2012年04月08日

天皇陛下について108

日本武尊、やまとたけるのみこと、により、世の中は、平らかになった。

第十三代、成務天皇の御代には、山川の形状などから、国や、県、あがたの境を決めて、国造、くにのみやっこ、県主、あがたぬし、を新たに任命し、村には、稲置、いなぎ、を置いて、租税その他の世話をさせた。

中央、地方も、よく治まったのである。
大和朝廷の威光は、益々盛んになる。

ところが、第十四代、仲哀天皇の御代になると、再度、熊襲が背いたのである。

天皇は、日本武尊の、お子さんである。
その血を受けたのか、勇敢であった。

ご自身が、兵を率いて、長門の豊浦の宮に、赴かれたのである。
そこで、準備をして、後に、九州、筑前橿日の宮を本拠とされた。

軍議の際に、熊襲の反乱には、後押しがあるのではないかという疑問が出た。

第十代祟神天皇の時代に、遡る。
その65年、前33年である。

日本書紀には、
任那、ソナカシチを遣して始めて朝貢す
とある。
つまり、すでに対外関係があったのである。

任那とは、朝鮮半島の南部にあった、小国である。
その東北には、新羅という国があり、任那は、新羅のために、いつも侵略されていた。
そこで、日本に助けを求めたのである。

日本に使者を送り、我が国を助けていただきたいと、保護、援助を求めた。
それを聞いて、日本は、出来る限りのことを、調べて、いかにも、新羅は、無理、非道があると、知る。

そこで、祟神天皇は、塩乗津彦という将軍を派遣して、任那を援助した。
そこから、任那には、日本の府が置かれたといわれている。
日本府である。しかし、実際は、神功皇后の新羅征伐の後らしいのである。

ところが、垂仁朝の初期に、新羅から、王子の天日槍が来朝し、帰化したという。
彼の妻は、日本人で、妻の帰国を追って、日本へやってきたのである。

遠い昔から、朝鮮半島とは、関係が始まっていたと、考えられるのだ。

神功皇后の新羅征伐の直接の原因は、新羅の大臣である、干老が、我が国の、天皇を屈辱したこと、その妻の、策謀であったという。

干老は、日本の使者に対して、いずれ近いうちに、日本の天皇を、わが新羅の塩焼き人足とし、皇后は、飯炊き女として使ってやる・・・

そこで、ただちに、派兵し、干老を捕まえて、薪を積み上げて、その上で焼き殺したのである。

そして、干老の遺骨を埋葬した。
その場所を知りたがったのが、その妻である。
日本の役人に、言葉巧みに近づき、
埋葬場所を教えてくれれば、あなたを、この国の、高官にし、私もあなたのものになりますと、言う。

そこで、埋葬場所を教えてしまった。
目的を達した、妻は、その役人を殺してしまう。

この、二つの事件が、新羅征伐になってゆく。

しかし、本来の原因は、日本と仲の良かった任那が、新羅に圧迫、苦しめていたことである。

その災いの根を絶ち、大陸の輸入ルートである、百済との交通、連絡を確保する目的もあった。

結果、新羅を征伐し、任那の関係は、いよいよ密接になり、百済にも、朝貢の礼を取らせるに至っている。

この百済の北には、高句麗があり、これが絶えず、南下の動きを示していた。
そこで、百済は、日本との連合を図ったのである。

日本と半島の、小国任那や、百済との関係は、隣国からの、脅威を受けたために、日本が義侠心を持って、救援軍を送ったことから、始まっているのだ。

百済からの貢物は、そういう縁による。

仲哀天皇は、九州に入られて、まもなく、お隠れになった。
ゆえに、一切の仕事は、皇后か指揮されることとなったのである。

その時、皇后のお腹には、第十五代、応神天皇が宿られていた。
それゆえ、皇后自ら、朝鮮半島への遠征はなく、九州に於いて、指揮されたと、思われるのである。

この、神功皇后を、古代の卑弥呼と重ねて、史実を作り上げようとした、跡がある。
だが、時代から見ると、全く、別物である。

ただ、神功皇后は、古代史では、有名な皇后として、知られる。

高句麗は、現在の、北朝鮮一帯に当る。
高句麗は、隋の時代、隋から何度も、攻撃を受けているが、それを跳ね返していた。

任那、新羅、百済は、現在の、韓国の一帯に当る。

史実以前から、半島を通して、日本は、大陸の文化の影響を受けていたと、思われる。
正式に、仏教が伝わる以前に、九州の一部には、仏像があったとも言われる。

福岡県、佐賀県などは、船で半島と行き来できる場所である。

それが、最も顕著になるのは、推古天皇の御代である。
続々と、渡来人が押し寄せていたのである。
それを、差別無く、受け入れていた。




posted by 天山 at 00:00| 天皇陛下について3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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