2007年06月10日

タイ国情

タイ・前首相タクシンのタイ愛国党が、タイ憲法裁判所に、解党処分を受けた。
すると、旧党員が、タイ愛国グループとして結集し、再び新党結成に向けて活動するとのこと。
愛国党とは、笑わせる。
自分のために、国を食い物にして、税金のかからない通信社売却をして、千億円もの利益を得て、何が、愛国だというか。その息子二人も、脱税で巨額の支払いを求められている。

タクシン前首相の支持者は、バンコクなどで、クーデターへの抗議集会を繰り返している。
アホである。
勿論、タクシンもアホである。

タイという国を知らない。
金さえ動かせれば、やれると思う考えがアホ、浅はかである。
私は、外国人であるが、タイの国民を知っている。

タクシンが逆立ちしても、国王には、適わない。
新政権を国王が認めたのである。
国民の九割は、国王を支持する。自分たちが、苦しい思いをしても、国王を支持する。
国王は、国民を愛し、国民と共に、仏に額ずくのである。
その国王の行為が、権威を生む。

解りやすく言う。
タクシンは、大脳の新皮質であり、国王は、大脳旧皮質である。
新皮質は、合理的で、計算する。自分に得になることには、非常に敏感である。
旧皮質は、心である。旧皮質のある部分に空間がある。魂の場所である。国王は、そこを司る。

国民の支持は、旧皮質である。
適う訳が無い。

亡命生活を送るタクシンが、旧党員に「国家と公共の利益」のために、結集を呼びかけたというから、笑う。
国を食い物にしたものが、何を言う。

タクシンの手本は、中国共産党や、北朝鮮、ミャンマーの軍事政権なのであろう。
国王を廃止して、大統領制を暗に示唆したのである。
独裁政権を金で、推し進めようとした。

国王は、それについては、何も言わない。政治を国民にという思いで、民主化を勧めている。しかし、国民は、国王を絶大に支持する。
真っ当な政治感覚である。
政の意味を知っている。本来ならば、日本人が知ることを、タイの国民が知っている。
祭り事である。
タイは、稀に見る仏教国である。
僧侶と国王の信頼は、また凄い。精神的支柱である仏教と、国の権威の国王との関係は、実に理想的である。

仏教の慈悲の思想は、大和魂に似る。平和の思想である。

私の活動する、チェンマイは、タクシンの拠点である。
若者たちに聞いた。
タクシンは好きだと。理由は、医療費がタダになったことだという。
だが、国王は、別存在である。
医療費がタダになることより、国王が無くなる方が嫌だと。

信じられないだろうが、若者たちの部屋には、国王の肖像画がある。
日本の若者で、天皇の肖像画を飾る者など、皆無であろう。私の部屋にも無い。

このタイの国民の心理を、もっと学んでみたいと思っている。
現在の国王は、高齢である。次期国王に対しても、そうであるのか・・・
王子より、王女に人気があるというが・・・
タクシンは、国王の死を願っているのだろう。国王さえ死ねば、思い通りになると。
だが、肝心の軍に、クーデターを起こされたのである。
タクシンは、警察を手中にしているが、軍には適わない。

暫定政府と軍は、タクシン一族の追放を、さらに進めるという。
私は、支持する。
真っ当な権威が負けてはならない。



posted by 天山 at 00:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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