2012年03月10日

性について。195

売春の歴史を書いた。
書き足りないが、いずれ、また、何かの拍子に書くことになるかも・・・

次ぎは、性同一障害と、レディボーイに関する、問題提起である。
だが、その前に、少し寄り道して、熟年の性を考える。

ここでは、熟年とは、40歳以上を言うことにする。

2000年に、日本性科学協会が、男女1000人に行った調査がある。

パートナーからの、気乗りしない性交渉に応じたことがあるか、という質問に、よくある、時々ある、と回答したのは、40代女性の三割以上で、50から60代の女性は、四割以上である。

男性側は、よくある、時々ある、と答えたのは、40から60代で、一割程度。

男は、求め合ってしている、求めれば応じる、と思い込んでいるが、女は、しぶしぶ、なのである。

更に、男の方は、長年の妻であるから、相手のことより、自分の射精に重きをおく。
自分のペースで進み、そして、射精して、終わりである。

熟年の性生活が、実に、味気ないものになっている、現実がある。

若い頃とは、違い、触れ合う、コミニュケーションが無いのである。

定年・・・
しかし、セックスに定年は無い。

1994年に、性科学会が、セックスレスの定義を発表した。
それによると、
カップルの合意した性交、あるいはセクシャルコンタクトが一ヶ月以上なく、その後も同じ状態が長期にわたることが予想される場合。
である。

この、セクシャルコンタクトとは、抱き締める、キスをする。ペッティングやオーラルセックス、裸で一緒に寝ることも含むもの。

セックスとは、挿入と、考えているのが、男である。
女は、それがなくても、十分に満足する場合がある。

生殖のための、セックスは、本能の行為で足りる。
しかし、生殖以外の、セックスでは、本能を切り離して、性というものを、作り上げる努力が必要なのだ。

勿論、宗教の中には、生殖以外のセックスを禁止しているところもある。
キリスト教、イスラム教、ユダヤ教である。
しかし、禁止されているが、信者は、皆、セックスを楽しむのである。

日本人から、見ると、それは、逸脱しているように見えるほどである。

性というものを、追求していくと、熟年の性とは、実に、人間性に富むものであるということが、解る。

若い頃とは、全く、その姿勢が違うのである。
セックス・・・
熟年の場合は、それは、死に至るまでの、深い付き合い、関わり、そして、あるいは、死というものをも、包括する。
つまり、性的満足は、死の恐れをも、軽くするのである。

女の場合は、閉経という事実がある。
その前後で、女の意識も変わる。

お役目が済んだという人。
これからが、楽しむ期間だと、思う人。

閉経後に、セックスをお勤めと、考えていた人には、それ以後のセックスが、苦痛になるという。

性、から、セックス、そして、エロスに至る道を、人間は、辿ってきたし、また、熟年の性は、エロスへと、向かうことで、性と、セックスが、昇華するはずである。

ただし、私が昔、相談を受けた中には、夫が機能不全で、夫公認の恋人がいると、言った、50代後半の方がいた。
彼女の悩みは、それが道徳的に悪いことか、また、それが良いとして、まだ恋人を持ってもいいかという、問題だった。

要するに、セックスが無ければ、生きられないタイプである。

夫が、勃起不全で、恋人がいるという、若い女性にも、多く会った。

凄いと思ったが、結婚初夜から、セックスが無く、会社の上司と付き合って、男女の性の交わりを知り、愕然としたという、相談もあった。
勿論、離婚の相談である。

私は、彼女に、それを夫に言い、どうしてセックスが無いのか、確認して欲しいと言った。
後日、彼女が来て言う。
夫は、初めから、不能なんです。
でも、離婚を言うと、死ぬと、言い出しました。

それら、幾度かの、相談の後、よくやく離婚が出来たと言う。
夫の不能に関しては、秘密厳守ということで。

その場合は、完全に機能的に問題だった。
だが、精神的問題の場合もある。
その場合は、本人、夫にも、来て貰うが、中々、夫は、来ない。

50代で、未亡人となった、女性は、毎晩夫のセックスがあったという。
ガンで亡くなったが、最後まで、夫は、妻とのセックスを続けていた。

そして、夫が亡くなり、彼女の不安は、セックスの相手がいないことである。
私は、恋人を持つことを勧めた。
そして、念願叶い、恋人が出来た。

しかし、問題である。
相手方が、あたなは、濡れないと言うのである。

私に、自分のソコを鑑定して欲しいと言われたが、医者ではないから、出来ない。兎に角、ゼリーなどを使い、挿入をスムーズにする方法を教えた。
その方は、週に一度、カウンセリングのように、私の所に、やって来ては、恋人との、セックスのあれこれの、アドバイスを求めた。

熟年の性は、セックスから、エロスへの変容の時期である。
より豊かな、人生を送るためにも、熟年の性を楽しむべき。

少し、熟年の性を詳しく、眺めてみる。




posted by 天山 at 07:13| 性について5 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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