2012年07月22日

性について210

それでは、性転換に移る。
悩んでいる人たちのために、追加で書くことにする。

性転換をするには、まず女性ホルモンを何度か打ち、次に去勢手術となる。

去勢の順番は、睾丸、つまり、タマを取る。
次に、胸を入れて、最後は、残った性器を取る。

ただし、その前に、性同一性障害であるという、判定が勿論、必要である。

これに関しては、専門家に任せたい。

エストロゲンの投与を二週間に、一度すると、生殖能力が低下する。
睾丸と前立腺が萎縮する。
そして、乳房が成長することもある。

肌の質感が細やかになり、皮膚が薄く感じられるようになる。
体毛の密度が下がり、色が薄くなる。

男性的頭髪の減少が止まり、頭髪が濃くなり、髪質が柔らかくなることもある。

筋肉が落ちて、体脂肪のつき方が変化するために、女性的な体型に変わってゆくこともある。
体臭や尿の匂いが、変化する。

重要なのは、精巣が萎縮すると、元に戻らないということである。

副作用は、一生、更年期障害と闘わなければならないこと。
抑うつ状態、血栓症、肝機能障害、免疫力低下、寿命が縮まることなど。

更に、乳がんを引き起こす、可能性がある。
心不全、糖代謝にも、異常をきたす可能性がある。

だるさがあり、朝起き難くなる。精神的に不安定になる。

普通、睾丸摘出手術をするまでに、半年以上のホルモンを打つ必要がある。
睾丸は、男性ホルモンを出す部分である。

その手術は、全身麻酔で行われる。
陰嚢の、裏筋の中央部を一センチ切開して、摘出する。

入院する必要はない。
二時間ほど、安静にしていて、翌日から普通通りに生活できる。

ただ、中には、手術により、命を落とす場合もあるということ。
身体が、パニックを起こすのである。

豊胸手術である。
女性ホルモンだけで、ふくらむ人もいるが、矢張り、シリコンを入れることが、多い。

胸の筋肉をはいで、その間に、シリコンを入れる。
シリコンを入れる場所は、脇の下か、乳房の下からの、どちらかである。

術後は、毎日のマッサージが必要である。
それは、とても、大変で、激痛が伴うものである。

私も、タイにて、丁度、豊胸手術をした、カトゥーイから、話を聞いた時、毎日、マッサージが欠かせず、とても、痛みを伴うと聞いた。

最後の手術は、多くは、タイで受けるという。
世界中から、希望者が殺到するタイ・・・
本場なのである。

最初の手術は、膣腔形成、陰茎切除、睾丸切除、陰核形成、陰核とは、クリトリスである。これは、昔は、出来ないものだったが、技術が進み、感覚を得られるクリトリスを造れるようになった。
大陰唇の形成。可能ならば、小陰唇の形成。新しい尿道口の形成である。

そして、二度目の手術が行われる。
およそ、七日後である。

膣腔の壁に、陰嚢皮膚を移植するのである。
つまり、膣を、陰嚢の皮で造るというもの。

別の方法は、ペニスの皮を使う方法もある。
以前は、皮膚の移植で行っていたが、技術が進化したのである。

膣の深さは、平均すると、四インチから、五インチで、10から12,5センチである。

これは、医者の腕によると、思われる。
これ以上の詳しいことは、専門家に譲る。

性について、を、読んでこられた方は、男性器と、女性器が、同じ素材で作られていたことを、記憶していると、思う。

だが、矢張り、この手術は、命懸けのものである。

更に、術後は、また、大変である。
傷口の痛みは、死に至る痛みだという。

生まれ持った性を、取り替えるという、行為・・・
命懸けでも、それを望む人たちがいる。

とすると、彼ら、彼女たちに、少しばかりの、優しさを持って接したいものである。

更に、である。
術後は、まだ終わらない。

今度は、膣が塞がらないように、ダイレーションという行為を続けなければならないのだ。

半年から、一年、規則正しく、毎日行うのである。

膣拡張作業である。
ダイレーターとは、直径三センチ、長さ二十センチのプラスチック製のステックである。

膣周辺を消毒して、毎日、規則正しく行う作業である。
本当に、ご苦労様である。




posted by 天山 at 23:59| 性について5 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

