2016年03月03日

玉砕109

サンフランシスコ平和条約発効二日後の、4月30日、早くも国会にて、「戦傷病者戦没者遺族等援護法」を成立させた。

それは、戦場にて、傷ついたり、病気をしたのがもとで、亡くなった人、および戦死者の遺族に、遺族年金を保障するということを、決めたものだ。

更に、翌年、昭和28年、1953年、8月1日、前記の「戦傷病者戦没者遺族等援護法」の一部改正を行い、戦犯とされた人達にも、この法律を適用し、戦犯の遺族にも、同等の遺族年金、および、弔慰金を支給することを決めた。

それは、全会一致だった。

これは、この時点で、戦勝国が、どんな決定を下そうとも、独立日本政府として、戦死、戦傷病者も、戦犯による、刑死も、すべて国家の犠牲になったとして、厚生大臣の認定により、その扱いに、差をつけないというものだった。

つまり、言い換えれば、ここで、日本からは、戦犯という存在が無くなったのである。
戦犯処刑という言葉は、公文書にて、「法務死」と書かれることになった。

何と、温情のあることか。
それは、天皇の御心に添うものである。

当時の国会議事録には、戦死者は、戦勝国から見れば、犯罪人であろうが、日本人にとっては、犠牲者であるという、意識である。

ここで一人、木戸幸一内大臣の日記から見ると、
昭和20年12月6日、戦犯容疑者として、逮捕状の出た、木戸は、昭和天皇から、夕食に誘われている。
木戸が、戦犯容疑者指名を理由に、それを辞退したところ、
天皇は、「米国より見れば犯罪人ならんも、我が国にとりては功労者なり」との、仰せである。

つまり、天皇の御心が、広く日本には存在したのである。

独立日本は、戦犯に対して、国を守った人としての、揺るぎない、位置づけを行なったのである。

当時の政治家は、偉いものである。
用意周到に、独立国日本として、戦犯の名誉を守った。

つまり、恩給法第九条によれば、
「死刑又は無期刑若しくは三年を超える懲役者は禁錮の刑」に処された者は、恩給権が消滅すると決められていた。その通りにすれば、戦犯として、処刑された者は、恩給が受けられなことになる。
だが、援護法の適用により、戦犯刑死という言葉を一掃して、「法務死」と呼び変えたことにより、戦犯として死刑となった者も、事務手続き上、なんら問題なく、恩給の支給対象になったのである。

同時に、戦犯刑死者の、靖国神社合祀となれば、問題が起きたかもしれないが、これも、国家で、法務死と規定した以上は、支障のないことになる。

つまり、靖国神社に祀れたのは、「戦犯」ではなく、「法務死」をされた方という形になる。

この、援護法制定の後に、衆議院本会議にて、戦犯の赦免に関する決議、可決により、サンフランシスコ平和条約、第11条の規定に従い、関係諸国の了解を得た日本には、自国の手で、戦犯の赦免に結論をつけて、巣鴨プリンズを閉鎖したのである。

日本には、戦犯は、存在しないのである。

再度、言う。
戦犯の問題は、昭和28年、独立から二年目に、すべて解決済みとなったのである。

日本のマスコミ、そして、中国、韓国の言い分には、全く、根拠の無いものである。
戦犯を祀る、靖国神社に参拝することは・・・云々・・・

あの、毛沢東でさえ、言わなかった。

特に、日本のマスコミは、悪意ある、言いがかりである。
反日左翼、マスコミという。

総理大臣は、公人として、堂々と、靖国神社に、参拝すべきである。
当然のことである。

カトリック作家の、曽野綾子氏でさえ、戦没者慰霊は、その夫、三浦氏と共に、靖国神社に詣でると言う。
何故か・・・
それは、靖国に帰ると、約束したからだという。
約束した以上、当然、靖国に詣でるのである。

そして、それは、国が、約束したことでもある。
戦死者は、靖国に英霊として、神として、祀る。

日本は、宗教の自由がある。
しかし、靖国神社は、宗教施設と言う前に、戦没者慰霊の、社、やしろ、なのであるということ。

政教分離には、当てはまらない。
別格なのである。

靖国で会おうと、斃れた兵士たち・・・
その心を、無下にすることが出来るのか。

私のように、遠く、異国の戦場まで出掛けて、追悼慰霊をせずとも、靖国神社に参れば、充分な慰霊になる。
その、慰霊の心を、知る者なのか・・・

更に、宗教を問わず、靖国神社は、誰もが参ることが出来る。
戦没者に対する慰霊であり、神道の信仰の問題ではないのである。

付け加えておく。
祈りの最高の形は、黙祷である。
これは、長年、慰霊を続けた私の、確信である。

余計な言葉、祈りの言葉は、必要ない。
祈りは、黙祷である。

靖国神社は、それの最たる場所である。


posted by 天山 at 06:20| 玉砕3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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