2010年09月25日

天皇陛下について51

17世紀の、オランダの覇権から、次は、18,19世紀と、イギリスの、世紀になる。

イギリスは、この二世紀の間に、大英帝国を築くのである。

オーストラリア、ニュージーランド、インド、ビルマ、マレーシアを、押さえ、そして、カナダ、南アフリカ、エジプトと、七つの海にまたがる、広大な領土を支配する。

1588年、スペインの無敵艦隊、アルマダを、撃破し、スペインを衰退させ、1652年、開戦の、英蘭戦争にも、勝利し、オランダの海上権を奪う。

イギリスの、ライバルは、フランスのみとなる。

両国は、北アメリカで、激しい、覇権争いを行うが、その間、アメリカでは、独立運動が盛んになる。
1776年、アメリカがイギリスから独立する。

北米で、失った利権を取り戻すべく、全力を注いだのが、インドである。

そこでも、フランスと、熾烈な植民地争奪戦を、繰り返したが、イギリスが勝利する。

インド、ムガル帝国を支配下に置く。

イギリスの、植民地統治は、スペイン、オランダのように、十字架を武器にして、支配住民に、強制的に、キリスト教に改宗させ、従わない異教徒には、弾圧を加えるということは、しなかった。

イギリス国教会の下にある、イギリスは、キリスト教を全面に押し出さない。
ただ、教会の組織を作ることに、重点を置く。
信仰を、強要しない。

しかし、一方、エルサレム、メッカ、コンスタンチノーブルなどの、聖地を擁する保護国を、ことごとく、取り込む。
宗教を政治に巧みに、利用するという、したたかさである。

システムとしては、オランダと同じく、会社組織方式を取り入れ、東インド会社を設立して、経営に当らせる。

イギリスは、スペイン、オランダとは、違い、その場限りの、利益を収奪するのではなく、蓄積を図った。

そこで、巨額の産業資本を得たイギリスは、技術革新が、急速に進み、それが、18世紀中期の、産業革命として、花開く。
つまり、植民地からの、利益によって、産業革命を為したのである。

歴史教科書では、それらの、植民地からの、搾取などとは、一言も、書かれない。

あたかも、イギリスが、一人前で、産業革命が、行ったように、書いてある。
嘘である。

産業革命により、機械化が進み、生産量は、大幅に向上する。
他国を圧倒する、武器を大量に生産する。

生産性が、上がれば、原材料の供給と、市場の確保が必要になる。
イギリスは、更に、植民地を拡大し、そこから、富を奪う。

そして、その富で、産業を振興し、植民地で収奪した原料で作るものを、植民地に売りつけるという、重ねた、収奪を行うという、巧妙さである。

侵略、掠奪の、拡大再生産である。

また、恐ろしいのは、ライバルとの、争奪戦で、現地の人々を、傭兵として雇い、イギリス軍として、戦わせる。
それを、また、他国も、見習ったため、植民地争奪戦が、現地人同士で、行われるという、悲惨な状況である。

第二次大戦でも、ビルマでは、イギリス軍として、インド人兵士を、使った。

自らの、手を、一切汚すことなく、植民地から、永遠に、富を収奪する、システム。
これが、200年もの長きに渡る、イギリスの、植民地支配であった。

さて、イギリスの、産業革命は、19世紀半ばになると、フランス、ドイツ、ロシア、アメリカと、次々に、それに習い、産業革命を、成功させる。

その結果、西欧列強は、資源の獲得と、市場の拡大のために、更に、多くの植民地を必要とした。

そこで、狙われたのが、アフリカである。

最初の、収奪は、人間そのもの。
つまり、奴隷である。奴隷として、アメリカに売り飛ばす、奴隷貿易。
極めつけの、非人道的、行為である。

19世紀になり、アフリカ大陸内陸部の探検により、一気に、植民地争奪戦へと、突入する。

フランス、イギリス、ポルトガル、ベルギー、ドイツ、スペイン、イタリア・・・

先住民など、無視して、次々と、領土を編入するという、暴挙である。

1914年に、独立国として、のこっていたのは、エチオピアと、リベリアの二国のみである。

イギリスが、獲得したのは、エジプト、モロッコ、南アフリカ、ナイジェリアという、資源の豊富な地域。
イギリスは、メリットのある、地域だけを、侵略したのである。

ちなみに、フランスは、アルジェリア、西アフリカ、赤道アフリカである。
面積では、一番だが、大部分が、砂漠である。

アフリカは、西欧列強により、完璧に、白人社会に、蹂躙され、今に至るまで、飢餓と、貧困、搾取を受けると言う、三重苦を強いられた。

果たして、これが、輝かしい、西欧の歴史だろうか。

彼らは、その行為を、一度たりとも、謝罪しない。
反省しない。

更に、未だに、宗主国の傲慢な、気持ちを捨てきれないでいる。
勿論、その、仕返しが、着々と、自然に、行われることになる。



posted by 天山 at 00:00| 天皇陛下について2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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