2008年01月03日

トラック島慰霊の旅 3 平成20年1月23日

飛行機が、着陸すると、一人の男が、おじさんである、が、声を掛けてきた。

野中が話をした。

慰霊のために来たというと、どこですると聞く。

海上でと言うと、それなら、協力するということになり、彼は、名刺を取り出し、電話番号を書いた。

それでは後で、連絡するということで、私たちは、入国審査に向かった。


その、いかつい、おじさんは、大きなダンボールを担いでいた。グアムで、物を仕入れて来たのであろうと、察した。


平屋の鰊番屋のような、建物だった。

入国審査は、すぐに済んだ。

日本人は、私たちの他に、三人のダイバーがいた。

その三人とは、送迎の車で、一緒だった。

話はしなかった。


ホテルまでの道路である。

舗装されているところが、少ない。後は、ボコボコである。

大きな、水溜りもある。車は、大きな穴と、水溜りを避けて走る。

州都のある、島である。にもかかわらずの、道路である。

島の経済状態が、解るというもの。


最初に、私たちのホテルに、到着した。

チューク諸島の、ここは、モエン島、日本名、春島である。

モエン島には、二つのホテルがある。

もう一つ、ホテルの名があるが、現在のホテルは、二つだけなので、閉鎖しているのかもしれない。


料金は、私たちのホテルの方が安い。といっても、最低でも、一泊105ドル、一万円以上であるから、島の人から見ると、破格の金額である。


朝の11時頃である。


大きな、ベッドが二つある、また、大きな部屋だった。

テラスからは、海が見える。

しかし、安いのは、理由があった。

エアコンの室外機の音である。それで、ホテルのすべてのエアコンを、まかなっている。

ただ、その音には、慣れた。

それに、波の音が混じり、何とも不思議な音のハーモニーになった。


タイパンツと、Tシャツに着替えて、昼の食事のために、出かけることにした。

一番、心配していた、海上慰霊の準備が、思わぬところで、叶ったので、安心した。


空港から来た道を、歩いた。ホテルから、空港へ向かう道が、街である。

品揃えの少ない、小さな店、倉庫のような、スーパー、カトリック教会があり、私たちは、教会に、入った。


飾り気の無い聖堂である。

島には、カトリック、プロテスタントの教会のみ。島民は、100パーセント、キリスト教徒である。

キリスト教の歴史は長い。

スペインが、ミクロネシアに、来航したのが、1500年代である。

それから、統治の歴史がはじまる。

1886年に、スペインは、マリアナ諸島、カロリン諸島を含み、領有権を、宣言する。


当然、カトリックの信仰を持ってきた。


1899年に、スペインは、ドイツに、ミクロネシアの島々を売却する。

島には、スペイン人の血と、ドイツ人の血が入る。


統治、売却も、完全勝手な解釈である。


1914年に、第一次世界大戦が始まり、日本が、現在のミクロネシア連邦、パラオ、マーシャル、北マリアナを含む、ミクロネシア、南洋群島を占領する。

さらに、1920年には、国際連盟から、日本の委任統治が、認められる。

1945年の太平洋戦争終結まで、日本の統治下にあった。

おおよそ、30年間である。


チューク諸島の人々の、九割は、混血である。

最も多いのは、日本人である。

今は、その子、孫、ひ孫がいる。


私たちは、孫、ひ孫の人に、多く逢い、話を聞くことが出来た。


教会を出て、また、歩いた。


港の前の市場の前を通る。

だが、市場といっても、三枚ほどの板の上に、品物を乗せているだけである。

驚いたのは、海のものでは、カニだけである。

魚がないのである。

椰子の実、バナナ、ハバナの葉で包んだもの、花飾りという、程度である。


一人の、ばあさんが、私に、カニカニと言って、売ろうとする。

しっかりと、葉に包んでいるカニは、立派だった。


漁師の小屋が、立ち並ぶ。

港を眺めて、進んだ。

レストランなど、あるような雰囲気ではない。


港の外れの、倉庫のような、スーパーの前に来た。

その前に、レストランの文字がある。

オープンという看板が、掛けてあるので、そこに入ることにする。


韓国料理の雰囲気であるが、メニューを見ると、アメリカンが多い。

一番無難な、ハンバーガーを頼む。

私は、日本では、決して食べない。


その時、対応してくれたおばさんが、ツゥジィーさんという方である。

その方が、多くの情報を提供してくれた。

その母親が、日系一世であった。

六人兄弟の一番下の、娘だったという。


ツゥジィーさんは、時々、私たちの部屋に来て、アイスティーを、注いでくれた。

そのうちに、色々と、話が、始まった。


ツゥジィーさんが、子供の頃、そして、母親の時代、さらに日本統治時代と、戦争、戦後の話になった。

私たちは、身を乗り出して聞くことになる。



posted by 天山 at 16:39| トラック島慰霊の旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

