2009年04月02日

ヤンゴンへ 2

空港からの道は、混んでいた。
考えていた以上に時間がかかったのである。

車内で、案内の女性と、話した。
彼女は、お寺で、日本語を無料で学んだ。
そして、この仕事に就いたという。

英語は、出来ない。しかし、丁寧な日本語を話す。
私は、ヤンゴンの地図を見せて、サイクロン被害の場所を聞いた。特に、酷い場所は、川沿いである。そして、そこは、とても貧しい人々が、暮らすという。
私は、その場所の人たちに、衣服が必要かと、尋ねた。すると、必要ですと答えた。

私は、特に、子供の服を持って来たことを、伝えると、それは、喜びますと言う。
そこで、支援する場所を、川沿いの、彼女の示した場所に、決めた。

ホテルは、中心街、ダウンタウンの真ん中辺りの、安いホテルである。
一泊、18ドルである。
ミャンマーは、ドル建てである。
街中の買い物は、チャットという、これまた、0の多い、紙幣である。
私は、0を一つ取って、日本円に換算した。
例えば、1000チャットは、100円である。

ホテルにて、5000円を、チャットに替えた。50000チャットである。

安いホテルは、中々見つからない。
漸く、沢山ある小道の一つに、目指すホテルがあった。

昼前の、チェックインである。
朝ご飯があるので、食べていいと、言われた。
部屋に荷物を置いて、上の階の食堂に上がった。

部屋は、何と四階である。
エレベーターは無い。実に、しんどいのである。
すべての、荷物を持って上がったから、汗だく。

兎に角、朝ご飯を、昼ご飯にして、食べた。
取りたい放題であるから、たらふく食べた。

部屋に戻り、ようやく、ホッとする。
すると、バタンと大きな音かした。
電気が止まった。停電である。この、停電は、実に、頻繁に起こった。
電気が止まると、自家発電の電気が点く。

その繰り返しである。
バタンという音が、実に嫌な音である。
慣れるまで、暫くかかった。

電気が止まると、エアコンも、扇風機も、役立たずである。部屋の中が、蒸し風呂になる。
バス、トイレも、真っ暗になる。

まず、停電で驚いた。
そして、それが、当たり前なのである。

水を買うために、ホテルの一角を歩いてみた。
下町風情である。
兎に角、埃っぽい。
道端には、物売りが沢山いた。
色々な物を、売っている。

後で知るが、私達のホテルは、インド人街の中であった。
その隣には、中華街が広がる。
要するに、インド人と、中国人が占領する街なのである。

地図にも、チャイナタウンと載っている。

一回りして、結局、ホテルの三件隣の、店で、水を買う。
300チャットを、二本。つまり、30円を二本である。

水だけは、どうしても、買わなければならない。

空港で、夜過ごしたので、眠気が襲い、ベッドに、体を横たえた。そのまま、寝た。

気づくと、二人とも、寝ていた。
そして、若い僧侶の来る時間になる。
その前に、コータが、近くを見てくると言い、ホテルを一度出た。
その間に、僧侶がやって来た。

ホテルの女の子が、四階まで、案内して来た。

いよいよ、ヤンゴンの道行きのはじまりである。

コータも、戻って、二人で、僧侶の話を聞いた。

彼は、ミャンマー南部の出身である。
タイ南部と、隣接している、タニンダーリ管区である。その田舎である。
ご両親の写真を見せてくれた。非常に老いた二人である。

彼は、その故郷のパゴダ、つまり、寺の再建を計画していて、そのために、活動していると言った。
海外に出掛けるのは、その資金を得るためだと言う。

海外といっても、アジアの貧しい国である。
日本などへは、当然、高くて、来ることは、出来ない。

その時に、また、停電である。
バタンという音。

いつも、こうです。ミャンマーは、本当に、めちゃくちゃな国です。
と、現政権の批判が始まった。
何もかもが、めちゃくちゃだと言う。
そして、昨年のデモの話になった。
多くの友人僧侶たちが、殺された。更に、タイに逃げた僧侶も多いという。

警察に、手錠を掛けられたまま、タイに逃げた僧侶もいるらしい。
そして、密告者の話である。
誰が、通報して、逮捕されるか、解らないのだ。

政権の批判は、ご法度なのである。
一通り、彼の話を聞いて、さてと、私は、彼を信じて、私達の活動を話した。
明日、彼は私達を連れて、ヤンゴン案内をするというので、実はと、話し始めた。
すると、大変に喜んだ。
そこで、川沿いの地区に行き、そこで、子供達中心に、衣服を上げたいと言うと、一緒に行きますと、言う。

それでは、朝八時半に来ますと、彼は言う。
それで、目出度しめでたしであった。

僧侶と共に行動出来るならば、安心である。

ところが、状況が、変化してしまうのだ。

僧侶が帰るのを、一階まで降りて、見送ろうと、私達も、一緒に降りた。
一階に降りると、そのホテルの経営者である、インド人が出て来た。

そして、インド人社長は、僧侶に、合掌する。
それは、当然の礼儀である。
ミャンマーでは、僧侶は尊敬を受けるのが、当然なのである。

そこで、きっと、である。社長が、わざわざ、訪ねて来た僧侶に、どうしたのですかと、問い掛けたのではないかと、思える。

僧侶から話したのか、社長から話したのかは、解らないのである、私には。

僧侶は、真剣な面持ちで、社長に話している。
すると、私達も共に、椅子に腰掛けるように、促された。

飲み物が、運ばれた。
そして、とんでもない、大事の話に発展するのである。

日本語が、出来る従業員がやって来た。
彼が、二人の話を私達に、通訳する。
何でも、日本で、十年働いていたようである。
奥さんは、日本人で、子供を連れて、日本に帰ったという。




posted by 天山 at 00:00| ヤンゴンへ 平成21年3月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

