2010年04月03日

救われないマニラ・救いようのないフィリピン 3

マニラを少し紹介する。

フィリピンの首都である、マニラは、メトロ・マニラ、マニラ首都圏として、17の行政地区に、分けられる。

ルソン島の、ほぼ中央にある。

中でも、マニラ、ケソン、パサイ、カロオカン、マカティ市の、五つが、中心部になる。

更に、都市の中心といえば、マニラ市の、リサール公園付近であり、現在も、多くの観光客が、集まるのは、エルミタ、マラテ地区である。

マラテ地区の、南が、パサイ市であり、空港に近く、犯罪率が、最も高い。
私たちも、そこで、盗難に遭った。

東の、マカティ市は、比較的安全であることから、ツアーなどの、観光客が多い。
また、エルミタから、ゴーゴーバーなどを、移転するものも多く、夜の遊びも、盛んである。

リサール公園の、北側には、バッシグ川を渡り、チャイナタウンがあり、一般庶民の、生活エリア、キアポ地区、そして、スラムとして有名な、トンド地区がある。

トンド地区は、前回一人で、一度、訪ねている。
それは、入り口に過ぎなかった。
まだまだ、街の奥に入っていかなければ、ならない。

だが、地元の人も言うが、非常に危険だといわれる。
更に、水害の場所に行くことも、危険だと、言われた。

日本で、自然災害がある場合、決して、略奪や、強盗などの、行為は、起きない。しかし、その他の国では、ハイチを見てもそうだが、略奪や、強盗などが、目立つ。

私は、そこに出掛けて行く必要なく、ビーチ沿いで、支援物資を、差し上げることが、出来た。

場が乱れると、人の心も乱れるのが、日本以外の国である。
日本は、極めて、稀な国であるということだ。

マニラ首都圏の、どこへ行っても、大変な量の、車である。
特に、ジプニーという、庶民の相乗りバスが、多い。
黒い煙を吐きながら、走る。

停滞と、排気ガスによる、汚染は、甚だしいものがある。
そして、下水道の、不備が、街の中を、匂わせる。
勿論、水道の水は、飲むことが出来ない。

海外に出て、一番先に、用意するものは、兎に角、水である。

いかに、日本の水道水が、安全であるか。
水を豊富に持つ、それだけでも、幸せである。

恒常的に、貧困がある。
普通の人の、一ヶ月の、給料は、一万ペソ前後である。二万円である。
だが、それでは、生活することが、難しい。

子供のいる家庭では、大変なことである。
両親揃って、共働きになる。
それでも、仕事があれば、いい方である。

街中に、多い、トライシルクという、バイクにサイドカーをつけたもの、また、自転車のものたちは、路上生活者が多い。
夜になると、家族で、サイドカーで寝ているのである。

トライシルクは、利用しないことにしている。
まず、吹っかけられる。
現地の人なら、40ペソのところ、観光客だと、100とか、200、あるいは、少し遠い場所だと、3000ペソなどと、言われる。
タクシーでも、そんなに、かからない。

その、タクシーも、メーターを下ろさない運転手が多い。

エルミタのホテルから、パサイ市の、バス乗り場に、向かう時、タクシーに乗った。
メーターを下ろさない。
そこで、メーターと言うと、あそこまで行くには、大変なんだ。だから、200ペソだという。

決して、そんなに、かからないことが、解っているので、コータが、交渉した。
150では
190だ
160では
うーん、解った。
こんな簡単なものではないが、そうして、交渉しなければならない。

こういう、場合は、メーターを倒しても、100ペソしないからだ。

矢張り、帰国日に、パサイ市の、ホテルから、タクシーを止めて、尋ねると、200ペソと言う。
それじゃあ、いい
と、言うと、運転手は、メーターを入れた。
空港まで乗り、料金は、100ペソにも、届かない。

前回、私は、騙されたことを、その時、知った。
前回、パサイ市の、ホテルから、タクシーに乗ると、フリー、ただであると、言われた。ホテル側が、出すというのである。
何と、サービスの良いホテルかと、思ったが、それは、運転手の、作戦なのである。

空港に到着すると、ただ、だから、チップをと言う。
私は、100ペソだした。すると、もう一枚と言うのである。
仕方ないと、もう一枚、100ペソを出した。つまり、200ペソを、払ったのである。

最初から、200ペソを貰うために、フリーだと、言う。
そして、チップとして、200ペソを、ねだる。

実に、こずるいのである。
そして、この、狡さが、命取りになっている。

頭が、その程度しか、働かないのである。

フィリピン人の、多くは、今、目の前のことしか、見えない。見ない。
先々のことを、想像する、能力に、劣る。

今さえ、得られれば、いいのである。
それが、全土に、及ぶ。
そうして、長期展望が、出来ないから、経済、金融、その他諸々を、中華系に、押さえられてしまう。

三年後の、一万より、今の、100ペソしか、見えないのである。
これは、致命的である。
この話は、今回の、一つの、テーマである。



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