2009年05月06日

性について 76

体内に侵入した、異物を種々の、細胞郡が、直接、攻撃をはじめる。

T細胞、ナチュラルキラー細胞、キラーT細胞、大食細胞。

一方、出来上がった抗体が、異物の抗原と、結合して、攻撃を開始する。
この、抗体を作るのは、リンパ球の、B細胞である。
この、B細胞は、骨髄からのもので、これに、どんどんと、働きかけるのが、リンパ球の、T細胞、胸腺からのもので、補助のT細胞。そして、交代が増えるのを、抑えるのも、これである。

そして、免疫のすごさは、一回でも、体内に侵入した、異物を、覚えていることである。
この異物が、侵入すると、キラーT細胞を、すぐさま、血液中に、放出するのである。

免疫とは、自己の同一性を守るために、自己犠牲を払って、異物を排除する。
つまり、生命の、維持活動である。

勿論、これが、反作用する場合もある。
体を守る、免疫機構が、体に、害を及ぼすこともある。
拒絶反応、アレルギー反応などである。

もう少し説明すると、免疫細胞から、分泌される、物質を、伝達する、たんぱく質がある。
生理活性物質、リンフォカインと、呼ぶ。

インターロイキン1、2である。
1は、大食細胞によって、新生され、未熟な、T細胞や、ナチュラルキラー細胞を活性化する。
2は、T細胞によって、作り出される、リンフォカインで、キラーT細胞や、ナチュラルキラー細胞を、促進する。

その他、T細胞から、作り出される、インターロイキン3という、ある種の、リンパ球を増やす働きを持つものもある。

更に、それらに、4,5まで、発見されている。

兎に角、免疫機構は、実に、複雑で、面白い。
こうして、体内環境が、生命維持に、必死に、戦っているのである。
感謝するならば、わが身の、体である。

そして、エイズは、何を、どのように、破壊するのかである。

エイズが、破壊するのは、T細胞の機能であることが、明らかになったのである。

T細胞は、細胞性免疫と、呼ばれる、一連の、免疫機構を担当している。それを、破壊するのが、エイズなのである。

まず、普通の、ウイルスが、体内に、侵入してきた場合は、大食細胞が、認識し、ただちに、食べてしまう。
そして、T細胞に、警告する。
それで、T細胞が、活性化して、色々な種類の、T細胞となって、増える。B細胞に、伝令し、B細胞が増える。
抗体を作り、侵入ウイルスを、攻撃する。
更に、他の、細胞も、攻撃に参加する。

それでは、エイズウイルスの時は、どうなのか。

エイズウイルスが、攻撃するのは、ヘルパーT細胞である。
これを、殺すことにより、免疫系の異物を認識する、能力を、失わせるのである。

自己、非自己の認識能力を、失った、ヘルパーT細胞は、何と、侵入してきた、エイズウイルスの、更なる、生産を請け負うという、恐怖である。

何か、SF映画を、見るようである。

免疫能力を失った、ヘルパーT細胞は、エイズウイルスに、身を任せて、その増殖に、負けて、更に、わが身から、エイズウイルスを、生み出すのである。
そして、同士である、T細胞を攻撃するのを、黙認していなければならない。

エイズウイルスが、侵入過程で、攻撃するのは、ヘルパーT細胞のみである。

同じ、リンパ球細胞である、抑制性の、サプレッターT細胞には、影響を与えない。

それのみか、サプレッターT細胞の数を増やし、作用を高めるために、免疫系の調和が、破壊され、機能が低下する。
そのために、免疫不全に、陥るのである。

実に、悪者らしい、やり方である。

性格の悪い、悪者、つまり、悪魔的である。

免疫不全、つまり、生命の破壊行為を、行うという。

健康な細胞を、エイズウイルスの、生産工場にするという、エイズウイルスの作戦である。





posted by 天山 at 00:00| 性について3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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