2010年12月13日

プノンペンの悲しみ 13

プノンペンにて詠める歌

ポルポトの 傷癒えぬまま 人走る
過去を忘れる 如く走るか

拷問の 後引き受けて 老婆立つ
ふるえる体を 杖でささえつ

プノンペン 夕暮れ時の 屋台にて
国籍忘れ 麺をすすりつ

子どもらに 衣服渡して 今日終わる
手渡すごとに 気を使いつつ

相済まぬ 古着なれども 新しき
ものになれよと 手をかけるなり

大いなる やわらぎの元 行くことの
大和心を 我は伝えし

アジアなる 
賭けるこの熱 何処からか 来るものとはと 
我は知らずに

プノンペンから、バンコクに戻り、有名なパッポン通りのホテルに、一泊する。
コータが、翻訳したものの、著者が、通った場所にて、取材したいとのこと。

日本街のようである。
日本語の看板、日本語の、誘惑・・・

だが、私には、あまり声を掛けてこない。
理由は、怖い顔をしているらしい・・・とは、コータが言う。

翌日、地下鉄乗り、早々に、ミニバスで、パタヤに向かう。
今年の最後は、パタヤである。

もう、何度、来たことか。
何もしないが、楽しい。
特に、私は、市場に行くのが、楽しい。

タイの人たちと、一緒に、市場の、食堂で、食べる。
100円以内で、腹いっぱいになる。
タイ語が、出来ないから、指で、おかずを指して、ごはんにのせてもらう。
時に、少し苦いスープを頼む。

いつもの、ゲストハウスは、シーズンにもかかわらず、50バーツ安く、600バーツである。1800円。
二泊した。
すると、いつもの、受付の、お兄さんが、えっ、二泊で、帰るのと、尋ねてくる。
来年の三月に、また、来るよと、私。

その、二泊で、私の発見は、いつも、支援していた、カンボジア流民の親子の、ことである。
子どもの着ているものが、やけに、真新しいのである。
といっても、タイのものである。

私が渡している、衣類とは、違う。
誰が、新しいものを、用意しているのか。

実は、この、流民のことを、追跡した、ルポライターがいる。
どうして、入国したのか・・・
どこに、寝泊りしているのか・・・
ところが、最後の最後で、不明なのである。

その背後に、どんな組織があるのか・・・
以前、彼らに、支援物資を、渡していた時に、若い女性が、私たちに、お金は、渡さないでと、教えてくれた。
食べ物や、衣類は、渡しても、いいと。

つまり、お金は、誰かに、取られる。
その誰かが、わからないのである。

追跡は、途中挫折した。

つまり、それ以上は、危険な世界なのである。

今回は、渡すものが、無いので、私は、ただ、様子を見るだけだった。

ただ、母親の衣服は、相変わらず、粗末で、着古している。

さて、パタヤでの、楽しみは、マッサージである。
以前、新しく出来た、ボーイだけの、マッサージ店に入って、ともて、満足したので、再度、出掛けた。

ゲストハウスから、すぐ近くである。
ところが、建物は、あるが、看板が変わっていた。
要するに、店じまいしていた。
残念。

ボーイマッサージは、二種類ある。
真っ当に、マッサージをするためと、男相手の、エロマッサージ、ゲイ専用のマッサージである。
それらは、夕方から、はじまる。

だが、その店が、無くなったので、私は、他に、真っ当な、ボーイマッサージを知らない。

マッサージ店は、多々ある。
その並びにも、マッサージ店が、幾つもある。

しょうがないと、その並びの店に入ることにした。
それは、賭けである。
新しい店で、良い場合も、悪い場合もある。

一つ目を過ぎて、二つ目の店の前の、ベンチに腰掛けて、さて・・・と、メニューを見る。それぞれ、値段が違うのである。
オイルマッサージが、300バーツは、安いと、思った。
タイマッサージ、フットマッサージが、250バーツ。

今度は、誰にするか。皆、女の子である。
きつい顔の、マッサージ嬢を選んだ。
それも、オイルマッサージであるから、賭けである。
単に、撫でられると、具合が悪くなる。

性格の荒い子がいい。強く揉むからであるとは、私の偏見。

二階に案内されると、奥に、すでに、客がいた。
カーテンで仕切られた、個室のような場所である。

全裸になり、タオルを腰に巻く。
背中からである。

隣は、白人の老人のようである。
最初は、静かに揉まれていたが、途中から、老人が、ウッとか、ワッとか言う。
痛いのだろう。
そのうちに、何やら、マッサージ嬢と、話し始めた。

その話しを聞くともなく、耳にしていた。
私の方は、ハズレである。
オイルをたっぷりと、塗るが、ただ、撫でるのである。

手抜きのように、感じる。
または、疲れているのである。

だから、隣の話を耳にして、気をそらしていた。

訛りの強い英語である。
じいさんは、色々と、質問を始めていた。
一回のマッサージでの、取り分が、70バーツである。
210円。客が無ければ、収入は無い。とても、大変な仕事である。

さて、後半になると、じいさんは、饒舌である。
そして、何やら、よく解らない話しを始めている。
その内容が、嬢を口説いていると、感じたのは、後半である。

じいさんが、孫のような、女の子を口説く。驚きである。



posted by 天山 at 00:00| プノンペン二度目の悲しみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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