2014年06月07日

国を愛して何が悪い134

新渡戸稲造の、武士道を見て、それから、日本の精神史についてと、考えていた。このまま、精神史に向ってもいいが。
その前に、もう一度、省みることがある。

黄文雄氏の、日本人から奪われた国を愛する心、という、著作である。
とても良い、教科書といえる。

そこから、同感することを、取り上げて、少し紹介したい。

日本人は「平和」と言う言葉が、国によってその意味するところが大きく異なることを理解すべきである。戦後日本人は「愛国心」を軍国時代の産物として過剰に危険視してきたが、むしろ「平和」のほうが「愛国」より多大な危険を含んでいることに気づくべきである。そうしないかぎり、自らの唱える「平和」が他国に利用され、破滅への道を進み続けることになる。


例えば、平和を口にしつつ、虐殺を行なう中国を見ることにする。

さて、その前に、世界の多くの国は、平和を望むと公言する。
だが、戦争を望んでいる国ほど、声高に、平和を強調するということだ。

その中でも、中国が抜きん出ているのである。

黄氏の、解説で、進む。

かつて、中国において「世界革命」「人類解放」などの「歴史使命感」を果たせというムードが高まっていた時期、中国ではしきりに「平和五原則」が叫ばれていた。この平和五原則は、1954年にインド政府と中国政府が結んだ協定であり、領土・主権の尊重、相互不可侵、内政干渉せず、平和互恵、平和共存の五項目を謳ったものだった。


ところが・・・
当時、チベットを侵攻占領した中国共産党が、インドからのチベットに対する、影響力を排除する目的で交わしたものである。
この平和五原則で、中国は、インドの内政干渉を受けることなく、チベット人の虐殺を遂行できるようにしたのである。

チベット人の、虐殺は、三百万人・・・
呆れる。

こうした野心を隠蔽するための言葉のすり替えは、中国の得意技である。


現在は、日本に対して、ウソ偽りの言葉は、当たり前なのである。
それも、平和という言葉を全面に、押し出す。

平和を阻害しているのは、日本であるというのだ。

そのためには、どんなウソも、平然と言う。

本音では革命戦争を望んでいるのだが、それを公にするのは当然ながらまずい。そこで、「平和」という建前を声高に叫び、「平和的交渉」や「平和的努力」をするフリをするのである。


フィリピンでの、平和的対話をしている、その間に、フィリピンの南沙諸島に軍艦を向けていたという事実。

2004年、6月28日、平和五原則の創立50周年大会が開かれた。
そこで、温家宝前首相は、「平和五原則は平和の原則だけではなく、発展の原則である。経済分野での平和原則とは、各国の経済自主権を尊重し、平等で国際経済に参与し、公平に競争し、互恵をして共同で、利益を獲得することだ」と述べた。

ところが・・・
その一ヶ月前には、日中境界海域で、春暁ガス田を開発中であることが、発覚した。

しかも、資源が複数国の境界にまたがる場合は、埋蔵割合に応じて、関係国間で配分することになる。日本側が、データーの提出を求めたが、それを無視し続けているのである。

更に、同じ年の、11月、中国は、原子力潜水艦を、日本の排他的経済水域を侵犯した。日本が強く抗議したが、中国側は、技術的な問題で、誤って入り込んだという、言い訳、ウソを言う。

更に、その一ヵ月後、沖ノ島周辺の、日本の排他的経済水域に、再び、海洋調査船が、無断で、侵入しているのだ。

これらのことから、中国の言う、平和という言葉は、意味合いが全く違う。

中国の言う、平和は、中国の勝手にしていいという、意味なのである。
中国の、思うとおりに出来ることが、中国の言う、平和なのである。

日本人には、理解出来ないのである。

このように、「平和」とはきわめて危険なものなのだ。その一方で「平和」とは万民にとって魅力的な言葉である。「平和」という言葉は、トゲのあるバラのごとく、人類の歴史においてじつにさまざまな役割を果たしてきたのである。


人類は有史以来ずっと、「平和的手段」で戦争を避けるべきだと語り続けてきたが、本当にそれが実現されるというのは理想でしかなく、現実の「平和的手段」とはワナばかり、落とし穴ばかりの油断ならないくせ者なのだ。


だから・・・
日本の、平和愛好者、平和主義者は、何も、平和について、解っていないのである。
平和念仏と言われる、所以である。

戦争がなければ、平和か・・・
そう、戦争の無いことを、平和と思い続けているのである。

それで、今でも、70年前の、憲法九条を、平和憲法として、たてまつる、のである。

全く、状況が違うにしても、それが、いいと、思う。

有事が起きた時のことを、考える余地が無い。
つまり、国際社会から見れば、アホの極みである。

更に、自国民を護れなくて、何が、平和か・・・

アメリカ、イギリスは、一人の自国民のために、軍艦を派遣するのである。




posted by 天山 at 05:58| 国を愛して何が悪い3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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