2014年07月11日

霊学168

霊の再生と運命、から見ることにする。

体と霊の中間には魂が生きている。体を通して魂にまで達する諸印象は一時的なものである。それらは、体がその器官を外界の事物に向けて開いている間しか、存在しない。
シュタイナー

それを説明するのに、シュタイナーは、バラの花の例えを説く。

目の前にある、バラの花は、目がそれに向って開かれたとき、はじめて、バラの花の色を感知する。
知覚が生ずるには、外界の事物と肉体の器官とが、現存していなければならない。

しかし私の霊が薔薇について認識した真理は、現存するものだけに通用する真理ではない。この真理はまた、私次第でどうにでもなるというものでもない。・・・その真理が真理であることに変わりはない。
シュタイナー

大切なのは、魂のためにこの顕現に際しては、魂の無常なる体的基礎を問題にする必要がないこと、この無常なるものに依存せずに魂の中で働いているものが問題なのだということである。
シュタイナー

魂が、体と、霊の中間に位置づけられていること。
そして、魂は、現在と持続の仲介もする。

魂は今あるものをその無常性から切り離し、魂の霊的部分の持続の中に取り込む。・・・
魂が一時の刺激の中に埋没することなく、自分の方から積極的に事物に働きかけ、その行為の中で事物と自分の本質とをひとつに結び合わせるからである。記憶を通して昨日を保持し続け、行為を通して明日を準備するのが、魂の働きなのである。

体と、霊と、魂の差について、語る。

当たり前であることを、繰り返し説明する様子である。

記憶はいかにして生ずるのか。明らかに感覚や知覚とはまったく別様に生じる。
シュタイナー

それは、端的に、
思い出すということは、それ自身もはや存在しない何かを体験するということである。
と、なる。

それは昨日の私の体験に際しても働いており、今日の体験に際しても働いているところの、私の中に存在する同一の本性である。これまでの論述では、魂と名づけられていた。
シュタイナー

魂は、記憶となる経過を、記号を刻むように、体に刻みつける。

魂は、記憶の保持者であるとのこと。

魂が霊の視界を過去にまで押し広げているのである。魂が過去から持ち込んでくるものが多くなればなるほど、ますます霊の視界は豊かになる。そのように、魂は体から受けとったものを、霊に提供するのである。
シュタイナー

だから、人間の霊は、どんなときにも、二つのものを自己のうちに担っている。第一に、真、善の永遠の法則を、第二に過去の諸体験の記憶を。人間の霊は、この両要素の影響の下に行為を遂行する。
シュタイナー

他人の霊を理解するなら、二つのこと、第一に、どの程度まで永遠なものがそこに顕現しているか、第二に、どれ程の過去の体験内容をそれが担っているか。
と、いうことになる。

煙に巻くような、言い方である。

魂は体験を記憶に保存し、霊は能力を高め、生活内容を豊かにするものをそこから吸収する。人間の霊はこのように摂取された諸体験を通して成長するのである。
シュタイナー

魂も、霊も、別の言葉に置き換えることが、出来る。
これでは、特殊な考え方であり、受け入れられる人、受け入れられない人と、出てくるだろう。

魂と霊の定義づけと考えて、続ける。

次に、肉体に関しての、記述であるが・・・
省略する。

ただ、肉体的意味での種や類は、遺伝との関連においてのみ正しく理解される。共に、霊的本性もまた同様に、霊的遺伝を通してのみ、理解される、と言うが・・・

肉体的なものは、先祖から受け継ぐが、霊的なものは、私以外の誰からも、その形姿を受け継いでいない、と言う。

つまり、輪廻転生の過程で、得た、霊的素質である。

そして現在の地上生活以前には、ただ純粋に霊的な、霊界での諸体験だけがあった、という考えに留まることができなくなる。
シュタイナー

つまり、霊的人間は同じ霊的人間の再生でなければならぬ。なぜならどんな人も霊的人間としては、自分だけの類なのだから。
シュタイナー

ここからが、問題である。
霊的人間の再生は、外的物質的事象の分野には属さぬ、まったく霊的な分野での出来事であり、この分野では、われわれの通常の諸能力の中では思考力以外のいかなる力も通用しないのだ、ということである。思考力を信頼しようとしなければ、高次の霊的事象を解明することはできない。
シュタイナー

これで、人それぞれが、勝手な解釈に陥るのである。

人生を深く捉えるという意味では、お勧め出来るが・・・
これを元に、妄想の世界に入り込むとなると、危険である。

思考力・・・
それは、一体、どんな力なのか。
それに関する説明はない。

ただし、これは、利用出来るものである。
だから、新興宗教に、よく扱われるものである。



posted by 天山 at 06:12| 霊学3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。