2009年02月26日

バリ島再考の旅 11

バリ島にて詠める歌

手渡しと
決めたからには
最後まで
手渡すことを
行うのみか

善き事を
しているなどと
誰か言う
恥ずかしきかな
偽善に似たる

手渡しの
願いにこめた
この心
ただこの行為は
行為に帰する

手渡しの
願いにこめた
この心
我が名残ると
露も思はじ

手渡しの
願いにこめた
この心
大和心に
従うのみぞ

追悼の
慰霊も何も
その心
大和心の
発露なるべし

願わくは
世界を結ぶ
大和心
たゆたう心
あはれの心

あはれとは
言葉ならず
行為にて
あはれ心を
託すことなり

水を買った店にて詠む

双子なり
十七歳の
ワークだと
学校行けぬと
笑顔で言う

ホテルの庭にて詠む

バリ島の
猫が襲いて
鳥を食う
この世の地獄
しかと見たりて

テラハウスにて詠む

放し飼い
鶏多く
最高の
ご馳走はそれ
スープなりと言う

ゴミはなし
自然のものは
すべてそれ
自然に戻ると
バリニーズ言う

昼下がり
突然引き裂く
鳥の音は
自然の痛み
あるが如くに

バリ島の町を歩きつつ詠む

売春を
せぬ誇りあり
貧しさの
誇りもありて
バリニーズあり

暑さにて
疲れたること
足元に
確実にあり
歩みは遅し

生まれ来て
乞食の心
宿りしか
幼き子らは
ただ手を伸べて

女装者に
気をつけよと
言う心
元は男で
力あるなり

上民は
異国の人か
下層民
現地の人か
搾取されたり

立ち去らぬ
訳はチップを
求めては
悲しきことの
凄まじきかな

料金を
払った直後
チップをと
求めた十六
無学なる嬢

支援物資が無くなりて詠める歌

差し上げる
物が無くなり
佇みて
ただ見つめあう
我と子らと

手渡しの
支援のそれは
儚くも
大和心の
あはれとぞ知る




posted by 天山 at 00:00| バリ島再考の旅 平成21年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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