2011年12月18日

希望のビルマへ4

チェンライのナイトバザールでは、驚きだった。

奥に、食事をするコーナーがある。
そこで見たものは、日本のてんぷらである。
沢山の屋台がぐるりと、コーナーを囲んで並んでいる。

その中に、てんぷらの店が、数多い。
タイは、揚げ物の国であるから、てんぷらも、とても上手に作る。

さすがに、てんぷらの盛り合わせは、食べなかったが、小魚のてんぷらを食べた。
カラっと揚げていて、美味しい。

鍋物料理もあり、100バーツで、食べられる。
野菜が沢山あり、卵を解いて入れ、更に、麺類を入れる。
一つを二人で食べて、十分な量である。

三年前に出掛けた時より、チェンライの街は、大きくなっていた。
日本の企業、特に、車と、バイクの会社が目立つ。

ちなみに、タイの最初の王国は、チェンライからである。
そして、チェンマイとなり、スコータイ、そして、アユタヤである。
その、アユタヤ王朝の流れを、現在の国王が継ぐのである。

南下して王国が出来たのである。

さて、現在、タイの難民は、150万人いると言われる。が、副首相が、口にしたのは、実質、500万人ほどタイ国内に存在するという。
それは、ビルマ、カンボジア、ラオス、ベトナム人である。

更に、副首相は、それらの人たちを、地方の企業が雇用して、活性化しようとのことである。
タイは、平均給与額を引き上げた。しかし、タイ人以外は、その法に当てはまらない。だから、安い賃金で、働いて貰うという、主旨である。

少し、虫の良い話だが、実際的に、可能である。

本来、難民は、色々な規制がある。
例えば、田畑を作っては、いけないなど。

更に、子供たちには、国籍の無い者が多く、その地域、その町でしか、行動が出来ないのである。
タイ人は、皆、国民票を持っていなければならない。

バスなどに乗っていると、警察の検問があり、国民票か、パスポートを提示しなければならない。
それが無い人は、拘束される場合、多々あり。

特に、国境近くに行き来するバスは、検問が多い。
薬物所持などを調べるためである。

だが、どうして、タイには、このような難民が多いのか。
普通であれば、難民を追い出すことも出来る。
そこに、国王の存在がある。
そして、仏教の教えである。

国王は、難民を容認しているのである。
つまり、大いなる慈悲の行為である。

タイは、現在の国王をとても、とても、尊敬している。
ただし、現在国王は、入院中であり、その姿を見せない。

誕生の祝いでも、国王の姿無く、皇太子が、代役を務めていた。
だが、一度、その姿を現したという。

その時、タイ人でなくとも、長期滞在している、外国人も、感動し、涙を流す人もいると言う。

つまり、国王は、タイという国、そのものになっているのである。
日本語で言えば、国体である。

今の、タイ人の願いは、王様、一日も長く生きてください、であるという。
それには、また、深い意味がある。
現在の国王によって、辛うじて、保たれている、国の安定感を、亡くなることによって、損なわれると危惧するのである。

タクシン派と、反タクシン派の、対立だけではない。
南部の、イスラム教徒の独立運動である。
それも、手荒なことはしないのは、国王の御心である。

兎に角、現在の国王は、存在する意義が大きいのである。

皇太子と、長女と次女、三女がいるが、長女は、王位を離れた。だが、社会福祉活動に専念している。
残るは、皇太子と、次女と、三女である。

タクシン派とつながるのは、皇后と皇太子であり、反タクシン派とつながるのは、次女と三女である、王女である。

次女、シリントン王女は軍隊の教官になっているが、国民からの支持が高い。
三女、チラーポーン王女は、有機化学、化学、生物医学などの振興を行う。

王位継承候補者は、当然、ワチラロンコーン皇太子である。
だが、次女の動向が注目される。彼女は、王位継承権があるのである。
更に、タイの学術、文化のシンボル的存在である。
矢張り、国民の支持が高いのが、一番である。

現在の王室の伝統は、200年あまりである。
それでも、国民が、心を一つにするという、存在が国王なのである。
それで、兎も角も、タイ国は、保ってきた。

その王室が、最も尊敬し、心を寄せるのは、日本の天皇である。
その扱いは、他国の国王とは、全く別物である。

日本の天皇は、世界的に、唯一の、エンペラーとしての、認識を持つ。
本当は、エンペラーではないが、一番近い、言葉として、用いられる。
天皇は、テンノウと、呼ばれるべきであると、私は、思う。

ちなみに、各国の王位は、その財産によるものが多いのである。
日本の天皇は、権力も、財力も無くしても、偉大なる権威を有するということでも、世界で唯一である。

日本人が知らないだけである。

日本を研究する、海外の人たちは、天皇に謁見することが、最も名誉なことである。
今年、皇紀2671年であり、その伝統も、世界で唯一。

簡単に言うと、大統領の上に位置するのが、王様、法王であり、その上に、天皇の存在がある。

タイの人が喜ぶのは、日本の天皇と、タイの王様は、ベストフレンドである、と言う言葉である。

タイ人は、王様は、世界で一人しかいないと言う。それが、タイの国王である。
そして、天皇は、日本にしかいないのである。




posted by 天山 at 07:24| 希望のビルマへ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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