性について209

男の子だった、椿姫彩菜さんのエッセイを読むと、次第に現実が過酷なものになってゆく。

鏡をのぞくと私が映る。私は鏡の中の自分を「男」だと思ったことは、一度もない。私は無意識に「女」として自分を眺めていた。・・・
でも、現実はそんな自分の欲求とはかけ離れていくばかりだった。学校へは短髪、短パンの制服で通わなければならず、校舎には「男子トレイ」しかない。どうしても入りたくない・・・。私は立っておしっこをしたことがなく、いつも個室へ入って用を足した。

まだこの頃は、ママに与えられるがままに服を着ていたから、下着はもちろん男の子用だった。でもそれ以外で、「男」と「女」に区分けされるものはなかったように思う。

それでも、食い止められない恐ろしい変化が、私の身に起こり始める。年齢とともに「身体」が自分の思う「女性」ではなく、「男性」へ変わりだしたのだ。こんな気味の悪いことはない。そもそも、私にはなんで「しっぽ」がついているのか? 自分の身体にしっかりとついてしまっている「それ」でさえ、なるべく見ないようにしてきたのに、現実は厳しかった。
わたし男子校出身です。

私も、直接そんな男の子に会った。
そして、相談を受けた。
更に、精神科へも、通っていた。

次第にイライラしてくる・・・
もう、ペニスを取りたい・・・
でも、先に袋を取る・・・

「それ」に対する違和感である。

だからといって、男が好きだという訳ではなかった。
兎に角、自分のあり様を変えたいという。
つまり、女になることなのである。

心理カウンセラーでは、間に合わない相談である。
何故、そうなったのか・・・心理的に云々という問題ではないのである。

普通は楽しみなはずの修学旅行の「お風呂の時間」も、私には苦痛でしかなく、とうとう一度も入らなかった。
私は、性器について考えないようにしていたし、話題にもしたくなかった。とにかく邪魔なもの。私になぜかついている「しっぽ」は、そのうちなくなるんだ、と自分に言い聞かせた。・・・

「男の子」と「女の子」の身体のちがいが大きくなればなるほど、私の「心」と「身体」はバラバラになっていった。しかも、どんどん社会的な常識がわかってくる年齢と重なり、自分のアンバランス感が精神を追い込んでいく。
そんな苦しみを誰よりもわかってほしいのが家族。もし、親が理解をしてくれたなら、苦しみは半減したと思う。でも、うちの場合、私が女らしくすることを誰より嫌ったのがママであり、パパだった。ママは、私が男らしくすれば喜び、私に女を感じたら激怒する、という感じだった。
上記より

女脳と、男脳という、見方があるが、彼は、完璧に女脳だったのだ。

アンバランス・・・
当人でなければ、解らないジレンマである。

そして、女の子になって、男の子を好きになりたい・・・
女の子になって、女の子を好きになりたい・・・

その逆もあるのだ。

ここで、更に、苦しいことは、ホモという言葉が使われて、いじめを受けることである。
更には、オカマという言葉。

なんで「男」になっていくんだろう・・・
この苦しみは、当人でなければ、理解できないだろう。

それにしても、身体だけは本当に「男」になっていくんだ。「女」として生きていくことがだんだん難しくなっていく・・・。悲しい未来、絶望的な大人の段階。
上記より

それから、彼の「女」への道のりが、描かれるエッセイである。

彼、いや彼女の場合は、父親より、母親が強固だった。
母親との、バトル・・・

一般的、児童心理学などでは、理解できないし、分析も出来ないのである。

だから、脳学である。
精神が、心が、というより、脳が女なのである。

それで、少数派であるから、障害と、名付けられる。
性同一性障害と、判定されると、性転換手術も、受けられ、日本の場合は、性別変更を行う事が出来るようになった。

それは、良い事である。
しかし、彼女たちは、今度は、子供を産むことが出来ないという、現実に打ち当るのである。

身体が、女になった・・・
良かったではない。

結婚は、女性であるから、出来る。しかし、妊娠は、出来ない。

有名芸能人も、結婚を前提にした付き合いと公表したが、相手の両親が反対したいという。つまり、女であるが、女の機能が無いということだ。
セックスは、できる。ただ、それだけ。

男の、セックスは、勃起、挿入、射精で終わる。
しかし、女のセックスは、その他に、妊娠という、重大事がある。
それが、無いのである。

性同一性障害・・・
とても、悩ましい問題である。

多くの告白本が出ているが・・・
それは、上記の繰り返しになる。

以下、省略して、次のテーマに、移らざるを得ない。

posted by 天山 at 05:34| 性について5 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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