2013年06月28日

国を愛して何が悪い71

ヨーロッパにおける奴隷制度は、16世紀以後に突然、生まれたものではない。

それ以前の、ギリシャ、ローマ時代、バイキング時代、十字軍時代と、ヨーロッパの歴史を通して、存在していたのである。

ギリシャ、ローマ時代に栄えた、都市人口の半分は、奴隷によって、占められていた。
奴隷は、異民族との戦争による、勝利の戦利品として、連れてこられた。
それを、人家畜、という。

ノースマンや、バイキングは、異民族を襲い、財宝を略奪するだけではなく、女、子供を手当たり次第に捕らえて、奴隷にした。
更に、これを商品として、中近東に売り飛ばしていたのである。

当時の交易の中心商品は、毛皮と、奴隷だったという、事実。

ヨーロッパ人は、人間仲間を馬牛と同じように扱っていたという、事実。

愛の宗教といわれる、キリスト教は、それに対して、どのような考え方を持っていたのか・・・

16世紀以降の、近代奴隷制は、それまでの習慣的な奴隷ではなく、国家が組織的に関わっていた。
大規模で強大な国家政策となっていたのである。

アフリカからの奴隷狩りと、奴隷貿易、新大陸でのプランテーションの労働力、アメリカの繁栄を支える、黒人奴隷など。

近代の最大の人種差別というしかない。

驚くことに、彼らは、旧約聖書、新約聖書から、奴隷を是認していたのである。
神によって選ばれた民、選民意識が、奴隷所有者であり、キリストも、奴隷制を攻撃しなかったという、こじ付けである。

更に、その弟子と任じたパウロは、奴隷制の積極的支持者であったというもの。

更に、白人歴史家は、進化論的粉飾を施し、アフリカ人の人種的劣等性を掲げて、白人の優越性を説くという・・・
奴隷制の正当性を導くのである。

アフリカ人と白人の隔たりは、白人と天使との差よりも、遥かに大きいという。
アフリカ人は、猿に近いものだと、独断的な解釈をするのである。

更に、黒人は、神を冒涜する存在だという、屁理屈である。

人間、白人は、神の代理者であるから、被造物はすべて、思うが侭に扱う。つまり、奴隷も、馬、牛の如く家畜と同じである。
どのように扱おうが、全く罪の意識を持たないのである。

この、ユダヤ・キリスト教の、完全なる独善意識には、呆れる。
神に選ばれた民・・・
ユダヤ人であれば、理解するが、彼らは、ユダヤ人ではない。
選ばれたのは、イスラエルの民である、聖書によれば。

さて、奴隷に関することだが、古くは、アリストテレスの先天的奴隷説、奴隷必要説から、多くの聖者による説教を通じて、20世紀に至るまで、多くの奴隷制擁護論が発表されている。

呆れるのは、奴隷制こそ、ギリシャ、ローマの時代から世界で、一番偉大な文明を作り出したという、馬鹿げた解釈など・・・多々ある。

恥知らずという。

ヨーロッパ人にとって、奴隷は、現代文明生活に、必要不可欠なものだった。
キリスト教では、労働を嫌う思想がある。
それは、アダムとエバの失楽園により、罰として、労働することになったと見るからである。

そのため、西洋人は、労働を罰則と考える。
労働の苦痛は、奴隷にさせるものと、考える。

呆れて物が言えないのである。

ちなみに、日本にも、奴隷が存在した。
それは、奴婢と呼ばれる。
だが、西洋とは、全く違うものである。

あくまでも、人間なのである。
日本人は、馬、牛に対しても、厚い情を持って接していた。

奴婢という奴隷にしても、人間として、対したのである。

根本的に違うのである。

海賊根性、バイキング精神・・・
どう足掻いても、そこから逃れられないのが、ヨーロッパ人、西洋人である。

日本人は、よくよく、この西洋人の根性を知る必要がある。

人種差別思想は、イギリスなどでも起こり、それが、オーストラリアの原住民、アボリジニに対する、大虐殺となったのである。

彼らを、獣を撃ち殺すように、ゲームを楽しむ如くに、虐殺した。
その罪は、あまりに深いものである。

一体、その謝罪をどのようにするのか・・・
今も、平然として、オーストラリア人を名乗るが、彼らに、良心というものがあれば・・・

更に、キリスト教国である。
全く、イエスの愛の教えなど、笑いものである。

アボリジニの人たちは、今も、その後遺症から抜け出せないでいる。
精神を深く深く傷つけられたのである。

200年ほどの間に渡り、彼らの、文化を滅茶苦茶にした。
親子を分離させて、キリスト教に改宗させ・・・
その独善性は、キリスト教特有のものである。

彼らは、反省する術も知らない。
そして、言う。
アボリジニの人たちを、助けていると・・・
ボランティアをしているというのだ。

自分たちが、蒔いた種で、散々にして、今度は、ボランティアだと言う。
私は、その保護区に出掛けて、実際に、その偽善のキリスト教徒たちを見た。




posted by 天山 at 05:26| 国を愛して何が悪い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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