2015年04月28日

玉砕24

アメリカのルーズベルト大統領の選挙公約の一つは、戦争はしないというものだった。
しかし・・・
戦争を作り出さなければならない。

ここで、アメリカのいつもの手である。
相手に攻撃させて、戦端を開くのである。

だから、日本にアメリカを攻撃させることなのだ。
それにより、アメリカ国民を奮い立たせる。
そして、日本、ドイツ、イタリアに宣戦布告するのである。

更に、アメリカの軍備を充実させる時間も必要である。
日本が、精一杯、交渉を重ねても、せん無いことなのである。
すでに、ストーリーが決まっていた。

あの戦争を避ける云々という話は、無い。
アメリカが、仕掛けて、そのために、外交交渉を遅れに遅らせていたのである。

であるから、日本側が、交渉打ち切り、宣戦布告というワシントンに打った文言も、すべてアメリカ側が、知っていたのである。

リメンバー・パール・ハーバー・・・などとは、笑い種である。

さて、近衛が内閣を投げ出した後、首相選出をどうするのかで、木戸内大臣は、思案した。
中には、天皇の意に添うため、皇族から内閣総理をという、意見も多かったが・・・

10月17日の重臣会議の席上、木戸が、
目下、なによりも必要なのは陸海軍内部の統制をはかり、9月6日の御前会議の再検討をすることにある。
との見地より、東條陸相を後継首班に主張した。

これは、事実上、木戸一人の判断で、東條を擁立したものである。

昭和16年10月18日、東条英機首相の誕生となった。

その際、天皇陛下は、
虎穴に入らずんば虎子を得ずということだ
との、仰せである。

つまり、外交交渉を主にするため、軍部からの者を、首相にして、軍部の統制を図るということになる。

だが、アメリカとの交渉が、上手く行くはずがない。
日本も、譲歩しない。
何せ、中国からの全面撤退である。
そして、アメリカの敵視政策を止めること。

どちらが、敵視政策をしているのか・・・
アメリカの方であろう。

11月20日、日本は最終案を提示したが、これを最後通告とみなして、アメリカを硬化させたという、論調があるが、硬化も何も、アメリカは開戦を望んでいるのである。受け入れる訳がない。

天皇陛下は、11月26日、
いよいよ最後の決意をなさねばならなくなった。なお一度、重臣たちの意見を微してみたいので、東條に話そうと思うが、どうであろう。
と、木戸にはかる。

そして、29日、天皇は、各重臣である、八元総理に諮問し、彼らは、一時間所見を述べたが、開戦に賛成の者は、一人もなく、比較的賛成が二人、反対が五人、一人が中立である。

27日のアメリカの回答により、交渉決裂であり、開戦の方針は、もはや変えられない。

翌日、高松宮より、
海軍は今でも避けたい気持ちです。
との、言葉に、天皇は、海相と軍司令部総長を呼んだが、
二人に尋ねるに、いずれも相当の確信をもっている旨奉答せるゆえ、予定通り首相に伝えよ
との、仰せで、つまり、開戦ということである。

木戸は、その旨を東條首相に電話で知らせた。
11月30日午後6時30分である。

山本五十六連合艦隊司令長官は、最後の御前会議の翌日、12月2日、南雲忠一機動部隊長官に電報を発した。
ニイタカヤマノボレ1208
である。

それは、真珠湾攻撃のサインである。

ワシントンの日本大使館が、宣戦布告の文書を手渡すのに手間取ったというが・・・
アメリカ側は、そんなことは、すでに知っていたのである。
兎に角、奇襲攻撃を待っていた。

ニイタカヤマノボレの電報に、「赤城」「加賀」などの、空母六隻、駆逐艦十七隻を列ねた艦隊は、進路をそのままに、ハワイを目指した。

別に、三十隻の潜水艦は、すでにハワイ近海に到って、うち五隻は、特殊潜航艇を一隻ずつ、デッキに搭載していた。

12月7日、日本では、8日、午前6時、オアフ島の北230カイリに到達した。

月明かりを利して、第一陣183機、続いて7時45分に第二次の167機が、発進し、合計350機765人が、日曜の早朝に、真珠湾に突入した。

アメリカの望み通りの、奇襲である。

ハワイの現地軍の怠慢もあり、奇襲は完璧なまでに、成功したのである。
つまり、ルーズベルトは、自国民、兵士を見殺しにしても、日本の奇襲を成功させたということだ。

そのことを知る者は、大統領を入れて、四名だけである。

アメリカ太平洋艦隊は、空母を除いたほとんどが停泊中で、たちまちにして、戦艦八隻中五隻を撃沈、三隻を撃破した。

ただ、日本側は、空母が存在しないことに、疑念を抱いたという。
兎に角、日本の大東亜戦争、第二次世界大戦の幕開けである。






posted by 天山 at 06:57| 玉砕 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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