2011年11月07日

天皇陛下について。91

日本の歴史は祭祀を中心とする原始時代から、神武天皇ないし雄略天皇に至る祭祀と討伐と同化と統一の時代、推古朝ないし大化の改新の統一完成時代、隋唐の制度を学んだやや東洋専制君主時代の奈良朝、天皇がまったく象徴化した藤原時代、皇権回復の意図を含んだ変態の院政時代、武士政権の確立した鎌倉時代、天皇がますます象徴化した室町時代、天皇の権力が皆無となった江戸時代、名分的には統治権総攬となった明治時代、最後に天皇が純粋の象徴となり国民主権となった現代そのすべてを通じ、天皇統治の歴史として一貫しているのである。
里見岸雄

更に、続けて
およそ国を営む民族にして、国家の同一性、国家の永遠性を望まぬものはあるまい。日本はこの点、建国以来、この国家最大の願望を達成しきった稀有の国であって、「万世一系の天皇は之を統治す」ということは、今後も、日本の絶対的規範として不滅であるにちがいない。
里見

と、綴る。

島国、日本だから、それが、出来たのか・・・
違う。
同じ島国でも、多くの王朝が、現れては、消えたのである。
しかし、日本だけは、残った。

何故か。
民族として、国民が、望んだからである。
だから、民族の智慧だというのである。

その、作用は、権力にはない。
権威の作用である。

天皇は、一時的に、武力を持つことがあったが、それよりも、長く、一切の、武力、武器を持つことがなかった。
それでも、権力のある者は、天皇の権威を、守ったのである。

織田信長も、徳川家康も、天皇家の、廃止を打ち出さなかった。
出来なかった。
天皇を、敵にすることは、民を、敵にすることだった、からだ。

まさに、天皇統治の権威が、存在したのである。

更に、私有財産である。
現在も、国王は、最も富める、家系である。
だが、天皇は、無一文になっても、その権威は、失われない。

世界の王で、無一文になれば、自然に、王位は、廃れる。

財、多くなければ、王位を守れないのである。
財力が、王位を、国民に認識させる。

日本国憲法下においても、日本を統治している者は国会でも政府でもない。国会や政府は単に必然としての歴史社会を内容として、それぞれ分限された権力を行使して、国家社会の安寧秩序を保持し運営を処理しているだけのもので、日本を窮極において統一し安定せしめている者は、「国政に関する権能を有しない」無権力なる天皇の、侵し得ない統治あるがためである。
里見

国政に関する権能を有しない・・・
無権力の天皇・・・
それが、侵し得ない、統治・・・

統治権とは、全く別物である。

大和言葉による、すめらみこと、である。

統御言、または、統命、なのである。
天皇という、語源は、シナの天帝である。

すめらみこと、を、それに当てた。

聖徳太子が、隋の煬帝に当てた、書の中に、
日出処の天子・・・
と、書いた。
天の子、という意味である。

それは、それ以前の歴史を知る者だから、書けたのである。
太陽崇敬を行ってきた、民族の、こと。
太陽の子孫であるとの、観念である。

山に帰る、祖霊が、更に、高みに昇る。
そして、太陽と、一体になる。

彼が、国書として、残したはずの、歴史書は、大化の改新の際に、蘇我蝦夷によって、焼かれた。

蘇我入鹿が、惨殺された際に、父である、蝦夷が、屋敷に火を放ち自害した。
蘇我王朝を夢見た、蘇我氏であるが、武力では、統治することが、出来なかったのである。

ほぼ、蘇我王朝は、完成に近かったと、思える。
しかし、それは、夢に終わった。
それにより、日本は、救われたのである。

もし、武力政権が、誕生していれば、今、現在も、政権が変わり、安定しない、国情を為していたはずである。

統治権は、武力で成るが、統治は、権威で成る。

そして、現在の、政治家の多くは、それを、知らない。
更に、サヨク系といわれる、政治家は、全く関心が無い。

権力により、何事かが、出来ると、考える。
実に、愚かである。
国民は、それを、許さない。

その証拠は、敗戦後の、昭和天皇の行幸に現れている。
天皇を見ることさえなかった、多くの国民が、天皇を熱狂的に、迎えた。
その天皇の名のゆえに、多くの日本兵が死んだはずだが、天皇、そのお方には、何も、罪は無いと、見抜いた、国民の多くは、実に賢い。

どれほど、共産主義者が、叫んでも、天皇廃止などは、考えなかった国民は、賢い。

もし、共産主義者が、天皇を廃止し、殺害し、国政を行っていたら、カンボジアの、あの悪夢が、今も、続いていただろう。
そして、最も恐ろしい、独裁政権を樹立していた。

宗教と、共産主義は、ただ、ただ、虐殺のみを、好むのである。

人類の半分は、それによって、殺された。




posted by 天山 at 07:00| 天皇陛下について3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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