2009年06月11日

性について111

同性愛も、人間のきずな形成の一つの形態である。異性間の性行動も、その大半は人間のきずなをかためる手段となっており、この点では、同性愛もまったく同じ働きを示していることになるからである。
社会生物学者 ウィルソン

同性愛という、形を、過渡的なものであり、それは、異性愛の男らしさを、獲得するために必要であるとも、いう。

少年が大人になるための通過儀礼として、同性愛教育があった、というのである。
海野弘

ここで、一つの提案をする。
それは、性行為の伴わない、友情というべきか、同性愛の精神的行為というのか、よく解らないが、同性を好む時に、伴う、精神の状態である。

私は、それを、共感能力という。

異性を理解する前に、同性との、共感によって、子供、少年は、成長すると、思う。

更に、成長して、性的欲求が、起こる。
その時、共感能力によって、同性間で、共に、性的行為を、行う。
相互マスターベーションのような形である。

同性の相手、友人との、共感が、高じて、つい、性行為を一緒にするというものである。
そこには、同性愛という、観念は無い。
ただ、性的欲求の、共感である。

勿論、それが、そのまま、大人の同性愛に、発展する者もいるだろうが、大半は、異性愛に、移行する。

自衛隊、男子学生寮など、女性のいない場所で、密かに行われる同性愛行動がある。

中には、それにより、性的満足を、同性からしか、得られなくなったという、者もいるが、それは、元から、つまり、生まれながらに、同性愛の種を、持っていた者であるといえる。

ここで、何度もいうが、同性愛性行為について、語るのであれば、問題は、実に楽である。何故、同性愛という、形を取った、共感能力、別名、愛という、精神的高揚に、至るのかということが、問題である。

人間の、大脳化と、進化の過程としか、考えられないのである。

性同一性障害などは、別にして、男として、男を、好きになる、愛する、そして、性行為を求めるという、それは、遺伝などでは、解決しない、複雑な、脳の仕組みがあるはずである。

それは、オスではなく、人間としての、男になってゆく過程である。

約70万年前、更新世中期から、はじまる、アフリカ、スペインには、かなり進んだ、ホモ・エレクトゥスがいた。
石器の技術を発達させ、この頃から、急激に、文化が、スピードアップしてゆく。

成人の、男は、荒々しく、獣めいていた。
女と、思春期前後の、少年は、ホモ・サピエンスに、近づいてきていただろう。

野獣的攻撃性を持つオスと、メスと少年は、情緒的関係性を、築きはじめていた。
少年は、母親といて、人間の持つ、やさしさを、身につけてゆく。

石器と、狩猟技術の発達で、食料を得ることが楽になる。
危険が少なくなり、いつも、攻撃的でいなくてもよくなると、少年の、やさしさを持続したまま、成人する、オス、男が、現れる。

それは、新しい、人間の、オスのタイプである。

強い男ではなく、繊細な男たちである。
社会生物学者は、そこで、彼らが、情緒的で、説得力を持つ、コミュニケーション、言葉を進歩させたのではないかと、推論する。

四万年前までに、現在につながる、ホモ・サピエンスが、現れる。
その進化の、過程で、人間的な、やさしさ、情緒的な、新しい種類の人間、新しい男たちが、人間そのものを、変容させるために、大きな役割を果たすのである。

男と女を、つなぐ、中性的、あるいは、両性的なタイプの人間である。

彼らは文明発生に大きく寄与した進化の副産物であり犠牲者なのだ。また彼らは私たちの社会にとって価値ある中性的な特徴をもっている。
シドニー・メレン 愛の起源

ここでいう、新しい人間ということが、面白い。

中性という、性は、存在しない。
ゆえに、中性的という。

両性的とも、いう。

そして、彼らは、文明発展に、大いに貢献した、犠牲者という、考え方も、面白い。

男を愛すことが、出来る男、つまり、それも、能力の一つと、考えてよい。
または、個性である。

私は、共感能力に、優れたものと、いう。

ただし、現代の同性愛者については、また、別に論じることにする。

何事も、時代と、その精神によって、歴史は、創造されてゆく。

同性愛の、歴史的変転を眺めて、更に、深く、人間というものを、理解したいと、思うのである。

ちなみに、動物には、発情期というものがあり、その時期のみに、性行為と、生殖が、行われる。
しかし、人間は、一年中、性行為が、可能であり、更に、遊びという、要素も、多分にある。性を楽しむのは、人間の最大の、喜びであろう。

性の欲望を、真っ当に、楽しみ、更に、同性、異性に関わらず、持続した、愛情関係を持って生きることは、人生の喜びになる。

その、極めて個人的な、欲望の有り様を、誰も、支配しては、ならない。
更に、差別しても、ならない。



posted by 天山 at 00:00| 性について3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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