性について 55

昨年、08年、続けて、三十代前後の男性から、相談があった。

そのものスバリ、中折れである。
中折れとは、セックスの最中、または、マスターベーションの最中に、ペニスが、萎えてしまうというものである。

結婚している男は、切実な問題である。
マスターベーションは、何とか出来るが、妻とのセックスが、続行できないというのもある。
本人も、不満であり、妻も不満である。

勿論、妻や恋人をオーガズムに導く方法はあるが、本人が、イケないてのであるから、悩みは深い。

そこで、少し調べてみた。
昔読んだ本を、探し出して、みた。

性的不能は、まず、抑鬱状態が、上げられる。
機能的なものは、一割にも、満たない。
インポテンツは、大半が心理的なものである。

精力絶倫を、誇っていた、ある男が、ある夜、勃起できなくなった。それが、軽い抑鬱状態のはじまりであり、更に、落ち込んで、つまり、勃起しなかったことを、考えすぎて、重い抑鬱状態に嵌ることがある。

それでは、何故、抑鬱が、起こるのかである。
それは、心の単純さにある。

喜怒哀楽である。

さて、その中で、最も、現し難いものは、怒りである。
怒りを、心に溜め続けると、抑鬱状態に移行する。

怒りを、露に出来ない人に多い。
特に、時代は、男の受難期である。
下手に怒りを、現すと、その後が、大変である。

つまり、怒りを、抑制、抑圧して、日々の生活を送る。
さらに、怒りを、自己解消できないのである。

モノは、立派だが、半立ちしかしないとの、悩みは、二十代後半の男だった。
治療法を、求めての電話である。
だが、昨年は、追悼慰霊の旅が多く、面談する時間がなかった。

それが、治るのなら、治療を受けたいとの、希望だったが、私の所より、心療内科あるいは、精神科に行くべきだと思うが、整体により、リラックス、更に、自己解消を促すことは、出来る。

また、勃起するための、きっかけ、つまり、何によって、物理的に勃起するのかを、発見することは、出来る。

例えば、自分の感じる部分を知るというのも、手である。

男は、マスターベーションと、射精を知ると、その後は、自分のペニスと、身体に、あまり興味を持たない。
女の体、あるいは、ゲイの場合は、別の男の体にのみ、興味を持つ。
これも、原因の一つである。

さて、更に、性格が、受動的であり、攻撃的性格を持つ男は、その攻撃性や、敵意という感情を、抑圧し、逃避することで、つまり、黙りこむという方法で、処理すると、まず、完全不能になる。

妻以外の女とは、セックス出来るという男に多い。
妻に対しては、敵意が募り、全く、不能になるのだ。

つまり、妻に対する性的不能は、妻への、敵意の、サインとして、成立しているのである。

これが、一番、やっかいなタイプである。

周期的な性的不能の原因は、ふつう抑うつである。性欲の喪失は、たぶん生理的基盤にもとづいたものであろうが、かなり多くの抑うつが、実際には解決されずに内向してしまった怒りである。ということは注目に値する。ある男は自分の性的不能の問題を、次のように要約している。「わたしは妻の体にねじ込まないことで、彼女をねじ込めているのだ」この人は、セックスを通して敵意を行動化していたと、気が付いてからは、性的能力を回復した。
怒りの精神分析 ジャック・バーンバウム

更に、仕事関係、対人関係などでの、怒りの、昇華が出来ない人も、性的不能に陥る。

相手が、その怒りを、聞いて、受け入れてあげるだけでも、解消することが、出来るが、相手、つまり、恋人も、ストレスを抱えて、怒りを、抑制し、抑圧している場合、恋愛関係は、長続きしない。

心理的なことが、第一で、次は、食生活である。
長年の食生活が、性的能力を、減退させる。

つまり、精液が、作られなければ、射精欲も、減退するのである。
ジャンクフードを食べ続けていれば、当然、いつの日にか、突然、勃起出来なくなるということもある。

ただし、例外がある。
抑鬱による、マスターベーションというものもある。
更に、それに、罪悪感を抱き、自己嫌悪を募らせることによって、攻撃性や、怒りを静めるものである。

実に、人間の心理は、複雑である。しかし、それも、大脳化ゆえである。

不安を和らげるための、マスターベーションもある。
ただし、その不安の底にあるものは、矢張り怒りである。

セックスは、喜怒哀楽に、大きく左右されるが、特に、怒りの感情に左右されるということだ。

人間のセックスが、単なる性欲として、括ることが出来ないほど、複雑化しているのである。しかし、それに答える、情報が、極めて少ないのである。

そして、男の多くは、何ゆえに、勃起するのかということを、知らなさ過ぎる。
女体を見たら、勃起するという、単純なものではなくなっているのである、時代は。
更に、変態として、認識されていた行為が、当たり前になっているという、事実である。
これについて、いずれ、詳しく書くことにする。


posted by 天山 at 00:00| 性について3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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