2010年09月03日

天皇陛下について 34

靖国神社以下、神社の、焼き討ちを断念した、マッカーサーであるが、日本人の心を、骨抜きにするという、方針を諦めた訳ではない。

その前に、一言、アメリカは、広島、長崎と、原爆を落とし、更に、国際法に違反する、都市への、空襲などなど・・・
いずれ、日本から、謝罪を求められる。更には、その保障を求められると、考えたはず。

何せ、一般市民を、攻撃したのである。
今でも、アメリカの世論では、原爆投下は、戦争終結のために、また、多くの犠牲を出さないことによりと、肯定されている。

兎に角、今までの、日本人の、精神を破壊する。

その、第一歩。
「神道指令」を発布して、日本政府に、「国家神道、神社神道に対する政府の保証、支援、保全、感得、及び公布の廃止」を命じる。

これが、後に、憲法の政教分離条項に、引き継がれる。

だが、おおよそ、政教分離とは、理想である。
アメリカでさえ、大統領並びに、何かを証言する時には、聖書に手を置いて、誓いを立てるのである。

更に、戦争犠牲者の、施設では、宗教なくしては、意味をなさない。
政治と、宗教の扱うテーマが違う。

政教分離は、正しいが、現実に、行おうとすると、とても、異常な事態になる。

靖国神社への、首相参拝などが、国内で、これほど、議論されるのは、国際社会では、異常なことである。
少なくとも、最も歴史ある、更に伝統として、ある、神社という、形態にて、戦争犠牲者を、奉ることは、当たり前である。

ところが、仏教系、キリスト教系の、一部、ヒステリーのような、人々が、反対を掲げる。では、どうすればいいのか・・・と、なると、自分の宗派なら、一番良いということになる。

そうした場合は、混乱甚だしくなることは、見えている。

だから、歴史と、伝統に従う形が、理想である。

神社では、どのような祈りを、上げても、構わないのである。

さて、日本精神の、破壊は、あらゆる分野に、及ぶ。
システムも、すべて新しく作り変える。
政治、教育、税制、法律・・・・
憲法、教育基本法、累進課税方式の所得税法、六・三・三制の教育制度・・・

従わざるを得ない、状況に置かれた日本と、日本人は、素直に、受け入れた。
それも、見事な変わり身である。

敗戦が、いかに、多くの人の心を、踏みにじったか、である。

兎に角、敗戦でも、なんでもいいから、戦争は、やめて欲しいという、気持ちが、敗戦により、腑抜けたものになり、ただ、従順に従う。
戦争より、マシだ、である。

だから、あの大戦が、いかに、国民には、過酷なものだったのか。

物資の乏しさ、特に、食べ物・・・
人間は、食べるためには、なんでもする。
食べなければ、死ぬからである。

戦時を生きた人々が、それを、語らないのは、語れないほど、辛かったということ。
語れないほど、辛いこととは・・・
生死の、境にあったからである。
兵士でなくとも、死を見つめた。そこまで、追い詰められたのである。

栄養失調で、亡くなった人のことは、多く語られない。が、そうして、亡くなった人が大勢いる。

日本解体によって、価値観が、180度、変容した。
アメリカ、更に、戦勝国の、目論見通り、戦前とは違う、異質な、そして、異様な日本人が、生まれた。

大まかに、言えば、日本の先祖たちは、清貧に甘んじて、子孫のために、神社や、寺を作り、国を護ろうとしてきた。
明治以降の西洋化の流れで、神社仏閣は、激減したが、それでも、神社仏閣、それぞれ、八万、合計十六万が、日本に点在する。

戦後の、日本人を代表する、精神構造は、現在の価値観を、大切にする考え方、つまり、今がよければいい、である。
現世利益、刹那主義、それは、私利私欲、身勝手、快楽主義・・・

敗戦までは、礼節を重んじ、勤勉、忍耐、公徳心という、心と、魂のあり方が、明確だった。

だが、それが、自己本位、無責任、問題先送りと、すっかり、変わった。

私が、子どもの頃の田舎では、まだ、戦前の考え方が残っていたように思う。

人を、諌めて、真っ当に、しようとする場合、年長者から、それでも、お前は、日本人か、と、咎められた。
そして、それを聞く者も、それで、反省した。
それでも、日本人か、という、誇りが残っていた。

たった、一度の敗戦で、かくも、人の心は、変わるのか・・・
変わったのである。

私は、変わることは、悪いことではないと、思う。
しかし、国の意識を、破壊することは、最も、不幸なことである。

更に、自己卑下する。
特に、教育程度の高いひとほど、日本・・・そんな意識は、無い。
日本人・・・そんな意識を持っても、どうするの・・・

あえて、愛国心教育を、するまでのことは、無い。
しかし、日本人という、意識は、教育によって、得られる。
昔、それは、大人の姿を、見て、学ぶことだった。

今、大人の、何人に、何百人に、何千人に、何万人に、何十万人に、何百万人に一人が、国を意識するのか。そして、国を護り、育てることを、伝えられるのか。

日本の、パスポートを持つことで、それだけで、信用される。
よき日本人の伝統を、生かした、戦後の人たちの、お陰である。



posted by 天山 at 00:00| 天皇陛下について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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