2008年09月02日

性について 31

精子には、二通りある。
外形は、差がない。

それには、色がついていた。
第一染色体から第22染色体の、22本の染色体と、小さな23番目の染色体に、Y染色体を持つ精子は、青い色である。

第一染色体から第22染色体の22本の染色体と、小さくない、第23染色体を持つ精子が、赤い精子である。

]染色体は、Y染色体の、五倍の大きさである。

男の、源は、実に頼りない、遺伝子レベルで見ると、小さな存在である。
しかし、である。
そこには、何と、一ページにして、約1000字、それが、数万以上のページからなる、情報が、詰め込まれてるという。

Y染色体から男性化の最初の命令が発せられなければ、生命は仮にXYの遺伝子型を持っていても、デフォルトとして女性となる。これが、XY female(男性型女性)だ。これも両性具有の一形式である。
福岡伸一

デフォルト=本来のプログラム。本来のプログラムとは女性を指す。
福岡伸一 できそこないの男たち

私は、これを、書きたいがために、染色体の話を書くのである。

人間の本来のプログラムとは、女性なのである。

生物学、分子生物学から、検証すれば、男は、女の、変形であるということ。
つまり、旧約聖書は、完全に誤っているということである。
アダムのわき腹の骨の、一本から、女を創ったという、神もどきが、嘘八百であること。

男は、女から、生まれ出るものであり、更に、男は、女という、基本形があって、成り立つという、遺伝子学である。

それでは、生命誕生、受精の瞬間から、眺めてみる。

受精卵の、プログラムは、一瞬も止まることなく、不可逆的な進行を開始する。
その時、卵子に飛び込んだ精子が、赤いものか、青いものかは、解らない。
この時点では、染色体が、XXなのか、XYなのか、判別できないということである。

受精卵のプログラムは、生命の基本仕様によって、進められる。

受精卵は、分裂を繰り返し、瞬く間に、膨大な数に、膨れ上がる。
球状の細胞塊となる。

塊は、ボールのようであり、中空の、がらんどうの構造である。

ボールの皮にあたる部分は、細胞で、埋め尽くされる。
やがて、ボールの皮の一部が、内側にめり込むように、侵入する。
この、侵入路に、原腸と、名をつけた。

つまり、それは、身体を貫く、腸になるのである。

人間は、管であると、言う。
口から、肛門までの、管を持つ者が、人間である。

さて、U字にめり込んだ皮は、向こう側の皮に達すると、皮と皮が、融合して、そこに、口が開く。その瞬間、侵入路は、開通して、最初に侵入が始まった部位が、肛門となる。

この、管に、皺が出来たり、くびれたり、突起が出来、前後左右が、区別される。

受精後、六週間で、生き物は、一センチになる。

不釣合いな、大きな頭、目や耳などの、くぼみ、突起ができる。
背中の曲線は、短い尾まで続く。
しかし、一週間もすると、急速に、ヒトらしくなる。

頭が丸くなり、首が出来る。体調は、二センチちかくなる。

さて、そこである。
この時に、股を見ると、そこには、染色体が、いかなる形でも、同じものが見える。

割れ目である。

すべての、胎児は、染色体の型に、関係なく、受精後、約七週目までは、同じ道を、辿るのである。

生命の、基本仕様は、女である。

基本仕様のプログラムのままに、進行すれば、割れ目は、女の生殖器になるのである。

その、割れ目から、ミュラー管という、細い陥入路が、奥に伸びて、膣になり、奥に行くに従い、広がり、子宮、卵管を作る。

卵管の一番奥には、原始生殖細胞が現れて、それが、卵子を作るのである。
卵巣である。

更に、割れ目の中央に出来た、膣口の上に、腎臓に伸びる尿道が開通する。
そして、上方の舳先には、とがった、陰核が作られる。

これが、生命発生の、基本仕様である。

それでは、男の場合は、どうなのであろうか。

それが、女の変形になるのである。

割れ目を閉じ合わせることから始まる。
その跡が、見える。
睾丸を包む、陰嚢の、袋の真ん中に、肛門からかけての、一筋の縫い目がある。
それは、何と、ペニスの付け根にいたり、ペニスの裏側、亀頭まで至る。

蟻の門渡り、といわれる、部分である。

この筋こそ、生命の基本仕様に、介入して、カスタマイズされたことを、示す痕跡である。割れ目の。
誰が、それを、行ったのか。



posted by 天山 at 00:00| 性について2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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