2012年04月14日

まだ悲しいプノンペン

最高気温5度と、中々気温が上がらない日本から、最高気温35度の、タイ、バンコクへ向かい、それから、カンボジア、プノンペンに向かう旅。

プノンペンには、二度出掛けている。
しかし、一年以上も、出掛けていなかった。
プノンペンにある、貧しい子ども達を支援する、ニコニコの家に支援物資を持参して行く計画である。

今回は、私一人である。

カンボジアは、およそ35年前に、あの悪名高い、ポル・ポト政権が消滅した。
自国民を、300万人虐殺した、共産主義に憑かれ、妄想の人、ポル・ポトが行った、大虐殺の国である。

以前の、旅日記に、共産主義黒書から、色々紹介した。
そして、今回も、それから紹介する予定の旅日記を書くつもりだったが、止めた。

そうでなくても、暗いのである。

現状から、それを探ることにした。

バンコクで、三泊する。
それは、暑さに慣れるために。

黙っていても、外では、汗が噴出す。
寒いところから、暑いところは、嬉しいが、差が激しいのも、また辛いもの。

バンコクでは、いつもの、マンション・アパートの、ホテル仕様となっている、部屋に泊まる。
700バーツである。
これが、今では、円安で、一万円が、3600バーツ程度なので、高い。
しかし、前回、4000バーツの時に、少し多めに両替していたので、助かった。
今の、レートだと、2100円ほどになるのである。

30キロの荷物と、もう一つ、7キロの荷物が、支援物資で、自分のバッグが一つで、三つのバッグを持ち歩く。
これが、また、大変である。

バンコクから、プノンペンまでは、飛行機で、一時間程度である。
泊まる、ゲストハウスは、前日、電話で予約した。
前回も、泊まった、ゲストハウスである。

一泊、15ドル。
一ドル、80円とすると、1200円である。

カンボジアの場合は、ホテルとゲストハウスの違いは、あまり無い。
勿論、ホテルの方が高いが、レベルはゲストハウスも、変わらないところもある。
更に、ゲストハウスより、安いホテルもある。

プノンペンの国際空港は、こじんまりとしている。
日本の地方都市の、空港程度である。

入国審査は、メールでビザを取ってあったので、スムーズ。
ただし、両手の指紋を取られる。
事件や、事故の際に、身元確認が出来るので、いいことだと、思う。

そして、荷物を持って、外に出る。
と、その前に、私に、タクシーと言って、一枚の紙が渡された。
そこには、7ドルとある。
その料金は、トゥクトゥクの料金である。

あら、この人、私が空港前で、また騒ぐ人と知っているのか・・・
何せ、どこの空港でも、タクシー料金で、騒ぐ私である。
ただ、今回は、一人旅なので、冷静に行こうと思っていた。

その紙を掲げながら、外に出ると、タクシーの人たちは、トゥクトゥクと、その場を示す。そのままに、従う。
一台のトゥクトゥクが、あった。
一台しかないの・・・

それに、運良く乗る。
そして、外に出ると、何と、ズラッーとトゥクトゥクが、並んでいるのだ。
これは、交渉で、料金を決めるタイプの人たちである。
つまり、ボッタくることが出来る。

私の紙は、市内のどこでも、7ドルなのである。
だから、今回は、静かに行動出来た。

以前と変わらぬ風景である。
町まで20分程度は、かかる。
そして、ゲストハウスに着くまで、30分以上を要した。

タイとの、時差は無い。
ところが、私は、トゥクトゥクで時計を落として、日本時間に戻っていることに、気付かないのである。

つまり、日本時間は、二時間早いのである。

それに気付くのは、支援の当日である。

ゲストハウスに、顔見知りのお兄さんがいた。
オーッ・・・
と、二人で、声を上げた。

だが、他の人は、全員変わっていた。
フロントには、若い女性がいた。
以前は、いなかった。

ワンベッド、ワンルームである。
ダブルベッドが一台ある部屋。
以前、泊まった部屋の、斜め前の部屋だった。

シャワーを浴びて着替える。
そして、時計を見て、もうこんな時間なんだ。日本時間である。

そろそろ、ご飯を食べにと思う。
以前に行った、店に行くことにする。

そのゲストハウスには、四泊したので、その付近の道は、覚えた。
だが、プノンペンの道は、同じ道が多くて、迷う。
ただ、規則正しく道があるので、迷ったら、大きな通りに出ると、解る。

ポル・ポトの時代、この街に一人が一人もいなくなったという。
皆、田舎に連行されて、再教育を受けるのだ。
再教育とは、共産主義教育である。
そして、誰も彼もが、農業をするという・・・

そこで、知的作業をしていた人たちは、皆、虐殺されたのである。
労働者のみが、生きられる国にしようとした。
完全に、狂っていた。




posted by 天山 at 06:46| まだ悲しいプノンペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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