2011年03月10日

スラバヤ 10

旅の、後半は、実にのんびりと、過ごすことが出来た。
そんなことは、珍しい。

一日、食事以外は、外に出なかった日もある。
私は、地元のタバコを、楽しんでいた。

タバコ本来の味。
香りと、甘さがいい。

コータは、プロモ山か、スラバヤから、船で、30分の島に出かけようと、考えていた。
結果、島に出掛けることにして、少しばかり残った、支援物資を持って出かけたが、何と、海岸の市場で、支援物資を渡して、島には、行かなかった。

実は、最後には、私たちの、着替え用の、シャツや、ズボンなどを、差し上げてしまうことにもなった。

私は、観光は、一切しない。
兎に角、路地を歩き、更に、地元の食堂で、食べる。

全く言葉が、通じないが、挑戦してみる。
食べたいものを、指で指して、頼む。
料金も、紙に書いてもらう。

皆、親切にしてくれるので、ありがたい。
そして、料金は、実に安い。

100円から、200円で、十分なものを、食べられる。

路地を歩くと、子供たちに出会う。
学校に行ける、一般的な子供たちである。

向こうも、少し、英語ができるので、私と、話すには、丁度よい。
小さな子供たちには、ビスケットなどを、渡して歩く。

スラムより、増しな、住居に住んでいるが、決して、豊かではない。

干し物を見て廻る。
洗濯物を見ると、生活の状況が解る。

申し訳ないが、ここまで、使うのかという、毛布や、服などが、干してある。
原型の色が、分からないものなど・・・

夜は、薄い毛布を使う。
ホテルでも、そうである。
朝夕が、涼しい。ということは、現地の人には、寒いのである。

私たちも、夜は、エアコンを消して寝る。

本当は、窓を開けたいが、とても、蚊が多い。
毎晩、蚊に悩まされた。

どこから、出てくるのかと、コータが探ると、シャワーの排水溝から、出て来るのだ。
それも、小さいのである。

手で叩いて、潰しても、詮無いこと。
帰国する、二日前から、ホテルの、蚊取り線香を貰い、一晩中焚いて、寝た。

スラバヤの町は、イメージしにくい。
このような、町は、初めてである。

新旧混在し、更に、貧しさと、豊かさの、境目が見えない。

ちょっと、小路に入ると、貧しい路地になる。
その前には、近代的なビルが、建つという。

スラムと、言っても、答えないのは、どこにもでも、スラムがあるからだった。

ストリートチルドレンは、町外れにいる。
今回は、彼らに会うことは、出来なかった。
空港からの道々に、彼らは、いる。

次回は、郊外に出て、彼らに逢いたいと、思っている。

さて、いよいよ、帰国の日である。

朝、三時に起きて、四時にホテルを出る。
イケメンのアホの運転手である。

前の日に、部屋に確認に来た。
四時、10分前に、ということで、約束した。
10万ルピア、1000円である。

朝早いから、それで納得した。

飛行機は、六時発である。
スラバヤから、シンガポール、そして、台北、それから、成田である。

それぞれの、待ち時間がある。

成田に、夜の九時頃到着して、バスに乗り、部屋に着いたのが、夜の十二時過ぎだった。

とても、長い時間である。

機内食を三度食べる。
それで、胸が一杯になる。
シンガポール、台北の空港では、何も食べなかった。
食べたくないのである。

台北の免税店で、日本のタバコを買う。
およそ、半額である。
だが、台北の空港には、喫煙場所がない。

空港の要望書に、喫煙所を求めると、書いた。
同じものを、三枚書いて、箱に入れた。

その台北で、飛行機が遅れた。
最初は、20分、それから、30分、一時間近く、遅れた。

乗り込むために、人々が、並んでいた。

私は、いつものように、痺れを切らして、登場口に近く行き、そろそろ、怒鳴ろうと思っていた。
と、一人の日本人男性が、英語で、係員に何か言う。
そして、日本語でも、言った。

一時間も、このようにして、皆さんを立たせて、一体何をしているのか。
中には、お年寄りも、いる。
あなた方は、何も仕事をしていない。
日本の方々も、黙っていては、駄目です。

オーッ
私は、驚いた。
いよいよ、立ち上がろうと思った時である。

コータは、後ろで、私が声を上げたと、思ったらしい。
あーあ、また、先生は、台北で、知られてしまう・・・・と、思ったらしい。

そして、搭乗する時、ここでも、覚えられたねと、言うので、あれは、私ではなく、別の人だというと、驚いた。

空港で、怒鳴るのは、私。
コータは、そう思っている。

しかし、今回は、先を越された。

だが、あの男性が、怒鳴ってよかった。
私なら、感情的になり、日本語で、怒鳴り散らした。

もし、あれ以上飛行機が遅れたら、私たちは、横浜行きのバスにも、間に合わなかったのだ。
最終のバスに、間に合い、無事に到着した。

日本の寒さが、新鮮だった。
おしまい。



posted by 天山 at 00:00| 貧しさに負けるスラバヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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