2013年11月23日

天皇陛下について164

天皇の、お住まいは、皇居の、吹上御所である。

この吹上御所は、昭和天皇から、お住まいになられている。

昭和36年11月30日より、一週間に渡り、吹上文庫から、引越しされた。
その、吹上文庫に、昭和天皇は、18年間も、住んでおられた。

吹上文庫は、開戦一年後の、昭和17年の大晦日に、防空壕として、作られたものである。
地上一階、地下二階の建物。

日当たりが悪く、湿気も多い。
日陰の身であるという、表現が、ぴったりくる状況である。

側近が、再三、新居新築を、お勧めするが・・・
昭和天皇は、頑として、受け付けなかった。

国民の住宅難が緩和され、伊勢神宮の改築を見届けて、ようやく、新築を許したのである。

ここでも、驚くべきことである。

君主たるものは、国民以上の生活を望み、また、そのようにする。
我が身が、第一である。
しかし、天皇は、歴代天皇に習い、まず、国民の生活を鑑みるのである。

昭和天皇の、質素さが、現れる話に、引越しの際に、ご自分用のスリッパを携えて来たという。
その、スリッパ・・・
半分ほど、擦り切れていた。
それでも、天皇は、新居で、それを使われたという。

さて、国民の多くは、知らないことが多い。
天皇陛下は、御所を所有しているのか・・・

実は、天皇は、一切の土地、建物を持たない。

敗戦後、すべての、財産を政府、つまり、日本国に、明け渡したのである。
勿論、アメリカ占領軍、GHQの指導の下に・・・

しかし、天皇は、何の不足も、お言葉にされなかった。
当然として、受け入れた。
この、当然・・・

天皇は、何一つ持つことなくとも、天皇という、権威が存在するのである。

現在も、皇居に限らず、東宮御所、京都御所、葉山、那須、須崎の、各御用邸から、車に至るので・・・
更に、皇族の家屋敷も、すべてが、国有財産である。

それ以前は、すべて皇室財産であった。
日本国憲法施行後に、国有財産となった。

であるから、天皇は、国から、借りているのである。

勿論、無料である。
これを見ても、解るように、天皇は、何一つ所有せずとも、いいのである。

世界の王たちは、その財産により、国王である。
一々、例を上げないが・・・

天皇は、すべての物が、国民の物であって、いいのだ。
国民のために、存在しているのである。

皇居の住所は、東京都千代田区千代田一番、である。
天皇は、戸籍を持たないので、本籍は無い。
しかし、その地を、本籍としている人たちが、大勢いるのである。

日本では、何処に本籍を置いても、かまわないからである。

さて、無一文、何も持たない天皇陛下は、税金を払っている。

それを説明すると・・・
昭和天皇は、著作の印税が入れば、確定申告し、所得税を払う。
また、天皇が、侍従などの名義で、株を買い、その得た利子、配当収入についても、確定申告し、所得税を払う。

戸籍を持たれないが、区民税と、都民税は、納めている。

更に、年収というものも得ている。
それは、皇室経済法に基づくもので、国が負担する、皇室費ということになる。

天皇と天皇一家の生活費、内延費である。
その内延費には、所得税がかからない。

その金額は、そのまま、手取り額である。
皇族費と合わせて、年間、20億円程度である。

それらは、余っても、国に返す必要がない。
ということは・・・
質素、倹約の天皇の生活費は、あまり凄いものではないから、余る。

天皇の経費の様子・・・
昭和62年度のものが、ある。
人件費、物件費、衣類、身の回り品、食事、厨房機器、恩賜賞の品、奨励金、災害見舞金、交際費、私的旅行、研究費、教養費、神事に関するもの、その他、となる。

人件費と、物件費が一番多い。

人件費とは、私的使用人の給料である。
内延費の三分の一を占める。

残りを、天皇、皇后、皇太子一家が、使用する。

その内延費は、人事院の、公務員給与の上昇率、東京区部の消費者物価指数が、ともに、10パーセントを超えたときを目安に、改訂される。

審議は、衆参両院議長、両副議長、総理大臣、財務大臣、宮内庁長官、会計検査院長からなる、皇室経済会議で、行なわれるのである。




posted by 天山 at 06:53| 天皇陛下について3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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