神仏は妄想である 22

それまでは「知」の最高形態としての位置を確保していた宗教が、いつのまにか「知」の対立物として、「知」の虚妄の意味を打破するはずの「感性」として登場するようになったのか。答えは簡単である。近代になって、知の領域においては宗教はとても近代科学にたちうちできなくなった。知に関しては、近代科学がそれまでの宗教のしめていた位置にとって代わった。その結果宗教は逆に、「知」に対立する領域へと逃げ込んだのである。それまでは、宗教知を克服すべきものとして出てきた「霊」も、やはり宗教的なものであった。つまり、「知」も「知の克服」も宗教の枠内にとどまった。ところが近代においては、領域が分断されて、近代科学が「知」の領域を、そしてその対立、克服の課題は「宗教」が担うようになった。近代科学は「知」の領域では宗教にとって代わることに成功したが、かつての宗教のように全人間的な支配の座につくことはできなかったからである。

田川健三氏は、一言も言わないが、宗教というものは、妄想であるから、どうにでも、理屈をつけることができるのである。あちらが駄目なら、こちらで、という風に。
兎に角、労働は、しないが、その代わり、屁理屈だけは、三人前である。

近代的な、合理主義に対して、宗教は、感性と、結びつけて、そこにこそ人間性と、宗教の根源的な、何かがあるというような、大嘘を言うのである。
宗教の本体は、虚、である。
虚、であるがゆえに、何とでもいえる。

その点、田川氏も、宗教にそのようなものを期待する、というところに近代の病根があるという。

その期待を、病根を裏返しに投影した虚像という。
病根を取り除けば、虚像も、自然消滅するという。

ここまで、分析されても、宗教家たちが、理解するのは、難しい。
要するに、彼らも、洗脳されているからである。
自己洗脳である。
一度、信じたものを、捨てる訳には、いかない。
疑惑が起こっても、安楽な生活を捨てられないのである。そして、今のところ、宗教は、潰れない。破産しないのである。

勿論、過疎地域の寺等々、田舎の寺は、廃墟になっているところ、多々ある。
また、新宗教に、取られて、信徒少なく、維持できないという。

巨大な、信徒の団体であったものを、破門した、日蓮正宗などは、最早時間の問題で、壊滅する。
トラック何台で、運んで来ていた、布施金の団体であった。
今更、悔やんでも、どうしようもない。
それのみか、宗門の方は、墓穴の堀り続けである。

その団体は、口汚く、宗門を攻撃するから、同じ穴の狢である。

要するに、座主からはじめ、信仰など、露ほどもないのである。
単に、支配欲と、金目当てである。
そんなことは、100年も前から、解っていたことである。

信仰と唱えていれば、それで、事足りた時代とは、少し変化している。
時代は、宗教の本質を、見極めてきたのである。

しかし、それだらかといって、霊感なるものも、矢張り時間の問題である。

オーラ測定器が出来て、オーラを見れるという人が少なくなった。
もう、誰も、有り難がることがない。
ただし、医者がそうであるように、矢張り人間の体温というものが、必要である。
その体温をあるように、見せかけて、詐欺をする者が、多数出てくる。
霊感、霊能商法である。

田川氏の論文は、一部のインテリに向けたものであり、下々の、騙される大衆には、効果が無い。

要するに、思考力が、非常に低く、知能のレベルも、低い故に、考えることが出来ないのである。
信じていれば、楽だから、信じるというのが、精々である。

すべてを、神に任せないさい。
髪の毛一本も、人間はどうすることも出来ない存在です。しかし、イエス様は、云々かんぬんと、勝手放題を言うのである。それに騙される者。

後々で、キリスト教全般に渡って、徹底的に、書くが、兎に角、カトリック、プロテスタント、聖書主義、新宗教等々、まあ、あれ程、勝手なことをよく、言うと思うのである。
その、聖書自体に、作為があり、イエスの言葉ではないと知ったら、どうするのだろうか。
しかし、大丈夫。
信じる者は、確実に、騙されるのである。

私は、実に、信仰深い者であるが、神仏は、妄想であることを、知っている。
神仏のみに、信仰という姿勢があるかといえば、全く違う。

神仏を信じて、騙されることが、信仰ではない。

信仰とは、生命への畏敬であり、それは、自然への、畏敬であり、全人的なものへの、畏敬である。

追々と書くことにする。

posted by 天山 at 00:00| 神仏は妄想である。第1弾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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