2014年06月18日

霊学166

人間は自我意識を通して、自分を他の一切から区別された独立の存在であり、「私」であると考える。人間は体と魂の存在として体験するすべてを、「私」の中で総括する。体と魂とは私の担い手であり、体と魂の中で「私」は働く。肉体の中心が脳にあるように、魂の中心は「私」にある。
シュタイナー

肉体の中心は、脳であり、魂の中心は、私である。
理解出来るが、説明せよと言われれば、実に難しい。

「私」という概念も、霊学では、通常の「私」ではなくなる。

実際「私」に関しては、人間はまったく独りなのである。
シュタイナー

そしてこの「私」こそが、人間そのものなのである。このことがこの「私」を人間の真の本性と見做すことの正しさを示している。それ故人間は、自分の体と魂とを、その中で支え自分が生きるところの「外皮」であると考えることができる。
シュタイナー

私にとって、体と、魂は、外皮である。
魂の中心が、私、であるのに・・・

人間は、進歩向上するにつれて、この二つをますます自分の「私」の使用人として使うことを学ぶ。「私」という目立たぬ言葉は一切の他の言葉から区別される。この言葉の意味をよ考えるなら、深い意味での人間本性の認識への通路が開かれる。
シュタイナー

ただ内からのみ、魂は「私」という言葉を聴く。だから人間が自分に対して「私」というとき、そこからあの「外皮」が取り出されてきたところの諸世界のいずれとも係わりをもたぬ何かが人間の中で語りはじめる。この「私」こそが時とともにますます体と魂との支配者になっていかなければならない。
シュタイナー

私を意識する、私という意味として・・・
私が、支配者となる。
当たり前だ。

その、私に目覚めることが、私を認識するのである。

人間の成長を見れば、一目瞭然である。
成長と共に、自然に、そのようになってゆく。

そのことが、オーラに反映されると言う。

私が体と魂の支配者であればある程、オーラは分節化され、多様化され、多彩になる。
シュタイナー

そして、見者は、それを見ることが出来る。

しかし、私そのものは、見者にも、見えない。

さて、この自我は人間の中で永遠の光として輝く光の放射を、自分の中に採り入れる。人間は体と魂の諸体験を「私」において総括し、真と善との思考内容を「私」の中へ流入させる。一方から感覚の諸現象が、他方からは霊が、「私」に自己を打ち明ける。体と魂は「私」に奉仕し、「私」に自分を委ねるが、「私」は自分の目的を霊が実現してくれるように霊に自分を委ねる。「私」は体と魂の中に生き、霊は「私」の中に生きる。そして自我の中のこの霊こそが、永遠なのである。
シュタイナー

つまり、体と魂があり、私があり、その私は、霊の中に生きるということ。

自我は肉体の中に生きている限り鉱物の法則に、エーテル体を通して生殖と成長の法則に、感覚魂、悟性魂によって魂界の法則に従っている。そして霊的存在を自分の中に受け容れることによって霊の法則に従う。鉱物の法則、生命の法則が形成するものは、生成し死滅する。しかし霊は生成と滅亡には係わらない。
シュタイナー

ということで、霊は、永遠不滅のものなのである。
つまり、霊は、生き続ける。存在し続ける。

これは、信じるか、否か・・・
あるいは、思考から、徹底的、論理的に、それを知るかである。

そういう世界に、全く係わらない人もいるだろう。
生きるに、必要と感じない人も。

これらは、以前に書いた、人智学、神智学などについて、再度、目を通して欲しい。
更に、シュタイナーの時代感覚である。

永遠不滅の存在・・・
それは、人間の叡智である。

すべてが、脳の働きから来るものであると、考える人たちが多い。
脳が死滅すれば、すべては、死滅する。

永遠不滅の存在は、無い。
ここで、人間は、二通りに別れるだろう。

だが、シュタイナーを理解するには、永遠不滅の存在があるという、前提に立って、進まなければ、理解出来ない。

その、永遠不滅の存在は、輪廻転生している。

その根拠を、シュタイナーは、徹底的な思考を通して、更に、論理的に考えたのだろう。
私は、否定はしない。
だが、後々に、批判する。

シュタイナーの哲学は、批判ではなく、融合を唱えるが・・・
批判とは、合理主義、つまり、哲学の態度である。

シュタイナーは、哲学を超えると考えた。
ただし、それは、万人に理解されるのか否かは、別問題である。

だから、霊学となるのだ。
そのための、「行」までシュタイナーは、準備している。
そして、そこで、超感覚的世界に目覚めること。

超感覚的世界とは、霊学、そして、霊界の有り様である。


posted by 天山 at 14:39| 霊学3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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