2013年05月31日

霊学110

不完全な、あるいは常軌を逸したさまざまな綜合の試みのあと、新しい世代は心霊研究の問題をより簡明な項目に置きなおした。百年近くのあいだに心理学と精神病理学にすでに吸収された現象は差し引いても、なお超常現象は存在しており、それは、次のような形で発現するのである。

空間的あるいは時間的に感覚の到達範囲を超える事実の認識、これはESP現象、すなわち超感覚的知覚現象である。これをさらに分けると、空間的に被験者から離れた事実に関する洞察はテレパシー現象に、過去もしくは未来の時間的に離れた事実に関する洞察は透視に分類することができる。テレパシーおよび透視という語はここではいかなる仮説も含んでいない。カテゴリーを表わす名称であり、それ以上のものではない。

物体に対する異常の陽動作用、これはPK現象、すなわち念力である。
カステラン

現代の超心理学の、まとめともいえる。

二つの現象は、つねに同時に生起する。
サイ機能の現れにおける、両者の相対的重要性は、被験者の霊媒としての訓練に依存する。
訓練が、超常的素質を、ある決まった方向へまげてしまうという。

ESP作用と、PK作用は、人間の心的構造と、関係があるということ。
人間の、心的構造の一機能を、いまのところ、その性質がわからず、PSI機能と、呼んでいる。

超心理学の世界の様子の一つに、計量学派といわれるグループがある。

読んで字の如くである。
計るのである。実験をする。

詳しい説明は、省く。

その結論である。

ESP現象の発現に好都合なのは、意識的生が低下した「たそがれ状態」である。そのなかには催眠トランス状態、麻酔分析、睡眠、何らかの病気があり、さらにはアルコールやコーヒーからペイヨーテ、阿片にいたるさまざまなドラッグの効果がある。なかでも愛憎関係をともなった洞察の場合、質的に驚異的な結果が得られる。・・・

ESPを成功させる被験者のタイプは、感情的、非論理的、直感的な人間である。子供は女性より成功率が高く、女性は男性より高い。そして最重要なファクターがある。自分に自信を抱いていることである。

奇妙な現象がある。「サイ・ミッシング」現象、すなわち否定的結果に偏ることである。最良の被験者の場合でも、成功率が偶然による期待値を大きく下回ることがある。まるで、わざと誤答するために利用しているかのようである。「それは実験者に対する反感、不快感、敵意」

更に、テレパシーは、あらゆる点で、親近性や反復の法則をふくめ、個人心理学の通常の観念連合と同じように振舞うのだ。と、ある。

ある人々の観念連合が、他の人々によって、体験しうるのだと、観念連合は、無意識の共通のファンドに、人類の集合的魂に属すると仮定しなければならない。

この、観念連合とは、面白い。
ユングの世界である。

動物の集合的魂はおのおのおの種にとって、本能の源泉であり、無意識的・テレパシー的に感知された共通の体験であるようだ。
カステラン

人間も、同じことである。
単に、それが、複雑になったためである。

観念連合ということから、一足飛びに飛躍して、心霊人格、精神病質者の多重の人格が生じるといえる。

人類の生活必要上の、共通観念は、あまりに複雑になり過ぎた。
ゆえに、未知なる世界への、研究が必要になった。と、考える。

極めて省略して、説明しているが・・・
これで充分だと、思う。

さて、数学、物理学の成果によって、空間の四次元の物的可能性を、認めることが出来るようになった。
四次元の認識が、「ハイパー物理学」を基礎づけ、アポーツ、エクトプラズム現象を説明できるようになる。

テレパシーに関する、生理的仮説、そして、精神分析・・・

1938年、ユングは、三次元を超える世界のことを、考えていた。

テレパシーの問題がここではきわめて重要になる。・・・
しかるに、われわれはテレパシーによる認識がいっさいの空間的限界を、そして過去と未来の境界を突破するのをまのあたりにするのである。この機能の本拠は無意識のなかにある。それゆえ、心という実体はわれわれの理性をはるかに超える暗い深部まで拡がっているのだ。とはいえ、無意識がじっさいにわれわれの時空間世界の外部にある現実を捉えていると結論することはできない。といって逆の断言をすることはなおさらできない。
カステラン

面白いのは、超自我の象徴である、両親のイメージが、先祖崇拝を産み出したという。

更に、夢や、幻覚や精神病によって、客体化された死者の霊は、彼らを失った者の意識から、分離した、コンプレックスである。というものである。

さて、現代超心理学は、数学的な傾向が強いという。
それは、これからのことである。

ここで、ユングを通して、更に、神智学へと進むことにする。
オカルトである。
更に、もう一つの現実を見るものである。
現実を認識しているが、その裏の現実という意味でもある。

コップレックスに関して、一言言う。
劣等感とも言われるが、違う。

それは、心に溜まった、多くの記憶の絡みである。
一般的に、コンプレックスとは、マイナスイメージに受け取られるが、心理学では、心の襞であり、多くの記憶の束であり、それが絡まり、抜け出せない心理状態を言う。
逆に、プラスイメージを持つという、言い方も出来るのである。




posted by 天山 at 00:05| 霊学2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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