2012年03月08日

性について。193

売春行為に含まれる、主体は、二人である。
男と女・・・

今は、男と男も、女と女も、あり。

マンシニは、
客について論じられることは、ほとんどない。
と、言う。

確かに。

しかし、売春禁止の国では、売買が罪になる。
ところが、矢張り、今でも、客については、あまり論じられないのである。

日本の場合は、売春でも、捕まるのは、圧倒的に、児童買春である。
生徒と、先生・・・
更に、いい大人と少女・・・

行為の責任主体は果たしてだれか、主犯者は男性の方か女性の方か、どれくらいの比率か、この種の行為において客は主犯か共犯者か、客も売春婦も共に主犯者なのか、こうした諸点が問題である。
マシンニ

原則論からだと、男女は平等となっている。

ところが、おおよそ、どの国でも、売春婦は捕まるが、客の方は無罪である。

法律的見地を別にして、道徳的にいって、両者のいずれか一方が他方より不届きで有罪であるとみなすべきであろうか。この問題に対する解答は、もう何百年の前から示されてきたところであり、責任はもっぱら女性のみにあり、処罰と制裁の対象は女性のみに限られるということである。
マシンニ

とは、欧米の、キリスト教世界に多い・・・
いや、アラブも、である。
つまり、旧約聖書を道徳として、掲げる民族は、皆そうである。

つまり、女は、男の付属物であり、家畜より、劣る者であるとする、思想である。

モーゼの十戒の中に、汝、姦淫するべからず、とあるのは、人の妻というより、女は男の所有物であり、それを盗むなと、同じなのである。

更に、その戒があるということは、もっぱら、行われていたということである。

マンシニは、それを省略している。

アラブ、イスラムでも、殺されるのは、女である。
男は、罪にされない。

法律的見地も何も、まず、その民族の道徳観念が、どこから、流れているかである。
その、道徳観念が、法律の前進になるのである。

それではいったいどの程度、客としての男性に責任ありとなしえようか。それは、公正という点からすれば、男性が女性のおかれている拘束と奴属状態にどの程度乗じようとしたかによって決まることである。
マンシニ

純潔な少女が、買われて、立派な娼婦になる。とすると、それは、少女を買った者が、罪に問われる。
その逆は、若い男が欲求を満たすために、娼婦の所に行く。この場合は、厳格な道徳に反するとまでいえないが、少なくとも、宗教に反する、行為の共犯者となるが、この相手の女性は、この行為に何らか関係しているというのだろうか、と、マンシニが言う。

売春禁止・・・・
どの位、具体的に、規定されるのか・・・
それぞれの国によって、違う。

そこで、権威ある人たちが、
売春を抑える一番敏速な手段は、客に責任を負わせ、客を処罰することです。
と、なる。

日本では、少女売春は、客が罰せられることだったが、それから、少女の側も、罰せられるようになった。

だが、客が罰せられるとは、売春行為自体が、犯罪と規定されることである。

大抵の国の場合はそこまでいっていないことも周知の通りである。
マンシニ

じっさいは、問題はそんなことではないのであって、本質的にはだれが最も罰せられるべきか、男か女かなどを知ることはどうでもよい。というのは、男と女の結びつきが売春仲介業者やヒモ、ホテル業者、酒場の経営者、売春婦を歓迎するカフェやバーの主人によって可能とされてきたケースが80%も占めているからである。
マシンニ

そして、客は、売春の共犯者であり、その役割は、当然、時代と、場所の具体的条件に従って変わるものだとの説である。

そして、漸く、
男女のいずれの資格・立場にかかわらず売春行為を禁じている教会以外は、近代社会では常に警察は客の立場の保護に任じ、客の安全を図ってきたのである。客はその社会的地位のいかんにかかわらず法を遵守するいっさいの市民に与えられる保護を受けたわけである。
マンシニ
と、なる。

教会以外は・・・
教会が、禁止していたのである。

それが不思議なことに、後に、教会の聖人となる者たちも、それを、利用したという、事実である。
一々、名前を挙げない。

戦時の際に、兵士のために、売春婦を用意したのは、すべての国に言える。
二十代の男たちを、静めるためには、それが、必要だったのである。

更に、売春により、外貨を稼ぐという、国家的な目的も、あった。
戦後の荒廃した街で、売春婦たちが、活躍し、その街を一躍有名にすると言う、皮肉。

脱線するが、女の又は、凄い力を持つのである。
決して、無くなりはしない、売春行為である。

売春行為を、もう少し突っ込んでみる。




posted by 天山 at 00:18| 性について5 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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