2010年07月06日

奇跡の旅・ビアク島へ 6

朝は、早く目覚める。
といっても、日本時間の、八時、現地では、六時である。

インスタントコーヒーを炒れて、飲む。
しばらく、ぼんやりとしている。

明日は、ビアク島へ行く日である。
電話に、料金を入れたほうがいいと、思う。
ビアク島の、状況が全く、解らないからだ。

それから、お握りを取り出して、食べる。
でも・・・確か、四個もってきたはずなのに・・・一個だけしかなかった。
いつ、食べたのか、忘れた。

兎に角、冷たい、お握りが、美味しいのである。
日本の米は、凄い。少し、柔らかめに炊いて、お握りにすると、冷たくても、問題ないことに、気づく。

電話の料金を入れるために、部屋を出る。
朝の、通勤ラッシュである。
車が、渋滞している。

スラムの、あのお姉さんのところに行き、電話を差し出し、10万ルピアを出す。
すると、慣れた手つきで、料金を入れてくれる。
そして、2000ルピアを、返金してくれた。
10万ルピアの、カードを買うと、少し安くなるのだ・・・

通りに戻り、ホテルに向かうと、ガソリンを売る、道端の店に、以前来たとき、見かけて、服をあげようと思った、女の子がいた。

何と、私に、笑顔で、手を振る。

そこで、私は、後で、ズボンと、シャツを持ってくるからと、日本語でいい、身振りで、示した。
それで、理解してくれるのだ。

小瓶に、入れた、ガソリンを小売販売しているのだ。
その、店番をしていた。

早速、私は、支援物資の、仕分けをした。
どうせなら、以前行った、スラム付近にも、行こうと思った。

子供用を中心に、バッグに詰めなおした。

昼前に、出掛ける。
また、女の子が、いなくなっては、残念だと、思ったからだ。

女の子は、待っていた。
私は、彼女のサイズに合う、ズボンと、シャツを出した。
オッケーと、聞くと、頷く。

一緒に、おばあさんもいたので、おばあさんには、タオルを、差し上げた。

そして、物売りの、男の一人に、写真を撮ってもらう。
女の子は、しっかりと、たたんで、膝の上に、衣服を置いて、私と、ポーズを作る。

それから、私は、スラムへ向かった。
スラム通りから、少し奥に入ると、スラム街の道である。

前回の、スラムの、門の前を通ると、見覚えのある、おじいさんがいた。
門番である。
手を振ると、向こうも、手を振る。
しかし、今回は、その中に、入らない。

そのまま、道なりに歩いた。
少し、雰囲気が、変わっていた。

そのまま、歩くと、ホテルに出る道である。

小屋が立ち並ぶ。

男の子二人を、水浴びさせている、親子を見つけた。
私は、衣服を出して、必要ですか・・・と、問い掛けた。
母親は、とても、喜んだ。

だが、静かにと、私に知らせる。
その時、私は、それを受け取らないと、勘違いした。

要するに、人が沢山集まるというのだと、解る。
だが、矢張り、それを、見ている人たちがいた。

ところが、このスラムの人たちは、とても、行儀がよい。

サイズの合うものを、二人の男の子に、上げて、立ち上がると、二人の女が、赤ん坊を抱いて、立っている。
そこで、また、バッグを開けて、幼児物を示した。
すると、二人とも、頷く。

それぞれに、差し上げて、さて、と、歩き始めると、いよいよ、人が集まってきた。

それで、皆の前で、バックを開いた。
そして、私が、取り出すのを、待っている。

一枚、一枚と、取り出すと、それぞれが、誰々に合うというように、分配する。
昨日の、スラムとは、様子が違う。
誰かが、私のバッグに手を出すと、それを、牽制する人がいる。

規律正しく、受け取るのだ。
決して、騒がない。
つまり、それぞれの、スラムには、性格があるということだ。

すべてを、出し終えて、物売りの、お兄さんが、見ていたので、写真を撮ってもらう。
すると、皆が、写真を撮るべく、揃うのである。

実に、よい、雰囲気である。
そして、私に、インドネシア語で、何かいう。皆、同じ言葉を、いう。

私は、その言葉を、覚えて、ホテルに戻り、ガードマンに、どんな意味かと、問うと、英語で、グッドという。
すると、日本語が少し出来る、おじさんがやってきて、それは、あなたが、よい人だと、言っているのだと、教えてくれた。

汗はかいたが、とても、楽な、支援だった。

スラムでも、場所によって、性格が違うと、認識した。
これからの、参考にする。

必要な人に、差し上げるという、その、一点は、守る。
くれてやる、と、思われることは、実に、不敬なことであるから。

時には、いらないと、いう人もいる。
そういう、時は、速やかに、立ち去る。



posted by 天山 at 00:00| 奇跡の旅ビアク島へ 平成22年6月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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