2013年06月25日

性について235

男はストレスに弱い。
それは、サルの比ではない。

巨大化した新皮質系が、逞しく生きる役目を持つ、大脳辺緑系を軟弱にしたのである。

新皮質系は、人間だけに、際立って発達している新皮質と、新皮質に入る感覚神経の配電盤ともいうべき、視床と、新皮質が命令して出す、運動神経の配電盤である、基底核とを合わせ、一つの系統と考えたもの。

新皮質に対応する、もう一つの系統は、大脳辺緑系と呼ばれる。
視覚が嗅覚にとって変わった人間は、視覚系が発達して、臭脳が最も大切な働きをしている。
大脳辺緑系とは、この臭脳が、新しく衣替えしたものである。

この系統こそが、ストレスを処理して、逞しく生きてゆくために必要な、大切な脳の部分である。

大脳辺緑系も、新皮質と同じように、皮質と皮質下の部分に分かれている。

中でも、視床下部が、新皮質系の視床に対応するもので、自律神経の中枢と考えられていた。実は、その上位にある、大脳辺緑系によって、統御、調整されている。

大脳辺緑系は、情動と、五つのF、つまり、フィーデング、食、フリーイング、逃走、ファイテング、闘争、ファッキング、性、フロッキング、群れ本能、を司るといわれる。

また、大脳辺緑系は、内臓脳ともいわれ、自律神経系の支配下にある、内臓器官の働きに、交感神経性、副交感神経性の多彩な変化を起こさせる。

情動とは、快感と、不快感、怒りと恐れ、という情動である。
動物のオスや、人間の赤ん坊には、この情動だけが発達している。

ストレスとは、本能の欲求が満たされないとき、不快感に陥り、それが高じて、怒りの情動を発することである。

つまり、この気は、ストレスによって、大脳辺緑系が、乱れ、歪むことである。

本能と情動を司る、大脳辺緑系は、一方では、新皮質系からの、抑圧のコントロールを受ける。
その結果、欲求不満に晒されること多々あり。

気を使う、気を配る、イライラする、気付かれする・・・
そして、ぐったりとする。

これは、大脳辺緑系の働きに歪みが、起こることである。
そこで、生きているための、脳幹、脊髄系の働きを狂わせ、健康を損なわせる。

更に、上位の新皮質系に、逆に跳ね返り、そこで営まれる、高等な精神活動をも、ぐらつかせるのである。

女が、ストレスに強いのは・・・
そこから、男と女の脳の違いということが、出てくる。

生物的な脳の、性差は、胎児の時に作られる。
それは、胎児脳が胎内で、男と女の混合ホルモンのシャワーを浴びているからである。

はじめに、女がある。
そして、Yがあり、男児の睾丸から分泌される、男性ホルモンで、男脳部分が作られる。つまり、男脳は、女脳の、改変型、あるいは、応用型だといえる。

文化的な脳の性差は、生後の性心理学的発達に、依存する。

これを見て行くと、女は、強いもの。男は、弱いものであることが、解る。

男は、女から出たものである。
そして、女に返るものでもあると、いえる。

繊細で、微妙な存在なのである。

さて、男は、片方の脳だけ優位性が高まり、特殊化するといわれる。
別名、個性化である。

片方の脳だけが持つ機能に対して、優れた才能を発揮する。
それを、側性化という。

だが、それにより、他の機能が、無能となる。
すると、融通の効かない、硬い脳ということになる。

女は、片方の脳の不足を、もう一方の脳で、補うことが出来る。
つまり、弾性である。

左右脳が、補償しあうところに、弾力性のある、柔らかな脳を持つ秘密がある。
実際に、女は、左右脳をつなぐ脳梁の、断面積が広いことが、証明されている。

ストレス病は、大きく分けて、不安神経症、強迫神経症、抑うつ神経症、離人神経症の四つに、分類される。

女を襲うのは、抑うつ神経症が多い。
だが、男は、四つのすべてに陥るのである。

だが、その出方も、百人百様である。

さて、このエッセイは、性について、である。
次に、男が、圧倒的に、性的逸脱が多いという話である。

オスの場合には無かった、性的逸脱が、男になってから、断然多くなるのである。

男になるために逸脱するようになった、と私は思う。
大島清

この、逸脱も、ストレスの一種なのか・・・

男であるという、ストレスである。
完全な男というものは、有り得ないと、何度も書いた。
男になるために、性的逸脱をして、何とか、男を保とうとするとしたら・・・

男とは、何と、悲しいものであるのか。
更に、男が生きるとは、大変なことである。
更に、それは、誰も手を出すことが、出来ない逸脱である。



posted by 天山 at 05:26| 性について5 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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