の両側で、子ども達が、見守る中、日の丸を掲げて祈る。

ここでの、慰霊の祈りは、五度目になる。

タイ側の橋の下の、川沿いにレストランが立ち並ぶ。
そこには、多く白人たちがいた。
彼らが、私に手を振る。
私も、彼らに、日の丸を振った。すると、とても喜ぶ。

それから、子ども達に、10バーツを渡した。
今回は、お金である。
ガイドが、橋の上の子ども達は、お金が欲しい。親に言われてする子もいる。それは、食べ物を買うためだと、教えられた。

更に、親子連れの物乞いにも、20バーツを渡す。
そこを歩く人たちは、彼らを完全無視する。

子ども達に、また来ると、言うと、頷く子、英語の出来る子は、英語で言うと理解する。

前回より、素直になった。
子供らしくなったのである。

でも、次に行く時、女の子たちがいるかどうかは、解らない。

今、現在、この国境は、麻薬取り締まりが厳しい。
ミャンマー側から、もたらされるのである。
その詳しい内容は書かない。
情報を与えてしまうからだ。

兎に角、私たちの、メインイベントが終わった。
たった、これだけである。
しかし、これだけのために、ある種の緊張を強いられる。

国境地帯は、犯罪の宝庫である。
何に巻き込まれるか、知れないのである。




posted by 天山 at 07:53| ビルマの希望に会う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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