2013年08月26日

国を愛して何が悪い83

表向きは民主主義、人権という見栄のよい看板で介入し、侵略をする、あるいは戦争を仕掛ける。これはアメリカのお家芸です。
前野 徹 歴史の真実

アメリカは、ハワイを強奪した年、スペインに戦争を挑む。
スペインの植民地支配に苦しむ人々を救うという、名目である。

そして、米西戦争である。
目的は、キューバの独立戦争を助けるという・・・
しかし、アメリカが勝利すると、いつの間にか、キューバは保護領とされる。

それどころか、スペイン領だった、プエルトリコも領土化され、カリブ海が、アメリカのものになるのである。

1903年の、パナマ保護領化は、アジアの国々にとっても、影響が大きい。
1914年、アメリカは、ここにパナマ運河を開通させ、南米大陸の航路権、通商権を掌握すると共に、東海岸から太平洋への航路を確保する。
つまり、太平洋に乗り出そうとするのである。

米西戦争は、アメリカがアジアで、覇権を握る契機にもなった。
アジア進出の好機と見たアメリカは、スペイン領だった、フィリピンにも艦隊を派遣し、スペイン艦隊を爆破する。

この勝利の裏が、汚い。

フィリピンの独立革命家、アギナルド、リカルドなどを指導者とする、独立軍の活躍があった。
海からアメリカ極東艦隊に追いつけられ、マニラに立てこもるスペイン軍は、フィリピンの独立軍に包囲され、降伏する。

独立軍がアメリカに協力したのは、アメリカが独立を支援していたからである。

しかし、1898年、戦争に勝利すると、独立軍の報復を恐れるスペインの要望に応じて、独立軍の入場を禁じ、フィリピンをアメリカの領土に組み込んだのである。

つまり、スペインの次は、アメリカがフィリピンを植民地にした。

ここで、少し、大東亜戦争時のことを書く。
日本は、フィリピンに、植民地にしないでくれと、二度、頼まれたが、せざるを得ない状況になるのである。

それ故に、裏切り者と言われた。
だが、日本の統治の間に、日本は、フィリピンの伝統などを奨励して、フィリピンの文化に尽くした。

フィリピンは、島々の国。
そこで、それぞれの島の人たちには、色々な意見がある。
日本軍から、アメリカが救ってくれたという、驚くべき意見もある。

その前に、アメリカの植民地であったということを、忘れているのである。

さて、ジャングルに追われた、革命軍、アギナルド、リカルドは、日本に支援を求めた。そして、ゲリラ戦を戦うのである。

それに対して、アメリカは、より激しい対応をとる。
独立軍は、ゲリラであると、宣言する。
ゲリラとの戦いであれば、国際法の適応外になるからである。

国際法とは、殺傷能力の高い非人道的な武器の使用や、捕虜の虐待、拷問の禁止などが、定められてある。
このルールを一切、守らなくていいのである。

だから、やりたい放題である。

ゲリラ戦で、一名のアメリカ兵が死ぬと、捕虜を一人以上殺す。
大量に水を飲ませるという、中世のキリスト教の異端裁判で用いた拷問を行う。

悲惨なのは、アメリカ兵に村人が反撃した、サマール島である。
30数名が殺された報復として、女子供を含め、隣の島の住民二万数千人を虐殺したのである。

アギナルドの故郷では、田畑、家屋が焼き払われ、家畜も残らず殺された。
そのため、食料を失った住民は、飢餓に苦しみ、五万人が死ぬという。

1902年、約20万人のフィリピン人が犠牲となり、独立軍は、鎮圧された。

この時、八万の大軍を率いて乗り込んだのが、フィリピン初代軍政長官となった、アーサー・マッカーサー陸軍少将である。
その副官が、息子のダグラス・マッカーサー中尉で、後の日本を占領した、連合軍最高司令官である。

日本の場合も、国際法を無視して、各都市への空爆、そして、原爆投下・・・
アメリカは、いつも同じである。

さて、アメリカはフィリピン独立を約束した際に、独立後も永遠に支配するため、憲法に戦争放棄の条項を盛り込ませたのである。

これが、後に、日本の憲法作りに、そのまま生かされるのである。
つまり、フィリピンの憲法を下敷きにして、作られたのである。

あれほど、あっという間に、草案を作ったのは、それがあったから・・・

フィリピンも、日本も、同じ占領政策で、独立後も、アメリカの支配下に置かれている。

更に、フィリピンの悲劇は、英語の共通語化である。
言葉は、精神である。
それを、英語にされた。

それで、今でも、フィリピン社会は、混沌として、更に貧しく、その文化的発展もなく、フィリピンからは、何も生まれないのである。

悪いことに、スペイン統治時代からの、大地主制が生きていて、更に、アメリカナイズされ、既得権益を持つ者だけが、裕福という、始末である。

日本には、天皇と、日本語が残されただけで、フィリピンとは、天地の差である。

現在では、親日のフィリピン人が多数を占める。
後々で、日本と、アメリカのやったことを、冷静に見ることが出来たのである。

米軍撤退後のフィリピンは、益々混迷した。
アメリカの支援がなければ、成り立たない程に、やられたのである。

だから・・・
きっと、日本の自衛隊などの、駐留を潜在的に、求めているだろうと思う。
だが、今のところ、自衛隊は、軍隊ではない。
また、日本には、核兵器も無い。

もし、日本が、核兵器を所有したのならば・・・
東南アジアはもとより、南アジア、アフリカなどが、その傘下に入ること、確実である。

日本は、宗教や、民族主義の国ではなく、天皇を戴く、伝統の国だからである。




posted by 天山 at 05:38| 国を愛して何が悪い2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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