2009年04月02日

性について 55

昨年、08年、続けて、三十代前後の男性から、相談があった。

そのものスバリ、中折れである。
中折れとは、セックスの最中、または、マスターベーションの最中に、ペニスが、萎えてしまうというものである。

結婚している男は、切実な問題である。
マスターベーションは、何とか出来るが、妻とのセックスが、続行できないというのもある。
本人も、不満であり、妻も不満である。

勿論、妻や恋人をオーガズムに導く方法はあるが、本人が、イケないてのであるから、悩みは深い。

そこで、少し調べてみた。
昔読んだ本を、探し出して、みた。

性的不能は、まず、抑鬱状態が、上げられる。
機能的なものは、一割にも、満たない。
インポテンツは、大半が心理的なものである。

精力絶倫を、誇っていた、ある男が、ある夜、勃起できなくなった。それが、軽い抑鬱状態のはじまりであり、更に、落ち込んで、つまり、勃起しなかったことを、考えすぎて、重い抑鬱状態に嵌ることがある。

それでは、何故、抑鬱が、起こるのかである。
それは、心の単純さにある。

喜怒哀楽である。

さて、その中で、最も、現し難いものは、怒りである。
怒りを、心に溜め続けると、抑鬱状態に移行する。

怒りを、露に出来ない人に多い。
特に、時代は、男の受難期である。
下手に怒りを、現すと、その後が、大変である。

つまり、怒りを、抑制、抑圧して、日々の生活を送る。
さらに、怒りを、自己解消できないのである。

モノは、立派だが、半立ちしかしないとの、悩みは、二十代後半の男だった。
治療法を、求めての電話である。
だが、昨年は、追悼慰霊の旅が多く、面談する時間がなかった。

それが、治るのなら、治療を受けたいとの、希望だったが、私の所より、心療内科あるいは、精神科に行くべきだと思うが、整体により、リラックス、更に、自己解消を促すことは、出来る。

また、勃起するための、きっかけ、つまり、何によって、物理的に勃起するのかを、発見することは、出来る。

例えば、自分の感じる部分を知るというのも、手である。

男は、マスターベーションと、射精を知ると、その後は、自分のペニスと、身体に、あまり興味を持たない。
女の体、あるいは、ゲイの場合は、別の男の体にのみ、興味を持つ。
これも、原因の一つである。

さて、更に、性格が、受動的であり、攻撃的性格を持つ男は、その攻撃性や、敵意という感情を、抑圧し、逃避することで、つまり、黙りこむという方法で、処理すると、まず、完全不能になる。

妻以外の女とは、セックス出来るという男に多い。
妻に対しては、敵意が募り、全く、不能になるのだ。

つまり、妻に対する性的不能は、妻への、敵意の、サインとして、成立しているのである。

これが、一番、やっかいなタイプである。

周期的な性的不能の原因は、ふつう抑うつである。性欲の喪失は、たぶん生理的基盤にもとづいたものであろうが、かなり多くの抑うつが、実際には解決されずに内向してしまった怒りである。ということは注目に値する。ある男は自分の性的不能の問題を、次のように要約している。「わたしは妻の体にねじ込まないことで、彼女をねじ込めているのだ」この人は、セックスを通して敵意を行動化していたと、気が付いてからは、性的能力を回復した。
怒りの精神分析 ジャック・バーンバウム

更に、仕事関係、対人関係などでの、怒りの、昇華が出来ない人も、性的不能に陥る。

相手が、その怒りを、聞いて、受け入れてあげるだけでも、解消することが、出来るが、相手、つまり、恋人も、ストレスを抱えて、怒りを、抑制し、抑圧している場合、恋愛関係は、長続きしない。

心理的なことが、第一で、次は、食生活である。
長年の食生活が、性的能力を、減退させる。

つまり、精液が、作られなければ、射精欲も、減退するのである。
ジャンクフードを食べ続けていれば、当然、いつの日にか、突然、勃起出来なくなるということもある。

ただし、例外がある。
抑鬱による、マスターベーションというものもある。
更に、それに、罪悪感を抱き、自己嫌悪を募らせることによって、攻撃性や、怒りを静めるものである。

実に、人間の心理は、複雑である。しかし、それも、大脳化ゆえである。

不安を和らげるための、マスターベーションもある。
ただし、その不安の底にあるものは、矢張り怒りである。

セックスは、喜怒哀楽に、大きく左右されるが、特に、怒りの感情に左右されるということだ。

人間のセックスが、単なる性欲として、括ることが出来ないほど、複雑化しているのである。しかし、それに答える、情報が、極めて少ないのである。

そして、男の多くは、何ゆえに、勃起するのかということを、知らなさ過ぎる。
女体を見たら、勃起するという、単純なものではなくなっているのである、時代は。
更に、変態として、認識されていた行為が、当たり前になっているという、事実である。
これについて、いずれ、詳しく書くことにする。




posted by 天山 at 00:00| 性について3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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