2012年09月26日

国を愛して何が悪い33

コロンブスのアメリカ大陸発見・・・
それは、世界史上初の、大快挙であった、と、教えられた。

コロンブスは、凄い人だ・・・
子供の頃に、刷り込まれたイメージは、中々消えるものではない。
しかし・・・

その本当の意味を知ると、全く、世界史が逆転する。

コロンブスの快挙は、西欧白人の、非白人に対する、侵略のはじまりだった。

明治以来、日本人が学んだ歴史というもの・・・
それは、すべてヨーロッパのものであり、世界史とは、西洋史であり、文明は西欧が作るものである。
そして、実は、その進歩、発展、幸福とは、西欧人のためにあるものということに、気づく事がなかったのである。

つまり、コロンブスの大陸発見の裏に隠された、先住民族の悲惨な歴史を見ることが、出来なかった。というより、教えられなかったのである。

それは、今も、続く。

白人が発見したという先住民族を、インディアス、北米では、インディアンというが、彼らは、先史時代に大陸に渡った、モンゴロイドの子孫である。

現在の、蒙古人や、日本人に似ている。
当時、西欧では、インド、シナ、日本などの、東アジアの広い地域を、インディアスと呼んだ。

実は、コロンブスは、自分が到達した場所を、新大陸ではなく、東アジアの一部と考えていた。そのため、この地の人たちを、インディアスと呼ぶことになったのである。

コロンブスは、その後、三回、つまり、計四回、この地に航海していたが、死ぬまで、東洋の一部、現在の東南アジアの諸島付近だと、勘違いしていた。

だから、本当は、アメリカ大陸の発見とは言えないのである。
後で、人が、そのように、呼んだ。

更に、コロンブスの願いは、実は、マルコ・ポーロの、東方見聞録に書かれてある、ジパング、つまり、日本に憧れ、そこから、金、宝石などを持ち帰り、大金持ちになろうと、野心を抱いたのである。

しかし、日本には、辿り着けなかった。

兎に角、コロンブスは、スペインのイサベラ女王の援助を受けて、サンタマリア号など、三隻の船で、1492年8月3日に、パロス港を出発して、東洋を目指した。

到着したのが、カリブ海の、バハマ諸島のサンサルバドル島である。
その名前も、コロンブスが付けた。
意味は、救いの御子キリスト、である。

問題は、これからである。
彼は、スペイン王との契約で、新しく発見した地域の、富、資源を本国にもたらせば、その十分の一を手に入れることが出来るということである。

その手段については、平和的であろうと、武力を使おうと、構わないということ。
つまり、この探検は、当初から、新大陸での、収奪が最大の目的であったということだ。

コロンブスは、自分が発見した場所を生涯、気づかず、東南アジアの島々と思っていた。その後に、スペイン人の、パルボアがパナマを横断して、太平洋岸に達し、初めて、新大陸であることを、確認したのである。
それが、1513年のこと。

ここで、大切なことは、何度も言うが、コロンブス以来、その発見により、先住民の大量虐殺、文化破壊が行われ、発見された側に、回復不可能な大被害を与えたということである。

発見された場所が、文明が遅れていたとか、未熟だったとかの、話しではない。
このような、野蛮なことを、平気で出来た、白人というものを認識して欲しい。そして、それが、何から、生まれたのか。

追々、明らかにしてゆく。

1492年、コロンブスが出航した年に、スペイン軍は、すでにイベリア半島からムーア人の追放を完了していた。

そして、間もなく、西インド諸島も、征服する。

1521年、メキシコにあった、アステカ帝国を亡ぼし、1532年には、ペルーのインカ帝国の征服を終えていた。

その有様を言えば、野蛮極まりないのである。
西インド諸島では、皆殺し作戦を行う。
鉄砲の歩兵と、犬を伴った騎乗の征服者たちは、島の狩猟採集部族を、意のままに打ち破る。
女、子供も逃さず、強姦し、殺戮した。
勿論、抵抗者は、虐殺である。

同様の襲撃は、キューバ、カリブ海の島々でも、行われた。

ここで、注目すべきは、征服者たちは、国王の名によって、やってきたのだが、重要なのは、キリスト教の名においても、やってきたことである。
勿論、カトリックである。

そのカトリック教会は、征服者の手先として、進んで新しい土地の略奪に協力し、参加したという、事実である。

司祭は、兵士と一緒に、先住民の元に現れて、先住民に対して、キリスト教の信仰を受け入れるようにとスペイン語で書かれた、公式の文書を読み上げる。
それは、法王が、国王に、新世界の領有権を与えたと、書かれていた。

イエスが宇宙の主であり、彼がペトロをローマ大司教に任命し、ローマ法王が、アメリカをスペイン国王に、授けたと宣言されていた。

従って、インディアスは、信仰に入り、スペイン国王の主権を認めることを、強制されたのである。

諸悪の根元は、カトリック教会である。
戦争を始めたのも、先住民絶滅を促したのも、ローマカトリックなのである。
白人の暴力を、神の祝福あるものとして、許すという、蛮行である。

呆れて、物も言えない。




posted by 天山 at 01:44| 国を愛して何が悪い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。