2013年08月12日

天皇陛下について160

言語は、民族文化を構成する上で、実に大切な要素となる。
日本語も、同じである。

と、共に、伝統文化を構成する要素として、天皇は、国語と同じく、それ以上に、欠く事のできないものである。

つまり、その存在である。

存在がある。
そこに、日本人の伝統的な文明精神、その心理、気質、何を持っても、その核には、天皇という存在がある。

皇室、天皇との関連なしに、日本の文化は、有り得ないのである。
歴史を振り返れば、一目瞭然である。
皇室は、日本の文化センターであった。

天皇が排除すれば、今も残ることのなかったものばかりである。

すべて天皇を源流とする。

天皇は、如何なるお方であるか・・・
それは、神話、伝承なしに、語ることはできない。

そして、神話、伝承があって、天皇の存在意義もまた、明らかになる。

現在の憲法では、天皇は、無力に近いというより、無力である。
しかし、世界列強の、立憲君主国でも、国民に対する、精神的権威は、最も高いのである。何故か。
存在するからである。

存在していたからである。

国王と、天皇は、全く違う存在である。
国王は、戦い勝ち続けての、国王であり、天皇は、国民の支持ゆえに、存在し続けている。

敗戦後、連合国は、日本を占領して、憲法改正を強制した。
実際は、占領地の憲法改正は、国際法違反である。
しかし、帝国議会と、政府が改正したという形にして、憲法改正を行った。

天皇を廃止するという、意見も多くあった。
その頃の、イタリアでは、国民投票で、君主制を廃止させている。

しかし、日本では、どんな手段を使っても、君主制を廃止することはないと、明白だった。

どんな圧力を加えても、一割の支持も得られないことが、解ったのである。

敗戦直後の天皇の支持は、九割以上だった。
天皇制反対の、共産党まで、国民投票は、拙いと思ったほどである。

憲法を天皇なしに立案することは、不可能だと、知ることになる。

更に、憲法の中での、天皇は、最高の地位でなければならないと、いうことだった。

実際、昭和天皇の、全国行幸で、国民から反発を買うと、アメリカ占領軍は見ていたが、それが全くの逆で、全国の国民が、天皇を大歓迎したのである。

まず天皇が存在しなければならない。
そして、その天皇を利用するしかないと、結論づけた。

そこで、天皇の行為として、国事行為のみを掲げた。
国事行為が必要だから、天皇が・・・ではない。
無害と思われる、国事行為を、天皇にさせること・・・

さて、ここで、天皇存在の理由は、抽象論より、歴史的史実を見るべきである。

日本語と、同じように、日本では、天皇が存在する。
その歴史は、2700年である。

長い歴史伝統から、生まれた天皇の存在を、抽象論で、云々するものではない。

天皇が廃止されれば、必ず、別の権威を立てることになるのは、今まで見てきた通りである。

世界史の流れを見て、天皇が、如何に、理想的な存在であるかが、解るというものである。

まず存在するという事実を前提にして、それを深く見極めることである。

もし、共産主義者が、天皇を廃止しても、次に来るのは、天皇より、激しい権威を有する、何かである。
国民のために、祈る存在ではなく、国民を抑圧し、更には、粛清するような恐怖ある権威を、掲げるだろう。

それは、共産主義国を見れば、一目瞭然である。

敵とする、反抗者を虐殺した後に、同じ共産主義者の仲間を、吊るし上げて、虐殺する。

それでは、神武天皇から、一切の武力が無かったのかといえば、武力を有していた。そして、その武力によって、東征を果たした。
それからである、問題は・・・

日本武尊も、武力を持って、戦いの旅を続けた。
だが、それからである、問題は・・・

天皇の歴史は、戦う歴史ではない。
統一し、安寧を求める行為であった。

他国の、討伐は、負けた方の、何もかにも破壊しつくして、更には、皆殺しをする。
旧約聖書、西欧の歴史を見れば、解る。

しかし、神武天皇の東征後の、和平は、その地のすべての部族の神々を皇居にて、お祀りしたのである。

破壊も、皆殺しも無い。
そして、広く民を、家に住まわせたいとの、八紘一宇のお考えを持って。望まれた。

それ以後の、歴代天皇は、基本的に、神武天皇の心のままに、国民を思うことが、第一となった。
いつも、国民の側に立つ存在として、天皇の存在意義がある。
更に、それが日本人の天皇を戴く、智恵であった。

最高の権威が、いつも、国民と共にあるという、安心である。

皇居は、一度たりとも、外敵の侵入を考慮して囲うことがなかったのである。

天皇に、敵は、一人もいなかったからである。




posted by 天山 at 04:56| 天皇陛下について3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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