2011年07月28日

タイ、イサーンの姿2

障害者施設は、実に立派な建物だった。
しかし、中は、がらんどうである。

私たちが、到着した時、一人の女性が玄関にいた。
挨拶すると、挨拶を返す。

運転手が、私たちの、目的を話すと、女性は、急ぎ、施設の中に入った。
私たちは、バッグを持って、その後を追った。

すぐに、大きな部屋がある。
そこに、車椅子に座った、二人の女性がいた。
挨拶すると、嬉しそうに、手を合わせて、正式の挨拶を返す。

奥の方から、続々と、人が出てきた。
全員女性である。
三人の女性が、先生だった。

とても、喜んだ。
何せ、衣服を渡す前に、写真を撮りたいと言う。
更に、衣服の支援は、初めてのことだと、言う。

写真を撮り終わり、早速、私たちは、衣服を一つのテーブルの上に、乗せた。
持参したもの、すべてである。

皆さんの、目が輝く。
でも、慣れていないので、ただ、見つめるだけである。

私は、一つ一つを、取って、それぞれに合うサイズを、体に当てて、差し上げた。
皆さん、はにかむ。

一人の先生が、何か言うと、それぞれが、手を出し始めた。
30分ほど、そうして、手渡しをした。

そして、また、私たちも、写真を撮ることにした。
日の丸を掲げて、皆さんと、撮る。
全員揃っていないとのことで、残ったものも、欲しいと、先生が言うので、そのまま、テーブルの上に、置いてきた。

最後に、一人の先生から、
いつでも、いらしてください。何も、私たちに、プレゼントがなくても、いらしてください。心から、歓迎します
コータが、タイ語が、出来るのが、本当に幸いした。

私の言葉も、しっかりと、タイ語に、訳されて、伝わる。

実は、到着した、日、私たちは、孤児院にも、出掛けた。
それは、空港からの、タクシーに乗った時に、運転手に尋ねた時、運転手が、孤児院があると、言ったからだ。
しかし、私は、タクシーだと、料金が高い、トゥクトゥクにしようと、思い、その後で、トゥクトゥクの運転手に言うが、誰も、孤児院の場所を知らなかった。

しかたなく、タクシーの運転者から貰った、電話番号に、電話した。
すると、運転手が、ホテルまで来て、説明するという。
つまり、仕事が欲しいのだ。
自分の車を使って欲しいがために、ホテルまで、やってきた。

本当は、夕方、子どもたちが、いるであろう時間帯に、伺いたかった。
が、運転手が、来てしまった。

昼過ぎである。
しかたなく、料金を交渉して、出向くことにした。
200バーツは、とても、高いと、知っているが、しかたがない。

市内にある、孤児院は、二人の女性によって、建てられた。
更に、支援も二人の女性によってである。

私たちが、玄関にいた、女性に、衣服支援を申し出ると、本当に、感激した面持ちで、両手を合わせて、ありがとうございますと、言った。

何と、支援を受けるのは、初めてと、言うのではないか。

14名の子供たちが暮らす。
10歳から、高校生まで。

彼女は、全員の大きさを知っていて、私が取り出すものを、一つ一つ、確認し、それは、受け取ります、それは、小さいですと、言い、区分けしつつ、受け取った。

二人の女性以外からの、支援は、無く、高校を卒業した、子どもたちが、仕事をして、支援をしてくれるという。

一番、必要なものは、何ですかと、問うと、衣服と、文具だと、答えた。
それでは、次に来た時に、文具も、持ってきますと、私が言うと、両手を合わせて、コープクンカーと、感謝する。

最後に、写真を撮る。

彼女と、並び、日の丸を掲げる。

私は、本当は、子供たち一人一人に、渡したかったのですと、言うと、次は、是非、そうしてくださいと、答える。

実は、市内といっても、一部の場所だけが、建物が新しく、町並みとして、整えられているのが、ウボン・ラチャタニーである。

更に、大型の建物の、建設が続いている。
これは、前首相タクシンの、政策が、イサーンの主たる町として、機能させたいとの、計画から、そのようになった。

実際、ホテルのベッドメークのおばさんから聞いた話しは、すべて、その地区の家を建てるというもので、政府の支援金と、15年で、30万バーツを返済するというもの。
おばさんによると、一ヶ月、日本円で、一万から、二万の収入の人たちが、15年で、30万バーツ、90万円を返すというのは、大変なことで、皆、家は、立派でも、とても、貧しいと、言うことだった。

そして、その地区を、抜けると、大変な有り様なのである。
それは、コータが、見つけた。
目立たないように、森に隠れた処の、家々は、まさに、イサーンの貧しさを表しているものだった。
私も、バンコクに戻る前日の夜に、タクシンが造った、大きな橋の下の、家々を訪ねたが、それはそれは、驚くほどの、家、いや、小屋だった。

本当に、驚いた。

見苦しいものは、隠して、人が見るであろう場所は、調えると言う・・・
呆れた。




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