2013年06月18日

ミンダナオ島へ13

窓の無い部屋で、一晩過ごすという・・・
檻に入れられたようである。

だが、エアコンは、凄く効いた。
セブ島も、酷暑である。

旅も後半に入る。疲れも出る。
まず、休憩である。
兎に角、休憩しなければ、熱中症になるのである。

明日から、ストリートチルドレンとの出会いである。

昼間、たらふく食べたので、夕方過ぎまで、満腹状態だった。
夜はいらないかなーーーと、思いきや、腹が空く。

この辺りには、食堂が沢山ある。
勿論、安い。
私は、一番汚いと思える、食堂を選んだ。

何故か・・・
美味しいから。

コータも一度だけ行ったが、毎日行くのは、私のみ。
顔馴染みになると、楽しいのである。
お母さんが中心で、お父さんと、息子でやっている。

息子がハンサムで、英語がペラペラ。
カレッジを出たという。

おかずを、二品とご飯を注文する。
時には、スープである。
皆、火を通してあるので、問題ない。

朝、夜と、その店に通い、昼は、別の食堂を廻った。

その夜・・・
矢張り、出た。
幽霊である。

二人の男。
一人は、若く、一人は、中年を過ぎていた。
若い男は、この部屋で死んだという。
中年の男は、昔このゲストハウスで、働いていたという。

と、次第に、金縛り状態になるので、清め祓いを瞬時に行う。そして、コーターにかからないように、コータの体に結界を張る。
というように、妄想のようなことも多々ある。

スピリットではない。ゴーストである。
これは、余計な話。

翌日の朝、食堂に行き、10時を待って、街の上に向うことにした。
日本円を両替する。

8ペソのジプニーという、乗り合いバスに乗る。
ジプニーは、至る所を走る。
だが、オープンカーであるから、暑い。

汗だくになりつつ、両替屋に行く。
少し高い。一万円が、3950ペソである。
三万円も両替すれば、次に来た時も、使える。

それから、私は、ストリートチルドレンと出会う場所に行く。
以前出会った、子供たちがいるか・・・
だが、その日は、平日であるから、学校に行って、いないはずだ。

ところが、新しい子が、二人いた。
丁度、物売りのおばさんに、何かを求めている。
手を出すが、おばさんが、文句を言っている。

私は、ハローと声を掛け、おいでと、手を振った。
女の子と男の子である。
食べ物・・・
頷く。
じゃあ行こう・・・
マックと、女の子が聞くので、うんと、頷くと、二人が、突然ゥワーと叫んだ。

マックとは、マクドナルドである。
そこは、少しの金持ちが利用する。

私は、食べたいものを言いなさいと、言うと、チキンとご飯のセットを注文した。
私はコーヒーを注文する。

席に着くと、女の子が嬉しそうに、お喋りする。
年は、二人とも、10歳。
寝ている所は、ハウスである。
チルドレンハウスがある。だが、食事は無い。
それで、腹が空いて、学校に行かず、食べ物を探す。

店員が、私たちの席を通るたびに、私に笑顔で答える。

兎に角、私が子供たちを連れて歩くと、皆々、笑顔を返す。

女の子は、お父さんがいる。お母さんが、出て行ったという。
男の子は、弟がいる。

そして、運ばれたチキンと、ご飯・・・
男の子は、ポツリと、僕の弟にも・・・云々・・・と、消え入る声で言う。
二人は英語が出来た。
私と通じ合うから、それほどの英語力ではないが・・・

写真を撮り、私は、ホテルに戻ることにした。
そして、店員に、日本語で、頼みますねと言い、二人には、また逢うよと言って、一度、さようならをした。

店を出ようとした時、驚いた。
出口付近の人たちが、全員、私に、微笑みかけるのである。

一瞬、たじろいだ。
ようやく、私も笑顔を作ったが・・・

皆さんに見つめられていた。

こうして、始まった、セブシティのストーリとチルドレンとの、付き合い。
それが・・・
大変な状況になってゆく。




posted by 天山 at 05:16| ミンダナオ島へ平成25 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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