2012年03月09日

性について。194

フランスでは義務兵役制によって、売春婦を求める客が充分補充され、これに戦時中の何百万という人間の動員で、客の列が絶えなかったのはもちろんである。
従来、至るところ、常に兵士、旅行者、海員といった、その境遇からして妻と離ればなれになった人々がいたわけであって、女性に相手になってもらいたいという願望を彼らが抱いたとしてもそれは人間性の道理である。
マンシニ

しかし、フランス政府は、売春禁止を行ったにも関わらず、アルジェリアに娼家を残すことで、問題が解決すると、信じた。

結果、野戦軍用慰安所が、都市地域登録特殊営業店となり、酒場の経営者や、ヒモ、本国から、若い売春女を、大量に、それも、多くの場合、欺かれて送られてきたという。

マンシニは、
破廉恥な富を築き続けている。
と言う。

それには、軍、当局は、何もせず、傍観している。
仲介業者は、多数の女を、淪落に陥れ、完全に、奴属させているのである。

事実資料は、確実なものとは、いえないが、司法警察は、パリで、毎日客になるものは、四万人を超えると読む。

肯定的な結論は、公然的に売春婦集団の組織と統制の手段という問題に帰着する。
マンシニ

そうして、売春行為を、規制するために、ヒモ、売春業者、仲介を、これに関して、確実に排除する必要がある。

そして、売春婦にもすべての市民と同じく強制的な納税義務を負わせ、社会保障の適用を受けることにすれば、いかなる特殊な意味でも無能力者ではありえないことになる。
マンシニ

これが、最終的な、売春婦に対する、マンシニの考え方である。

それほど、売春行為は、消滅しないということである。
そして、業者を追放して、売春婦の権利と、義務をかせる。

日本にも、性的サービスボランティアが、登場した。
売春行為ではなく、障害者に対する、性的サービスを行うものである。

人間は、誰もが、性というものから、逃れられないものなのである。
だから、理想的な、売春行為の形を、考える必要がある。

マンシニは、売春婦を求める男は、それ以外に、欲求を満たしえない人、ただ、快楽を求める人であると、言う。

そして、障害者や、生理的に、売春婦以外に、性的関係を持つことに、同意してくれるような、女がいないという、理由で、売春婦の元に行く。

また、素人の女を手に入れるほど、金も余裕も無いという人である。

そして、更に、普通の夫婦では、用いられない性交技術を求めている人である。
売春の世界に、刺激と、憧れを抱く人。

性的異常者、性的無能者、偏執狂、サディスト、マゾヒスト、性的倒錯者、等など・・・

市民の中のひとにぎりの集団の、多かれ少なかれ、やむにやまれぬはっきりした欲求や異常性格に応じて売春の営みを法律的に組織することは、公共の利益や世論の心理に反することである。その他の者については、自由な合意による性行為は、個人の良心の問題であろう。
マンシニ

つまり、売春は、なくならない。
故に、理想的な、売春のあり方を、考えたというものである。

最後に、
社会的見地からして、男女両性の間の関係が、多数の人間の集団が淪落するのを防止する目的で考察されなければならないとしても、それは別の角度からみるべき問題である。
マンシニ
となる。

売春の歴史は、長い。

その初めは、神殿にて、行われるほどの、神聖なものだったという。
それが、神に捧げられる行為として、理解されていた時代もある。

そこに、女が男に、従属するという、考え方から、やがて、女を性の道具とする、考え方が生まれる。

酷いものになると、女に、快感を覚えさせないように、クリトリスを切るという行為までするようになる。
主にそれは、イスラムの中にある。

更には、男の割礼が、それを生んだのである。

差別・・・による、売春行為が、延々と続けられたといえる。

また、アフリカの一部では、子供を必要としなくなると、女のヴァギナを縫い合わせて、アナルセックスに移行させる部族もある。

そして、新しい時代は、同性愛までも超えて、無性の時代が、はじまる。
無性とは、性が無い。

男でも、女でも、更に、ゲイでも、レディーボーイでもない。無性である。

性というものを、必要としない人間の、出現である。
これは、進化なのか。

クローン人間の登場も、有り得る。
試験管ベビーは、とうの昔に始まっている。

だから、性のあり様が、個人に帰すのである。

合意の上で、性行為をする。
それは、良心の問題であると、マンシニは、言う。
宗教的、道徳観念ではなくなったのである。

快楽を求めるのは、人間が生きるためである。
その快楽を負うのが、性である。

とりあえず、売春の歴史を終わる。
いずれ、また、触れることがあるはず。



posted by 天山 at 00:00| 性について5 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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