2013年06月20日

ミンダナオ島へ15

ダウンタウンには、カテドラルと、フィリピンでも最古の教会といわれる、セントニーニョー教会がある。

セントニーニョとは、幼きイエズス教会という意味。
その教会は、毎日、多くの人が訪れ、夕方から夜にかけて、特に人が多くなる。
そこで、ストリートチルドレンの出番である。

人が集まると、物貰いも出来る。
更に、物売りの子供たちで、溢れる。
前回、私は、その場所で子供たちに、衣類を配った。
だから、今回も、そこで前回の子供たちに会うことを考えたが・・・

セブンイレブンの前で、数名の子供たちに、食べ物を与えたことで、そこに子供たちが集まるようになった。

その場所で寝起きしている、ストリートチルドレンもいる。
最初は、コンビニから、腹持ちする、サンドイッチと、ヤクルトを配っていた。

あまりに多くて、その一つ一つを覚えていないほどだ。

その中でも、特徴があり、忘れられない状況を書き記す。

一人の男の子が、夕方四時半頃、私がコンビニに出ると、腹が空いたとジェスチャーで示すので、オッケーと言って、ここで待っていてと、言った。
ヒァーステイ・・・
と、花売りの子が、通りかかる。

男の子である。
その子が、立ち止まった。
そして、私を見ると、手を差し出す。

そこで、二人に、サンドイッチとヤクルトを買うことにする。

花売りの子は、突然の出来事だったので、自分で求めたが不思議そうだった。
二人に、それを渡す。
二人は知り合いではないが、何やら話し始めた。

他の子供たちも、集って来たが、私は、本日は、これで終了という思いだった。
もう、倒れそうだったのだ。

そして、翌日、同じ時間帯に出ると、花売りの子に会う。
花を売る。でも、腹が空いている。
私の方から、食べる・・・と聞くと、頷く。
それではと、私は、チキンの店に連れて行くことにした。

カム・・・チキン、オッケー・・・
男の子が着いて来た。
チキン揚げの店に行く。
そこで、チキンと、笹に包まれたような、ご飯を二つ買い与えた。

そこで、写真を傍の女に撮って貰う。
店の人たちも、微笑んで見ている。

花を売って稼ぐのだが・・・それが親の命令なのか・・・誰の指令なのか・・・
一束、20ペソの花である。

しゃがんで、男の子と話をするが、英語が互いに不案内で、中々意志の疎通が難しい。
でも、何となく、心が通じる。
別れ難く思いつつ、男の子もそのようで、暫く、私はしゃがんでいた。

私は、シャワーを浴びさせて上げたいと思ったが・・・
きっと、明日も、この時間帯に出てくるだろうから、また、逢うだろうと思った。
それで、彼の仕事の時間を取るのは、悪いと、バイバイと言って、別れた。
しかし、彼とは、帰国する日まで、逢えなかった。

毎日、チルドレンに食べ物を渡しているうちに、どんどんと、その数が増す。
見慣れぬ子も、来るようになった。

本当は、その場所だけではなく、教会から、海沿いにも出かけたかったが・・・
兎に角、そこに出ると、子供たちがいる状態になった。

そして、その道に子供たちがたむろする。

子供たちの間で、情報が、行き渡るようだった。
食べ物を渡しているうちに、彼らの着ているものも、目に入る。
あまりに、汚れて、もう、着られない程のシャツを来ている子もいる。


結果、コータと相談して、私たちの、着替え用のシャツを出して、二枚のみ残し、子供たちに、特に、酷い子に上げることにした。

と、いっても、私の着ているものは、支援物資に出来ないものである。それでも、良い方だった。

明日、マニラに向うという日に、それを実行した。
だが、欲しい子が沢山いるのである。

体が大きくなっても、小さなものを着ている子もいる。

つまり、四日の間、教会の方へ行く時間がなくなった。
勿論、無理をして、出掛ければ、何とか、食べ物を渡すことが出来たが、私も、体力が必要だ。

更に、海沿いにも。

大きな子は、一度、食べ物を上げると、要求しなくなるが、小さな子は、何度でも、要求する。
しかし、中には、兄弟でいる子がいたが、兄の方は、どういうわけか、いらないと、言う。そこで、弟に渡す。弟は、素直に受け取る。

彼らは、ホテルの斜め前の道に寝ているのだ。
だから、毎日会う。
三度目になると、ようやく、兄の方も受け取るようになった。

何故か。
彼らには、父親がいた。
そして時々、父親が、食べ物を持って来る。
一度だけ、朝、父親とパンを食べているのを見たが・・・
その一度だけだった。

兄は、プライドがあった。
自分には、親がいるという。

私は、コンビニではなく、大量のパンを買い、そして、一ペソを、水を買うお金として、子供たちに上げ始めた。

それも、伝播していったようだ。
更に、子供たちが集うのである。

朝から、夕方過ぎまで、私は、それを繰り返した。
ところが、暑い。
一度、外に出ると、汗だくになる。

ホテルの部屋で涼んで、また、出る。
そのうちに、本当に疲れてきた。



posted by 天山 at 06:57| ミンダナオ島へ平成25 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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